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DVD/ビデオ 589344 (334)



トリコロール/赤の愛
販売元: ショウゲート

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 運命の不可避性とロマンティシズム双方を内包した良作でした。そして、綺麗な女の子の髪を濡らしたい、そんな情念に駆られる映画です。

 モデルもやってる女子学生ヴァレンティーヌが一匹の犬を轢いてしまったことから始まる、盗聴を楽しむ偏屈じじいジョセフとの対話が物語の軸となっています。ジョセフはかつて判事をやっており、人を裁くということに激しい懐疑を持っています。そんなじじいですが、ヴァレンティーヌの「博愛」(=フランス国旗の「赤」)に、段々心が解きほぐされていきます。「赤の愛」と言いつつ、この物語には燃え盛るような情愛はありません。これは興味深いことです。

 その一方でジョセフの青年時代の生き写しのようなオーギュストの物語も展開されます。そして長回しによってヴァレンティーヌとオーギュストが街ですれ違うショットが度々挿入され、2人が同じ空間に生きていることが繰り返し明示されるのです。
 キェシロフスキはこの作品において、通常重なることのない時代と時代を並行させ、同時に混在させるという驚くべき手法を用いているんですね。よって老人ジョセフは未来からやって来たオーギュストであると考えるのが自然だったりするんです。そんな、荒唐無稽なファンタジーに身をやつしかねない物語に説得力を与えているのは、運命の持つ不可避性です。

 ラストシーンを「こじつけだこの野郎」と言う人の気持ちも分かりますが、それ以前にこの物語は「こじつけ」の連続です。ただ、それがご都合主義じゃなく、あくまで厳然たる運命至上主義に貫かれているから味わい深いのです。




恋する2000マイル
販売元: ポニーキャニオン

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トゥルー・ロマンス
販売元: 東芝デジタルフロンティア

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「なんて・・・ロマンティックなの!」

とにかくアラバマ役のP・アークエットがキュート!
タランティーノの理想を詰め込んだだけあって、
カンフー映画にのめり込むボンクラ青年を気に入る
イタイ設定ですが、この際それはモウマンタイ(笑)
のちに「電車男」がリメイクしたのも頷けます嘘です。

しかしいっそのことタラちゃんも最初から
「これはオイラが実際に体験した“トゥルー・○ァック!
・ストーリー”なんだぜ!」
てことにしてればよかったのに。

だって当初のタラちゃんの構想では、主人公が死んじゃう
アンハッピーエンドだったって言うんだから危ない危ない!
監督が無理やりハッピーエンドに変えてくれたとのことで、
今回は監督の英断に感謝。




好きと言えなくて
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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昔、ミポリン主演のドラマで「素敵な片思い」ってあったんですけど、それに近い設定のストーリーです。主人公のジャニーン・ガラファロって、アメリカでは有名なコメディアンだそうです。設定では知的なブスということになっていますが、私には十分魅力的に見えました。ユマ・サーマンはこういうキュートな役も似合いますね。キューピッド役の大型犬がまるでオッサンみたいで、いい味出してます。




好きと言えなくて
販売元: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

初めてこの映画を観たのは民放テレビの深夜映画でした。それからDVDを探し続け、サントラも探し続けようやく2つとも手に入れることができました。

それほどまでに気に入った理由は主役?のユマ・サーマン(何度観てもユマ・サーマンが主役だとは思えないが・・・)よりジャニーン・ガラファロ演じる獣医のアビーがとてもキュートなことと少し繊細な写真家をベン・チャップリン(サンドラブロック共演の完全犯罪クラブやニコール・キッドマン共演のバースデーなどに出演)が今の時代珍しい純粋な好青年を演じているところです。

あらすじはどのベースも三角関係と表現されていますが実のところこの表現は合わない気がします。特にユマ・サーマン演じる3流モデルは男なら誰でもいい、いないと恥ずかしいし自分がすさむからなどと言う安易な理由で男をアクセサリー感覚に捉えている姿は非常にむかつく「脳みそ頂戴女」と、頭がよく知性もあるアビーが三角関係に至るだろうかという疑問があるからです。実際、映画の中でも三角関係の表現は非常にあいまいで微妙です。

全ての発端はアビーの見かけが決して悪いわけではないのに美に対する誤った考えがトラブルを大きくする健気な映画です。

お金がかかっていない映画で洋服もファッショナブルではありませんがそこがまたリアルで風景もとても美しい。
何度観ても飽きずに観た後は清清しい気持ちにさせてくれる秀作だと思います。




好きと言えなくて
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

主演はジャニーン・ガロファロ、ユマ・サーマン、ベン・チャップリン。
うーん、確かに大ヒットは難しい俳優陣ですが
一見の価値はあります。

女性人二人に挟まれる、おいしい役のベン・チャップリンですが
個人的にはそんなにステキか?と疑問を持ちながら見進めていました。
が、海辺をデートで歩くシーンで
すばらしい、一言を言ってくれます。
それで、すべてを許しました(笑)
友人に「良いセリフよね〜」と同意を求めるても
余り色よい返事ではなかったんですが
私的には間違いなくベスト5に入るステキ台詞です!

