和書 1093102 (302)
日本人が知りたくないアメリカの本音
販売元: 徳間書店
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エマニュエル・トッド著「帝国以後」とは対照的に、「アメリカの力は相変わらず強いぞ」ということを分析している。
著者によると、アメリカの東部の新聞「ニューヨーク・タイムズ」の論調に影響されない一般のアメリカ国民層があり、ブッシュの「強いアメリカ路線」を支持している、とのこと。帯にも「昨今のブッシュ叩きを真に受けるな!」とある。
○通貨の交換レートはアメリカの軍事力・政治力が決める。市場が決めるというのは幻想である。
○ブッシュが石油を高くした。
○アメリカの国際戦略は謀略である。
日本軍の真珠湾攻撃はフランクリン・ルーズベルトの謀略だった。
リンカーンも南軍を刺激して先に手を出させた。
アメリカはインディアンと400の条約を結んだが、そのうちの399をやぶった。
○イラク問題で国連安保理は崩壊した。
4月出版のこの本で11月のブッシュ再選を予言しているので、上記のような著者の分析には重みがある。しかし、こんな横暴なアメリカの姿を目の前に突きつけられると、いい気持ちはしない。
著者の分析では、アメリカの暴走はまだ続きそうである。しかし、アメリカが世界の財を集め、代わりにドル紙幣をバラ撒いているという現状はいつまで続くのだろうか。借金が増えつづける家計は許されないが、大国アメリカなら許されるのだろうか。
先日の朝日新聞のコラムに小林慶一郎氏が「国の借金の付けはおそろしい」という歴史の教訓を書いていた。英国は1688年の名誉革命から100年の間に債務不履行を起こさなかったが、同じ100年でフランスは3度も債務不履行を起こし、これがフランス革命の内乱・恐怖政治を招いた、というのだ。(11月30日朝日新聞2面 「窓」)
著者は「アメリカはまさに『カネ余り、モノ余りの新しい世界』の幕を切って落とそうとしているのである」というのだが……。
日本占領外交の回想 (1966年)
販売元: 朝日新聞社
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これは第一級の歴史的文献です。
ぜひ復刊を希望します。
著者ウィリアム・J・シーボルトは、日本占領中、政治外交分野の米最高責任者として
活躍し、妻は日本人と英国人のハーフです。
(名前はシーボルトですが、植物学で有名なドイツ人のフィリップ・フランツ・フォン
・シーボルトとは別人です。)
評論家の意見ではなく、実際にマッカーサーと一緒に占領政策に関わっていた内部の
人間の、戦前・戦後の日本、米国の占領外交が詳しく書いています。
特に戦前の日本は「おとぎの国」だったらしく、日本人の自分もその時代に戻りたく
なってしまうような記述でした。
また東條英機をはじめ、いわゆるA級戦犯の死刑執行にも立会い、その状況も詳しく
書いています。
著者は初めから、東京裁判は間違いと思っていた事も興味深い内容です。
この文献を映画化しても面白いと思いました。
ニミッツの太平洋海戦史
販売元: 恒文社
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ニミッツの太平洋海戦史 (1962年)
販売元: 恒文社
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入門・精神遅滞と発達障害
販売元: 二瓶社
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モンゴメリ書簡集〈1〉G.B.マクミランへの手紙 (ニュー・モンゴメリー・ブックス)
販売元: 篠崎書林
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ニューヨークタイムズ―あるメディアの権力と神話
販売元: 木鐸社
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ラブラドール・リトリーバーの飼い方 (人気犬種ガイド)
販売元: 誠文堂新光社
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人魚のゆくえ―奥菜恵写真物語
販売元: 新潮社
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人間の本性―ウィニコットの講義録
販売元: 誠信書房
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