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和書 兵器・戦闘機 (76)



萌えよ!戦車学校―戦車のすべてを萌え燃えレクチャー!
販売元: イカロス出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「化学戦学校」、「核兵器学校」、「思想教化学校」、「情報戦学校」なんて、どうだろうか? それぞれ「生物兵器の使い方」、「被爆の実態」、「人格改造の方法論」、「尾行と盗聴」などを「萌えイラスト」で紹介していくのだ。もうベストセラー間違いなしだ(企画書出してやろうかな?)。
……真面目にやれとは言わない。どうせふざけるのなら、ここまで極めていただきたい。

中途半端に真面目な内容なら必要ない=萌えイラストのない入門書でも十分だ(というか、本書を理解できる人は、普通の入門書でも理解できる能力があるのではないか?)。
では、なぜ「萌えイラストが必要か」といえば、「必要とする読者がいるから必要!」という循環論法になってしまう。故に萌えイラストに興味のない人間には、「内容が正しい、間違い」「いい悪い」、「おもしろい、つまらない」以前の「理解不可能」、「評価不能」の本に過ぎなくなるんだけどさ。
つまるところ、本書のひどさ以上に、良質な軍事入門書がないことが深刻な問題なのかもね(「萌えなしver」を出した後、「萌えありver」を出すという手もあったのでは?)。

とりあえず著者=編集者、楽しめる読者の権利は認めるとしよう。
しかし熱心に勤務をなさっている自衛隊員の方々(知人の現役佐官の目が「テン」になってました)、チョー硬派の軍事オタ、真面目一筋の研究者、萌えイラストは好きでもこのような本に入れて欲しくない人、過激な反戦運動家、フツーのサラリーマンや子供連れの若いお母さん、外国人……たちがこの本を手にしたとき、どんな反応をするかを考えたことがあります?
楽しめる自分たちは「おふざけ」で済むかも知れないけど、必ずしもそう受け取ってくれない人だっている=別にその人たちの頭が悪いわけでもなければ、シャレがわからないほど固いわけでもない。当惑するほうが「まとも」であり、絶対的大多数だと思うね。
残念ながらこの本の主旨に理解をしめせるほうが少数なのに、多数の「楽しめない人たちへの配慮」ってものがまったく感じられない(相手の立場を想像できない人を、真性の「困ったちゃん」というのでは?)。
つまり最大の問題は、作り手、読者の意識が、楽しめない人のことを考えなくてもいい=内輪受けで許される「同人誌」止まりということなのだ。書籍コードを貰ってるんだから、最低限の社会的責任ってものがあるんだけどねぇ……それを果たそうとする気持ちが見えてこないから、つまらない=多くの人の賛同を得られないんだよ。
そのくせ読者たちのレビューを読むと、なんとも態度がデカイ(「理解できるオレは軍事知識があるとともに、シャレもわかる」というエリート意識ぷんぷん)……これって何も具体的な手を打とうともせずに「平和、平和」と叫んでいる人たちとよく似ている=どっちも立派な「平和ボケ」なんだけどさ。

ともかく、今後ここの出版社の本は手に取ることはないだろう。出す出さない以前に、なかで止めるのがまともな会社では?
また本書の著者、関連の本を出している人間の本も、同様である。他社では真面目な原稿を書いているらしいが、こんな仕事を引き受ける人間の書くものなんて、まったく信憑性が感じられないよ。
それに本書を評価できる人とは、お友達にはなりたくないなぁ。読む、楽しむ権利は何人たりとて奪えないけど、この種の本を「面白い」、「意義がある」と高言するのは、フツーの感性の持ち主なら、少しは抵抗というか、恥じらい、てらいを感じるでしょうが……。

付記 完成度云々は別にして、この種の本は、有明のコミックマーケットで売るべき「裏」の(一般の人の目につかない=社会的責任を伴わない)本=書店に並べる「表」の(一般の人の目につく=責任を伴う)本じゃない。
だからいまも「裏」のままでいてくれれば、お互い接点がないまま、共生できたはずなんだけどねぇ(タメイキ




有人ロケット戦闘機 秋水―海軍第312航空隊秋水隊写真史
販売元: 大日本絵画

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

戦争に使われたものは兎角排斥されがちですが
ドイツの作ったロケット推進器、それを数ヶ月の
わずかな期間で複製を作り上げた当時の技術者達の
想いが伝わってくる資料です。
付属のCGムービーがDVDでついているのも、当時の技術
者たちが思い描いた風景を再現した、という意味で◎でしょう。




陸軍カ号観測機―幻のオートジャイロ開発物語
販売元: 光人社

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大戦期に日本で開発された航空機の中でも珍品中の珍品、オートジャイロ「カ号」の歴史を掘り起こした労作です。著者は航空機模型作りを専門としておられる方のようですが、記述の随所に技術に対する畏敬の念を読み取ることができます。やや記述が冗長な感じがしないでもありませんが、手探りで幻のカ号に辿り着くプロセスを追っている以上、このような文章になってしまうのも仕方ないのでしょう。巻末に収録されている米国の博物館所蔵の図面類なども大変貴重なものです。




ルフトバッフェ ドイツ空軍エースガイド―撃墜王の横顔
販売元: 新紀元社

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ルポ軍需産業
販売元: 朝日新聞社

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零式艦上戦闘機図面集
販売元: 原書房

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ゼロ戦の名で有名な旧海軍の零式艦上戦闘機の実機製造図面を編集して出版したもの。機体構造の細部や操縦系統の構成などを正確に理解することができる貴重な資料です。こだわり派のモデラーの方から航空技術史に関心を持つ本職のエンジニアまで、本格派にお勧めしたい好著です。




歴史に見る火器開発裏面史
販売元: かや書房

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連合艦隊艦船ガイド 1872~1945
販売元: 新紀元社

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聯合艦隊軍艦銘銘伝―全860余隻の栄光と悲劇
販売元: 光人社

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副題にあるとおり、約860隻の日本の艦艇の艦名について、その由来ごとに分類して記載しています。単なる艦名一覧というわけでなく、各艦の略歴もなかなか良く纏まっています。起工日、進水日、竣工日など知りたいときなどにも意外と役立ちます(全て網羅されているわけではないですが)。予定艦名や候補艦名についての情報も非常に興味深いものであり、日本の艦艇に興味を持つ者にとっては必携と言えるかもしれません。
一つだけ残念なのは、聯合艦隊に所属しなかった艦や自衛艦についても扱っているにも関わらず「聯合艦隊軍艦銘銘伝」というタイトルになっている点です。出版社には、こういったところまで気を配って欲しいものです。




「大図解」第二次世界大戦の秘密特殊兵器―必勝を期して開発された兵器の数々
販売元: グリーンアロー出版社

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