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007 ドクター・ノオ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

映画はこの原作どおりにほぼ描かれていた。
しかし映画と違い、原作ではドクター・ノオがどういう人物なのか、なにをやろうとしているのかなどのキャラクター設定が上手くなされている。今回のヒロインであるハニー・ライダーのキャラクターとしての個性も映画よりも濃く描写されていて大変良かった。
舞台は「死ぬのは奴らだ」の後半に登場したジャマイカ。「死ぬのは〜」にも登場したストラングウェイズの消失が事件の発端となり、前回同様クォーレルが再びボンドとコンビを組む。また「死ぬのは〜」のヒロイン、ソリテールに思いを馳せるボンドもわずかだか描写されている。
今回も人間味溢れたボンドが描かれているが、クライマックスの機関車ほどもの大きさがあるイカことクラーケンとの戦いや映画では微妙だったドラゴン戦車、クラブ・キーの謎等々見事に描かれている。
ひとつの小説として充分まとまっていて読み応えがある作品だった。また前作の「ロシアから愛をこめて」(「から」であっています)のラストで毒を受けたボンドのその後にも答えを出している。




007 死ぬのは奴らだ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

前作カジノとはうってかわって、様々な国や場所を舞台にした007の冒険が描かれている。
黒人犯罪者のなかでもっとも力が有り、人を恐怖で支配するスメルシュの一人ことミスター・ビッグとの戦い。ボンドとコンビを組むのはCIAの盟友フィリックス・ライター。
今作でのボンドも内なる闘志を秘め、まだ感情的な部分も残す人間ボンド。ライターの敵への復讐する描写やソリテール(ヒロイン)のことを考えているときの描写等々、彼も一人の人間であることを思い出させてくれる。初期傑作と呼ばれるのも納得。
フレミングらしい細かい描写等々も意外と読みやすかったりします。
前作のカジノ・ロワイヤルでスメルシュを倒すことを誓ったボンド。そんな彼が本格的にスメルシュを戦うことになる作品。




007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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 西村京太郎作品における十津川警部シリーズのドラマ放送版のあるシーンで、彼の妻が自分たちには子供がいないことをどう思っているかを尋ねたところ、彼は「それはたしかに寂しいが、君と出会えたことでひとまず人生良しとしたい」と語った。ボンドと共に資金係としてカジノに参加した美しき女性ヴェスパー・リンドとの出会いとその結末は、私には、上述された十津川警部のセリフとなぜか響き合った。全27章の個性的なタイトルも読者の注目を惹くことであろう。

 ボンドに与えられた007(ダブル・オー・セブン)の「00」とは、たとえば裏切り者を二人殺害することで得られる称号だ。彼の任務は冷酷さを要求されるものが多く、着実に職務を遂行するボンドの姿勢にはある種の無機的な印象が付きまとう。とはいえ、「解説」にもあるように、本書は「ジェームズ・ボンドという秘密情報部員が、外部からの刺激を受けてひとりのスパイとして完成するまでの物語」であり、人間的で情感溢れる男の魅力がよく描かれている。少なくともボンドを「無敵の英雄」視する固定観念は、本書によって修正されるに違いない(007の原点である作品であるゆえに、私自身、できるだけ丹念に読むよう心掛けた。あいにく「古さ」はあまり感じなかった)。

 映画を通じてお馴染みのアクション場面がほとんどないのは残念であり、2006年に公開されたD・クレイグ主演の迫力(アクション)・緊張感(カジノ)・哀愁感(エンディング)に富んだ映像のインパクトが大きかっただけに、物足りなさはつきまとった。1953年という原書刊行時から半世紀を経ているからのだからむろん仕方ない面はある。原著から映像という順序であれば逆の効果が得られただろう。他のレビューにあるように、映画とセットで楽しめるし、それによって作品をより深く理解できよう。邦訳の出来栄えもよい。新版前にすでに60刷を重ねていることもやはり驚異だ。





