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和書 3327231 (214)



NHKスペシャル 新シルクロード 第2巻 (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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 NHKのディレクターが執筆した、「新シルクロード」取材記の第2巻。基本的な構成は第1巻と同じで、各回ごとに写真・取材記・専門家による小論が収められている。なお、当初この巻には「タクラマカン・西域のモナリザ」と「天山南路・ラピスラズリの輝き」が収録される予定だったが、テレビ放送の変更に伴って、後者の変わりに「草原の道・風の民」が第3回として収録された。
 この第2巻は第1巻と比べると、文章のクサさが抜けて、全体がかなり読みやすくなっている。大抵の部分はナレーションと同じように淡々とした語り口なのだが、その端々に撮影の裏話や番組内容の補足説明が加えられていて、それがなかなか面白い。図版も風景・人々の生活・文物などが幅広く収められ、中には番組で放映されなかったカットも使われている。
 全体としてややインパクトに欠ける部分が感じられるものの、少しの暇に目を通すにはちょうどいい。参考文献も丁寧に記されているので、この本をきっかけに興味を広げていくこともできるだろう。




NHKスペシャル 新シルクロード 第3巻 (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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 NHKスペシャル新シルクロード第3集は、第5回放送の天山南道と第6回放送の敦煌を収録。それぞれキジル石窟と敦煌莫高窟という大石窟を持ち、シルクロードの芸術・文化・歴史を探る上での貴重な発見が数多く為された場所である。
 このシリーズでは毎回、残っている遺跡そのものだけでなく、それらが造られた当時の姿や今そこに居る人たちの生活も交えて紹介しており、この巻に収められた2回では石窟で生きた人物を中心に据えている。だがテレビ放送では、現在研究中の部分について物証を交えつつも、少数の学者の意見に拠っている部分が多すぎるような感が拭えない。
 その反面、本ではもう少し多面的な検証が出来ていると思う。テレビ放送で紹介されなかった様々な文献を引いているし、その中で、中心とした説の矛盾点や疑問点も率直に指摘している。ネストリウス派をキリスト教の「異端」と表現するなど、用語の問題はいくつか指摘する部分はあるが、読み物としては十分価値がある。ちなみに、各回の後半に収められた専門家による論文は、シルクロードにおける文化伝播を解りやすく説明した名文。




NHKスペシャル 新シルクロード 第4巻 (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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NHKスペシャル 新シルクロード 第5巻 (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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何気なく手にとって、読み始めたが、カシュガルの庶民の暮らしや風俗、人情が良く書かれていて、とても参考になった。小学校にも通えず、家業のパンを朝早くから売り歩く兄弟や、長老の話。中国からの独立を望みながらも叶えられない少数民族の悲哀等等。
西安からはじまるシルクロードが実感として頭に入ってきたと言う感じがした。
写真も美しい。




NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅〈4〉大量絶滅 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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地球史上の生物大量絶滅を、世界中の著名な学者を訪ねての
取材を中心に紐解いていくところなどは、私達素人でもとても
わかり易い内容です。

特に、ビックファイブの中でも、最大のP/T境界絶滅にスポットをあて、
最後はピーター・ウォード博士の新説までたどり着くところがいい。

また、恐竜の出現や、恐竜から鳥類へ進化する過程はなるほどと思った。

過去の出来事として読んでいるうちに、確実に再び起こる大量絶滅に
人類(その時まで生きていれば)にどう立ち向かうのかがとても興味を
持ちました。






NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅〈5〉大陸大分裂 (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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非常に面白かった。今回は目の進化に焦点を当て、哺乳類から霊長類への進化の過程が語られています。我々の祖先が強者から逃げるように暮す過程で現在の視力を手に入れ、大陸移動というビッグスケールな環境変化(地球寒冷化)の中、住む場所を追われながら、厳しい環境を生き抜くために3色性色覚を獲得してきたという。一方では視界の広さを犠牲にするということになったが、それを社会性で補ってきたとのこと。そのように類人猿が獲得してきた目の機能の進化を見るだけでも、何千万年という歴史の積み重ねの末に獲得してきた事実は非常な驚きだった。白目が人間に特有ということ、またそれは争いのない平和な社会が前提であるとのこと。それは、争いごとの多い現代に生物学的な視点から「原点にもどれ」と言っているように聞こえました。




