戻る

前ページ   次ページ

DVD/ビデオ 76202051 (190)



立川談志 古典落語特選 5
販売元: ポニーキャニオン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「子ほめ」は前座話で、隠居さんにただで酒を飲ませてもらう方法を伝授され、まず、道端であった番頭さんに取り巻く「どう見ての厄そこそこ」が通じず、相手を怒らせてしまい、子供の生まれたばかりの友達のところで、子供をほめようとして失敗する・・・・
 家元は、まず、落語論をしばらく話した後、「アドリブでやってみるか」と子ほめに入る。「事実の部分的拡大」などのおよそ落語らしくないくすぐりは、「まくらはいらない」といいながら、前段の落語論で仕込んであったと見た。そこから先が、「アドリブ」のためか、はちゃめちゃである。隠居に教わっていない(他の噺家なら必ず入れるもの)ほめ方を使ったり、「厄そこそこ」の相手を省略したり・・・・これは、本当にアドリブだったのだろうか?どうも、最初から、この日の観客は、ある程度落語を知ってる人だという前提で、みんなが知ってる部分を省略して、あとで使ったりしてるのだろう。そして最後の家元独特の下げに入る。なんとも、過去の噺家の伝承をひっくり返す演出である。

 古今亭志ん生、桂文楽、三遊亭円生の昭和の名人の出囃子を並べて登場して始めるのが、師匠小さんの十八番「粗忽長屋」。一時「主観長屋」と題して演じていたが、小さん師匠が熊さんに語る「死んでる心持は分からない」といったあたりの「説得」部分を行き倒れの世話をしている人に延々と説明し、なんとなく死体を本人が取りに来るのではなかろうかと思わせておいてしまうという演出は、今まで誰もやったことのないもので、不可思議な世界が出来上がってしまう。
 そうなると、熊さんを「お前は死んだんだ」という説得部分は簡単に片付くから一気呵成に生きてる熊さんと「死んでる熊さん」のご対面になって、あの有名な下げになる。

 この第5巻の二つの噺は、師匠小さんの十八番であった。それを、一度完全にばらばらにしてエッセンスを取り出し、独自の解釈で無理なく別の噺のように組み立てなおしてしまったのは凄いことだと思う。

 小さん師匠のCDと聴き比べると本当に面白いと思う。

 新しい世界が出来上がったことを実感する。

   2005年11月23日 記す。





立川談志 古典落語特選 DVD-BOX
販売元: ポニーキャニオン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

落語はあまり熱心に見たことがなかったのですが、池袋の芸術劇場で体験したこの方の噺には引き込まれました。今ではDVDを新幹線での出張時にノートPCで見るのが楽しみです。生き様の迫力というか、見た後は自分に乗り移ってしまうような感覚です。




立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ'94~'95 DVD-BOX
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

第一期に続いて
いよいよ第二期の発売
ビデオを見た事がない、又この当時の高座を生で見た事がない
私にとっては凄く愛おしい作品になると思います






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第十巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第十一巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第十二巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第七巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第八巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ’94~’95 第九巻
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






立川談志 ひとり会 落語ライブ '92~'93 DVD-BOX 第一期
販売元: 竹書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

落語なんざぁ聞いた事もございませんし、何の知識も有りはしなかった。そんな私はいつの間にか「立川談志」という人物に惹かれDVDを買うに至った。非常に滑稽に思われるかもしれませんが、私は落語家に対して良い印象は持ち合わせてはいなかった。落語家なんぞ笑点にて出演する、年寄りばかりに媚びを売り、少しばかり捻ったくだらない言葉遊びを披露し、生計をたてるしがない芸人程度にしか考えていなく、侮蔑を幼年の頃からしていたのを覚えている。

だがはっきりと断言しよう、私は間違っていた。

日本にこんなにも魅了させられてしまう芸事が、世相の思う「お笑い」とは完全に隔離されている境地の発見を、もはや私は談志落語に陶酔するほかに選択肢は残されてはいなかった。慣れるのには時間がかかると存じ上げます。話し方に癖はあり、話の段取り、言葉遣い、私のような十代半ばの人間には落語の楽しみをを見いだすのに時間は人一倍掛かかりましたが、この落語家のDVDを買って後悔した事はございませんでした。十代のみならずどんな世代の人間でも見るべきでしょう。落語という芸事は難しい、だがどんな芸事に触れるにしても端的に理解できるもの何ぞろくなものはございませんでしょう。ある種のエリート意識の様なものが談志落語には有ります。大衆演劇でありながら厳選される「人」としてのセンス、我々自身が試されているような心持ちに陥れられます。感動だけじゃない、日本の土地に生まれ、言葉に親しむのであればこその特権が落語の中で生かされるでしょう。誇張しずぎなのかもしれない、あまりにも妄信的であろうと想起する、物事に無頓着に陶酔する人間なんぞ、そんな人間を生む根源なんぞ、たいがいは危険きわまりないと称される。だがそれでいいのだ、談志落語は危険である、これを聞いたらまともにほかの落語家なんて聞いちゃぁいられなくなるのだから。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