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DVD/ビデオ 775858 (110)



真昼の決闘
販売元: オルスタックピクチャーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 時間軸を操る映画を色々調べてたらこの傑作に行き着きました。よくクリント・イーストウッドが『許されざる者』で西部劇を終わらせたとか聞きますけど、この1952年に作られた異質の西部劇によって、西部劇は一度終わってる気がします。 

 まず、この作品が何故画期的なのかというと、上映時間(現実時間)に物語時間を一致をさせたリアルタイムドラマの形式を採っているからです。まさに『24』の先駆けのような作品です。
 物語は午前10時半あたりに始まります。ゲイリー・クーパー扮する元保安官ケーンは結婚し、町を出るところでした。が、昔ケーンが苦労して捕まえたこの町の無法者ミラーが何故か釈放され、正午着の電車で戻ってくると言うのです。一度は逃げるケーンでしたが、また町を凶悪な無法者に明け渡すことなどできず、戻って仲間を集めて対決しようと考えます。
 つまり、敵が到着する正午までのタイムリミットをリアルタイムで描いた物語ということになります。監督のフレッド・ジンネマンはどのセットにも掛時計によってこちらが常に時間を把握できるようにし、ドラマが現実と同時進行していることをしつこいくらいに明示します。

 しかしながら、ケーンに賛同する仲間は現れません。民衆にこの町を守るために命を投げ出す「公の精神」はなく、自分たちの利害でしか物を言いません。ヒーローなくせに尊敬されてないというか、ヒーローの威光が全く届きません。こちらにも彼の焦燥がヒリヒリと伝わってきます。

 なるほど、これは赤狩りに対する民衆の反応への痛烈な批判を西部劇に落とし込んだ作品、というのがしっくりと来ます。ケーンが命懸けで守ろうとしているものが何かを理解できず、「私情」と言い放つ民衆、「出てけ」と言い放つ民衆、黙っている民衆、自分に不利と分かるや闘うことを止める民衆。
 何も、長いものに巻かれる民衆の愚かさは現在も不変の原理です。「テロとの戦い」に民衆は同調してイラクに戦争しかけました。案の定ブッシュは占領統治を甘く見て失敗しました。
 私たち民衆ってのは本当に馬鹿です。テレビや新聞で政治や社会のこととかを分かったふりをし、政治家や官僚を馬鹿にしたりしてますが、実は上手いこと操られてることを何も分かっちゃいない。

 そんな無常感溢れるラストシーンが、痛く胸を打ちました。




ヒストリー・オブ・バイオレンス(廉価版)【期間限定出荷】
販売元: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)

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 過去の暴力にまみれた人生を捨てて再出発した主人公が再び暴力の世界に戻されてしまうというクローネンバーグにしてはストレートでひねりのないストーリーだが、なかなかの傑作。
 オープニングの2人組のモーテルの場面の長廻しから思わず引き込まれてしまう。クローネンバーグ特有のグロテスクな顔面破壊やちょっとエロチックな描写も健在ですが、暴力が主題の割にはいつもほどはくどく感じないところがよかった。主人公が過去から決別した理由は最後まではっきりと語られていないが、だからこそラスト・シーンの不安定な余韻が生きる。全ての過去の決着はついたが、妻も息子もすでに暴力の世界にいた主人公を知ってしまっているし、息子も暴力に目覚めて、妻が階段での荒々しいセックスを受け入れてしまった以上、このまま平和な家族を皆で演じるていくのか?それとも過去が明らかになった主人公を拒絶するのか?
 名作「ゴッドファーザー」に主人公たちは、暗黒の組織に身を置いてビジネスとしての殺人は容赦なく行いながら、厚かましいほど家族愛に満ちていたが、やはり嘘臭い感じがしないでもない。本作の方が主人公が過去の暴力の世界と現在の家族との関係の間で悩む姿をリアルに描けていると思う。(主人公が暴力の世界から遠ざかってから長いわりにはあまりに強すぎるが)
 主人公の妻役のマリア・ベロは「パイバック」「サンキュー・スモーキング」「ワールド・トレード・センター」と最近話題作への出演が続いている注目の女優さんですが、この映画ではベッド・シーンも含めて頑張っています。ヴィゴ・モーテンセンとエド・ハリスは相変わらずの存在感です。ただウィリアム・ハートのアカデミー賞のノミネートは「こんな役なのによくがんばった」という同情票のような気もします。




ヒッチコック・コレクションBOX I
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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アルフレッド・ヒッチコック。
その監督した映画の魅力もさることながら
殆ど全ての映画に自らもチョコチョコと出演していると言う「お遊び」もこの監督の特色である。
アクの強い作品もあるが、一度見てみるの良い。
今の映画とは違った何かを感じ取ることができるだろう。
今のようにCG満載と言うわけではないが、

事実、彼に影響を受けた映画人は多いのだから。




ヒッチコック・コレクションI
販売元: ビクターエンタテインメント

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ヒッチコック作品はすでに何作かDVD化されてはいましたが 「裏窓」など 円熟期の人気作品がまだ発売されていませんでした。「裏窓」について言えば LDでは実現できまかった画面サイズがはじめてテレビサイズではない ワイドサイズでみることができるようになります。




ヒッチコック・コレクションBOX II
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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とにかく凄い!
CGなんか使わなくても、ここまで出来るんだと、感心させられます。
ストーリーの上手さ、カメラワークの上手さ、照明の使い方……。
どれをとっても丁寧で緻密で、今でも使える秘策が盛りだくさん。
最高です。
ゆっくりヒッチコックを探すことも出来ますよ。




ヒッチャー2 心臓“完全”停止 (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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ヒッチャーII 心臓“完全”停止 (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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ヒッチャーII 心臓“完全”停止(ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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ヒッチャー
販売元: パイオニアLDC

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いよいよリメイク版が1月20日から全米で公開されますがこの名作にどれだけ迫れているでしょうか?マイケルベイプロデユースの過去のリメイク作はテキサスチェ−ンソーや悪魔の棲む家などどれも及第点でしたが今回の肝はショーンビーンにあるでしょう。ルトガーハウアーの代表作ともいえるこの役をどれだけ再現できるか?写真を見る限りでは期待できそうですが。




ヒッチャー (1985) (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾)
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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まんまスピルバーグの「激突」ですね あれは見えない恐怖でしたがこちら側は見える恐怖
舞台もやはり「激突」に似ていて ヒッチハイクした男が次々と車を乗っ取り主人公を追って
行くところが良いですね ただ途中で警察に尋問されたりするので そこら辺はちょっと
タルかったんですけど 演出が凝っておりなかなか楽しみがいある作品です。
ラストシーンも迫力あります 夕暮れのシーンまで「激突」から引用するのはどうかと思いましたが
成功作だと思いました。


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