007/カジノ・ロワイヤル (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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映画でしか007を知らない方はぜひ小説を読んで頂きたい。映画を観るより遥かに時間はかるし、活字ばかりで退屈かもしれない。しかし、小説こそが、イアン・フレミングが生み出した007の世界の原点なのだ。
このカジノ・ロワイヤルでボンドはこの世に誕生した。アクションも少なく、秘密兵器も登場せず、内容も役とのバカラの勝負で勝つこと。内容だけ確認してもかなり地味だよね。けど実際は違うんだよ!本の紹介なんて結末の一番いいところは紹介しないよね?カジノの対決は中盤にすぎない。それでもバカラ勝負はかなりスリルがあって手に汗握ること間違いなし!けどこの作品の一番の読ませどころはここではない!カジノ対決後のヴェスパーが作り出すクライマックスが一番の読ませどころ!この悲しくも心を引き付ける衝撃のラストは本当に涙が止まらない!ウォッカマティーニの作り方も書いてるよ。ファンはぜひ読むべき作品です。ヴェスパーに恋した人は絶対に泣かされます。買って損はない、いつまでも手元に残したい作品です





007/サンダーボール作戦 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 224-3))
販売元: 早川書房

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なった本作。

それにしても、フレミング独特のハードボイルドタッチは不変。今回は「死ぬのは奴らだ」で大怪我を負い、長らく探偵として暮らしてきたフェリックス・ライターがCIAに復帰している。まるで初期に戻ったような作品。
映画脚本を小説にしたものだというが、相変わらず映画のようなアクションはない。しかし、映画でも印象的な海中戦がある。しかも、それは核爆弾を巡っての死闘。ユーモアに飾られたジェントルマン・エージェント、ジェイムズ・ボンドの活躍。

ショーン・コネリー主演で2度映画化している。とくに、コネリーの50歳をすぎてからの演技が見られる(しかもボンド役である)「ネバーセイ・ネバーアゲイン」は傑作だ。




007/ゼロ・マイナス・テン (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
販売元: 早川書房

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小説版の007は本作が初めての作品だったが、映画に負けないようなスピード感あるストーリー展開で面白かった!!
ただ実際読んだのが既に香港返還後だった為、話の中で問題となっている香港返還時に合わせて読んでいれば本作をリアルタイム的に楽しめたのではないかと思うのがちょっと残念!




007/ダイヤモンドは永遠に (創元推理文庫 138-3)
販売元: 東京創元社

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つい最近までダイヤモンドは南アフリカの鉱山を押さえていたデ・ビアス社が価格から供給量まで完全にコントロールしていました。自身の鉱山以外のダイヤ原石は全て買い上げ、デ・ビアスを通さないとダイヤの原石は手に入らないという状況を作り出していました。このことはダイヤモンド・シンジケートと呼ばれ、本作の背景となっています。
その後ロシア・中国・オーストラリア等で埋蔵量の豊富なダイヤモンド鉱山が発見され、さすがのデ・ビアスも全てを買い取ることは難しくなり、以前のような完全なコントロールはできなくなってきたようです。ルイ・ヴィトン・グループがデ・ビアス・ブランドのジュエリーを発売した時には、とうとうデ・ビアスもルイ・ヴィトン傘下に入ったのかと思いましたが、そんな単純な話ではありませんでした。デ・ビアスはそんな半端な会社じゃないですね。
フレミングはデ・ビアスを中心としたダイヤ・モンド・シンジケートについてのルポルタージュも書いています。本作ではその時のネタを使っているようです。全盛期のデ・ビアスの世界を垣間見れます。
ちなみにタイトルの「ダイヤモンドは永遠に」はデ・ビアス社のマーケティング担当者が考えたキャッチ・コピーです。原文は"Diamonds Are Forever"で、日本のコマーシャルでは「ダイヤモンドは永遠の輝き」と言っていました。「婚約指輪は給料の3ヶ月分」とも言っていましたね。





007/ダイ・アナザー・デイ (竹書房文庫)
販売元: 竹書房

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小説007はおもしろいですね。
僕は007作家の「レイモンドベンソン」と「イアンフレミング」の
ファンです。映画もおもしろいけど小説はスリルからなにまでや
すみずみ楽しめます。映画でわからなかったところもわかって
おもしろいです。是非読んでみてください。





007/ハイタイム・トゥ・キル (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
販売元: 早川書房

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007/バラと拳銃 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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映画でおなじみのアクションのない短編も収められています。
主役はジェームズ・ボンドじゃない。
著者イアン・フレミングが人生を短編にまとめた、シリーズの番外編。
私は好きです。


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