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和書 1093102 (125)



夫が多すぎて (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 小説家に本格的に転進する前のモームの作品。『サミング・アップ』に詳しいが、彼は第一次大戦前には劇作家として名を成していた。話し言葉の上手さには定評があり、そしてその常に「オチ」をつけようとする態度が観客に受けたため、彼の劇の大半は当たったらしい。
 そんなわけでこの作品は喜劇である。夫が戦死したと伝えられていた妻に夫の友人が求婚する。妻がそれを受けようとしていたときに、まさかの夫の帰還。
 バルザック『シャベール大佐』などのように概ねこのような展開は悲劇を生むのだが、そこはモーム。終始明るいノリで、物語には悲劇性の欠片もない。ずるがしこい妻の描き方もいい。
 結末も笑える上にどこかほのぼのとしていて、モームの「まあ、そう気を張らずに生きてけよ」というメッセージが伝わってくる。
 ひどい展開の悲劇も文学。これもまた文学。




完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。




完訳 グリム童話集〈2〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。




完訳 グリム童話集〈3〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。




完訳 グリム童話集〈4〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。




完訳 グリム童話集〈5〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。




黒人のたましい (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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心理学〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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大著「心理学原理」の縮刷版とのこと。心理学に一区切り付けた後、哲学へ進み、事実上のプラグマティズムの領袖となったジェームズだが、読んでみると、予想通り、著者の哲学関係の書籍以上に、スリリングな「哲学」的な内容を含む。上巻では、視覚、聴覚、触覚、脳など純生物、生理的な側面からの実験心理学の成果の説明から、「意識の流れ」「習慣」「自我」など、心理学の枠を大きく飛び越え、哲学思想に関する領域に健筆を振う。心理学の門外漢には、意識の流れ以降の叙述が興味深く、西田、プラグマティズム、そして漱石にも影響したと思われる叙述がスリリングだ。「自我」においては、ミードのIとmeの原型に近いアイデアが出てくる。より広範な概念として登場するのが興味深い。たとえ話や事例が、なかなか野暮ったく面白いし、著者の人物観や人生観が垣間見られて「学」とは別の興味がわく。後年ラッセルに、ビジネスマンのような哲学だ、と揶揄される根拠がここにあるが、自分はむしろそういう点が面白かった。「自尊心」が「願望」に対する「成功」の比率だ、とする等式は、笑った。すると売上達成率とは自尊心かと思うと愉快だが、願望に該当するのが押し付けの販売目標値だと思うと、苦笑いに変わる。なかなか人生を楽しくしてくれる。著者は古典哲学への造詣も深く、ヘーゲルには批判的だが、第3者的には、フィヒテ、ヘーゲルにとてもよく似ているところがあると思う。翻訳も明快で名訳。不案内な心理学の叙述も一般教養課程を思い出し十分楽しめた。




心理学〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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人間の絆〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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内容はもちろんおもしろかったのですが、あとがきが特に面白かったです。
作家が好む女性のタイプは、「おとなしく物分りの良い女性」とのこと。私のまわりを見ても、たしかにそうかもしれないと思いました。
人生で迷ったとき、この本を読めばいい。人生で迷う、あらゆることに対する解答が得られるのではないだろうか。


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