NHKスペシャル 文明の道 第5巻 モンゴル帝国 (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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 13世紀から14世紀にかけて歴史上最大の領土を治めたモンゴル帝国。本書の意義はまず、現在の中国と中央・西アジアに跨(またが)るその版図内部に留まらず、東は日本(室町文化として)、南のインドを経て西は中東を越えて欧州諸国に至る各地域に、同帝国が及ぼした文明・経済交流の足跡を裏付けたところにあるでしょう。そして欧州に一世紀以上を先駆け、アフリカの外貌を捉えていたことを示す当時の世界地図「混一彊理歴代国都之図」を紹介、帝国の為政者や交流の担い手たちの視野が、そこまで広範囲に及んでいたことを示す象徴資料として光を当てています。また今日の中国・景徳鎮産をはじめ「青花磁器」の世界各地域での保存・発掘状況を、文明交流分析の中心資料に用いています。改めて驚くのは、今日のモンゴル国同様、当時「陸」のかつ遊牧(移動)文化を基盤としてチンギス・ハンが創建したモンゴル帝国を、後継のフビライ・ハン(本書はクビライと記載)が、まず中国の農耕(定住)文化の地域を支配下に、さらには現在の中国福建省泉州などを拠点に海上交易に乗り出し、アジアの海全体を安全かつ活発な交易圏として治めながら「陸と海の帝国」を構築したと論じている点です。なお本書は、各宗教信仰の尊重、利潤の70%納税による商業振興などの政策とあわせて、フビライ・ハンの帝国経営手腕に焦点を絞っています。一方今年2006年、帝国800周年に際しモンゴル人はチンギス・ハンをこよなく賞賛しています。彼の思想と政策またその実践の原型こそ世界大帝国の礎、ということでしょう。モンゴル遊牧精神に宿る“風土を超越した”“想像を超える力”こそユーラシア大陸を席捲することができた基、とのNHKスタッフの素朴な取材後感には深みがあります。




NHKスペシャル明治 (3) (NHKスペシャル)
販売元: NHK出版

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NHKスペシャル地球大進化―46億年・人類への旅 (6) (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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人類への道筋を辿るストーリーが語られています。
人類が何故二足歩行をし、大きな脳を獲得したのか等の大きな謎は現在も解決されていないらしい。その上で現在得られている情報をもとにした、いかに現在の人類へ辿りついたかという説を紹介してくれています。今後は書き換えられていく話なのかもしれませんが、かえってストーリーの壮大さを感じさせてくれると感じました。

その中で、現存する人類ホモ・サピエンスに辿り着くまでに進化の道筋は一つではなく、多様であったという事実は意外。多様な人類の中で生き残りと絶滅の末に我々が存在しているということらしい。
また、同時代・同じ地域に生存していた2つの人類のうちホモ・サピエンスが生き残り、ネアンデルタール人が絶滅したのはホモ・サピエンスが言語を発達させ、社会性を獲得していったのが大きな要因という話は非常に納得がいく説だと感じた。しかも、双方が直接争ったわけではなく、ただその差のために一方が絶滅していったらしい。
これらのことは知らないことだったので、特に面白く読めました。

最後に語られている、我々は46億年にわたって偶然に獲得してきたものを体の中に持って未来を目指していく存在である、ということを素直に受け入れられました。このシリーズを通じて語られていることですが、より一層強く共感を持てる巻になっていると思います。




NHKスペシャル文明の道―Comic version (2) (NHKスペシャル)
販売元: 日本放送出版協会

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 星野之宣氏の健筆により久々に宗像教授が登場。お元気そうでなによりです。宗像教授とは何者だ?と、言う方々には「宗像教授伝奇考」シリーズをおススメします。特に古代史に関心のある方は必読。文庫化されたのでリーズナブル?

 おっと、今回の主人公は宗像先生ではなくクビライなのでした。このクビライに関しては元冦で我が国を脅かした人物と言う認識しかない人も多いと思う。数年前の大河ドラマ「北条時宗」で少しはその生い立ちや人物像が描かれていたけど。この強大な権力を手にした人物の実像を手っ取り早く知りたいと言う方にはこの本は最適です。

 いずれにしても、この作品の劇画化に当り星野氏を起用したのは大正解。お陰で、久しぶりに宗像教授に御会いできました。


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