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和書 3327261 (206)



仏像 続―心とかたち (2) (NHKブックス 30)
販売元: 日本放送出版協会

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実に40年以上ロング・セラーを続ける仏像関連図書の古典的名著、仏教と仏像(ならびに仏教に関連する歴史)に関し実にコンパクトに概観を網羅した本、この方面に興味を持ち始めた人が最初に手に取る本としていまだに最適な1冊(もちろん正編もふくむ)です、

続編では、弥勒菩薩、普賢・文殊・虚空蔵菩薩、不動明王、式神と福神、地獄・極楽図、だるま、曼荼羅、を収録、各章が30ページ前後にまとめられているのは正編と同じ、各章に6ページの白黒グラビアが付く、グラビアとは別に章内にも多くの白黒写真を収録しています、ちなみに正編には、仏像のこころ(仏教の歴史)、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来、観音菩薩、地蔵菩薩を収録しており2冊まとめての購入が良、

各章で取り上げられたほとけさまの同種のほとけさまについては、例えば不動明王の章では愛染・孔雀・夜叉明王等にも写真付きで解説される親切な体裁です、各巻ともに220ページほどなので、妙見菩薩のようにかなり有名で現在でも信仰を集める仏像でも省略されており、もちろん護法童子や善財童子などには筆がおよんでいません、

最初に名著と書きましたが現在読むと少々というよりもかなり梅原の書く文章が鬱陶しい、各章の前半で仏像の成立の歴史を美術史家である望月・佐和が述べ、後半に信仰のかたちに関し哲学者梅原が述べるという体裁なのだが、本人が西洋の基準から離れて判断すると述べながらも西洋哲学者として訓練した観察姿勢から一歩も踏み出していない印象を強く受ける、梅原は例えば司馬遼太郎の意見は拝聴するのに同じ小説家の松本清張や水上勉の意見は歯牙にもかけないという珍妙な姿勢を持つ人物であることを新しい読者も知っていたほうがよい、それでもこの本の高いコスト・パフォーマンスは星五つに値するとおもいます、




旧約聖書を語る (NHKブックス 351)
販売元: 日本放送出版協会

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セルフ・コントロールと禅 (NHKブックス 399)
販売元: 日本放送出版協会

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日本密教―その展開と美術 (NHKブックス 48)
販売元: 日本放送出版協会

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中国の思想―伝統と現代 (NHKブックス 53)
販売元: 日本放送出版協会

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哲学と科学 (NHKブックス 57)
販売元: 日本放送出版協会

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本書は、前半で哲学と科学それぞれの対象・方法・存在理由についてを考察し、後半でその相補性について述べています。自分は今、科学を学ぶべき道に入ってしまったものの哲学の必要性を捨てきれずにいるので、本書には納得できる部分が大きかったです。
ただ、紙面の関係からか重要な概念の説明が端折られて説明が端的になっていたり、筆者の思想が何の前提もなしに織り交ぜられたりしているところは、厳密さを求めるという意味では大きな欠点になるでしょう。けれども、なにより美しい口語調で書かれているし、繰り返し丁寧に説明がなされています。普通に読んでいれば、置いていかれることはないでしょう。またこの手の本にしてはかなり薄いので、ストレスなく読みすすめられます。おすすめ。




核家族時代 (NHKブックス 97)
販売元: 日本放送出版協会

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イエスと現代 (NHKブックス)
販売元: 日本放送出版協会

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〈つまずき〉のなかの哲学 (NHKブックス 1076)
販売元: 日本放送出版協会

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幸福論―〈共生〉の不可能と不可避について (NHKブックス 1081)
販売元: 日本放送出版協会

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幸福だと思い込んで(フィールグッド)生きている私のような俗人には、このような
高尚な話はなかなか理解が進まないものでしたが、その中でもなるほどと思ったことは
以下の部分です。
世の中を私のような俗人とエリートに分けて考えると、社会を設計する者は当然
ごく一部のエリート層に属する訳ですが、そのような人間をいかにして輩出するため、教育を
どのように行い、社会をデザインしていくか、またそれを行うにあたっての正当性
という点に本書の議論は集中しています。
この議論自体は特段目新しいものではないとは思いますが、今、複雑で不幸と感じる
人が増えている中で再考することは、非常に意義深いことだと思います。
細かい点では、知らない用語をはじめ理解できないことが多数出てくるのですが、
大筋各人が言っていることは理解でき、賛同できる面も多いです。
もし現在もフィールグッドデザインが行われてると考えると、その試みは失敗して
世の中は不満が多く、不幸と感じる人が増えているのかもしれません。
過激な発言で注目される宮台氏の論が全面的に正しいとも思いませんが、いずれにせよ
閉塞感のある現在の状況を打開するためには、宮台氏の本書のような提言を考慮しつつ
日本も設計変更しなければいけない時期に差し掛かっているのかも知れません。


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