1995年7月
今回の旅行は、両親を招待してそのガイド役として一緒にまわるというもので、両親は私とは別の場所に住んでいるので、新千歳空港で待ち合わせた。 私が先に来て待っていると、両親が関空から到着した。 新千歳空港内のレストランで食事をしてしばらく休んでから、 まず、小樽に行って、小樽運河、石原裕次郎記念館とまわって、札幌まで戻り、藻岩山で夜景を見て、その日は札幌に泊まった。
次の日、JRの特急「田園休暇フラノ」号で、富良野経由で中富良野に向かった。 中富良野の近くにはファーム富田がある（当時は中富良野より近い駅のラベンダー畑駅はなかった）。 車両はハイデッガで窓の大きい完全に観光用のもの、乗客もほとんどが観光客で、 車掌の案内も「左に見えます畑は...」という感じでバス・ガイドのようになっていた。 中富良野に着いてタクシーでファーム富田に行くと、非常に美しい光景が広がっていた。
見てまわっていると、面白いものが目に入った。
これなら時間をかけてここまで来た価値が充分あると思った。
富良野メロンの販売もされていたので、両親は、お中元用に買って配達の手続きをした。
ラベンダー畑を充分に楽しむと、富良野(市街地)に戻り、昼食をとってから、新得経由で、釧路に向かった。 因みに、乗車券は、小樽から富良野、釧路経由で摩周まで通しで買い、富良野−中富良野の往復の切符を別に買ってつないだ。 通しで買ったのは、途中で２分割するより割安になるからだ（遠距離逓減性）。 通しで買って大丈夫な理由は、101km以上の乗車券（ただし近郊区間内同士以外）は、途中で外に出て用事を済ますことができるからだ。 この制度はたいへん使える。
新得までは、現地の人が普段使っている列車だったので、観光客は私と両親だけだった。 新得からは特急列車で、軽快に走り続けた。釧路も近くなった頃、突然、急停車した。放送によると鹿にぶつかったらしい。 鹿だなんて如何にも北海道らしい。あまり待たされずにすぐに発車し、釧路にはほぼ定刻に着いた。 その日は釧路に泊まり、次の日、摩周湖に行くことになっている。
国内旅行 旅行記 摩周湖 に続く