主役のジャニーン・ガロファロも容姿にコンプレックスを持つ女性を
演じるには間違いない、安定感のある女優さんで
キャラクターの設定的にも好感は大、ですが
美人だけど男運のないモデルを演じるユマ・サーマンも
いやみがなく、感じが良いです。




好きと言えなくて
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ジェニファー・ラヴ・ヒューイットのtrue love
販売元: AMGエンタテインメント

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内容は普通のラブコメですが、ジャニファーの変身っぷりは必見です♪




ルトガー・ハウアー 危険な愛
販売元: エスピーオー

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 他のレビューでも書いている通り、この映画にはグロテスクなものがこれでもかと詰め込まれています。でもそれらのイメージは、劇中でルトガー・ハウアーも言ってる様に、皆が認めたくない「醜い真実」の象徴なのだと思いました。
そして、夕陽と海などいくつかのシーンは、まるで絵画の様に美しく、それらを交互に見せる手法に不思議な感動を感じました(BGMもシンプルですがとても良い曲ばかりで、各シーンの感動を引き立たせていました)。デジャヴを感じるシーンも結構あります。
 主人公カップルは、(バーホーベン映画の登場人物らしく)時に自分勝手に行動している様にも見え(もちろんその他の取り巻きの人々もそうですが)、いくつか生理的な嫌悪や恐怖を感じさせる場面もあります。
でもだからこそ、異常な愛を見せるハウアー(劇中でストーカーやレイプまでしてます)にも、その愛にリアリティを感じて感情移入できるのではないでしょうか?介抱した海鳥を放ってやる時の彼の孤独な悲しい表情を、私は忘れられません。




ターンレフト・ターンライト 特別版
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ

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見終わった後、都会の群集がいとおしくなります。台北で、東京で、いえ世界中の都市で・・・誰もが誰かを求めて一生懸命生きているような気がしてきます。
じれったい2人が、それぞれすれ違ってしまった恋人を必死に探しながらも、自分の人生を着実に歩いている。
オーディションで真摯に演奏する金城武、今まで仕事としては評価してもらえなかった訳詩を心をこめて暗唱するジジ。美しいです。
でも、これは私でもあり、あなたでもある、普遍的な姿なんですよね。
ゆったりした時間の流れや俳優たちの名演もあいまって、温かい気持ちになれます。
(レストラン主人は何とラム・シュー!やはり味わい深い役をもらっているなぁ)

それと実は、監督がジョニー・トーであることと、賛否両論あるラストが気になって見たのですが、すごく納得しました。
製作年は2002年、台湾大地震の3年後です。
あの地震では2000人以上の方が亡くなり、8000人以上の方が負傷されました。
地震の直後にこのラストでは悪趣味ですが、3年後というのがポイントですね。
身内を失った悲しみは忘れないでしょうけれど、人々が立ち上がって前に進もうとしていた時ではないでしょうか。
この映画の地震も、それがもたらすハッピーエンドも、全ておとぎ話の世界に昇華したかったんじゃないでしょうか。
トー監督は香港人ですが、「マッスルモンク」みたいな深い映画を撮るし、「イエスタデイ・ワンス・モア」「ダイエット・ラブ」みたいな優しい愛情も描ける人だから、きっと台湾の人たちを励ましたかったのだと思います。

それから、トー監督は愛情をさりげなく描くのがやっぱりうまい!
「マッスルモンク」の夜の手つなぎ散歩とか、「マッド探偵」の奥さんの幻影を実体あるものとして扱ってあげてたこととか、「柔道龍虎房」のハイヒールを直してあげる場面とか・・・。
そんな心に沁みる優しい場面が、この映画では<これでもか>っていうくらい次々見られます。
それからそれから、トー監督の映像はやっぱり凝ってますね〜。

脱線してしまいましたが、見た人をみんな幸せにしたい、そんな思いがこもった映画だと思いました。



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