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和書 航空工学・宇宙工学 (31)



鳥と飛行機どこがちがうか―飛行の科学入門
販売元: 草思社

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昆虫からジェット旅客機まで、空を飛ぶものを色々な角度から解説した本。米国マサチューセッツ工科大学で教鞭を取っていた人が書いた名著の翻訳です。しかし、翻訳のあちこちに難があり、原著の素晴らしさを半減させています。そもそも、タイトルからして原著は"The Simple Science of Flight"となっており「昆虫だって鳥だって飛行機だって、同じ原理に基づいて分析できるんだ。だから航空学科の学生が生物の飛行を学ぶことには意義がある」という意味なのに「どこがちがうか」と訳されてしまっては・・・出版社の意図としては、航空学を専門としていない人に読んでもらおうとしているのでしょうが、本書の真価を理解できるのは、やはり航空系の大学を卒業した人ではないかと思います。簡単な記述に中に込められた深い洞察が光る本です。




中島飛行機物語―ある航空技師の記録
販売元: 光人社

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日中宇宙戦争 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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 国際宇宙連盟会長を務めた五代氏と科学ジャーナリストの中野氏が、宇宙船開発の話題を使いつつ、国家と科学技術の問題について述べた一冊。
 2003年に初の有人宇宙飛行を成功させた中国。今更のようにも思える「中国人を宇宙に」という計画が行われた理由は何なのか。そして中国の現在の宇宙船の技術はどの程度なのか。アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、日本との比較が行われつつ、世界の宇宙船事情が簡単にわかるようになっている。
 日本のロケット技術はきわめて高いにも関わらず、政府の明確な方針が存在しないため、いま一歩の進歩が止められている。中国の技術は低く、日本の足元にも及ばないくらいなのに、国威発揚の目的で目に見える成果が求められている。著者はどちらの在り方も否定している。科学技術は国家主導のもと、明確な目的を持って進歩していかなければならないとするのである。
 明瞭な論旨であり、そのとおりであろう。しかし現在の日本では実現は困難と思われる。長年ロケット開発に携わりながらも、思うような仕事をさせてもらえなかった五代氏の恨み節のような側面が感じられる。行政、政治家への苦言が頻出するのも、苦汁をなめさせられてきたからに違いない。




日本の宇宙開発 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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現在すでにビジネスとして様々な形で動いていた日本における宇宙開発を、技術論と国際的駆け引きの両輪をもってとらえる名著です。

一般に報道されているほど日本の宇宙関連技術は遅れているわけではなく、独自の道を歩むことで分野によっては世界トップレベルに達している一方で、冷戦下の取り決めとアメリカによる拘束でその技術が十分にビジネスの場で発揮できないという、第1章の内容はとりわけ関心をひくことでしょう。ここだけでも読む価値は十分にあります。加えて海外から非難されるロケット技術の弾道ミサイル転用、国内で論議された情報収集衛星などよく批判の声があがる問題についても、キチンと解説することでその誤解を解決しています。

また独自開発と国際協調のジレンマ、すなわち第5章!の国際宇宙ステーション計画の経緯が様々な利益不利益の思惑から成立しているという面白い記述でも、技術関連を知らぬ政治記者が書き散らすようにただジャーナリスティックな国際的駆け引きを強調するだけではなく、きちんとした技術論に立脚した上で議論を進めていく著者の信頼性が確認できるでしょう。




日本宇宙開発物語―国産衛星にかけた先駆者たちの夢
販売元: 三田出版会

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 本書の第1章から第6章までは、1955年(昭和30年)のペンシルロケットの実験(歴史のおさらい的で簡単な解説ですが)から平成3年までの日本の宇宙開発の歴史が、衛星計画に深く関係し、宇宙開発委員となってさまざまな意思決定の場にいた著者だから書けると思われる内容を含みながら、解説されていきます。フォン・ブラウン博士が来日された際に著者が聞いたとして紹介される "ベター イズ エネミー オブ グッド"(原文のまま)という言葉(全体システムを考えないで部分的によくした場合、悪影響を生じる場合があるという意味)は、納得させられるものです。また、米国からのスーパー301条への抵触という提起に対して、日本の宇宙開発に影響を与えることとなった1990年の政治決着について抑えた調子で書かれていますが、読んでいて文章の端々に理不尽さに対する憤りが伝わってくるような感じをうけました。
 第7章、第8章は宇宙開発の今後に対するもので、日本の宇宙組織はJAXAに一本化されましたが、現在も継続する内容といえます。
 日本の宇宙開発の歴史を学ぶ上で必ず読んでおきたい本です。




日本企業はNASAの危機管理に学べ!
販売元: ニッポン放送プロジェクト

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NASAがいかにして巨大システム・巨大プロジェクトを運行していくための工夫をしているか?
大規模システムの運用管理を考えるエンジニア、実際に運行管理を行っている担当者は必読。
自分の抱えているシステム・プロジェクトや、よってたつ企業の組織と比較すると、今後自分が何をしなければいけないか、参考になると思う。

また、NASAのスペースシャトル・アポロ計画・国際宇宙ステーションの裏話が、作者の経験に基づいて生き生きと描かれている。
他の方のレビューにもあったが、ワープロで作られた原稿があまり厳しい校正を受けておらず、日本語が変な部分がある。危機管理の本としては、その辺は早めに直されたらいかがか?
第二版あたりから買うのも手か。




日本グライダー史
販売元: 海鳥社

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日本の戦前と戦後の滑空界について書かれた本書は、その王道を歩んで来た、佐藤博九州大学教授の手になるもので、自信「九帝型」グライダーの設計者である氏ならではの、時代証言と言える。戦前の滑空界の関係者の多くが物故された現在においては貴重な一冊だ。また地方出版社が地の利をいかしてのこのような大冊をものにしたことも「あっぱれ」と言えよう。




日本と世界の宇宙ロケットと衛星カタログ
販売元: 成美堂出版

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日本の宇宙開発への直言
販売元: 東京図書出版会

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日本の航空技術はここまできた (読売科学選書)
販売元: 読売新聞社

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