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和書 467264 (33)



山の怪奇・百物語 (シリーズ山と民俗)
販売元: エンタプライズ

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山ことばと炉端話―山の伝説・昔話とことばの民俗 (シリーズ山と民俗)
販売元: エンタプライズ

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新・絵釈夷蘇府(しんえどきいそっぷ)
販売元: 花曜社

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世界の神話 神話がわたしたちに語ること
販売元: 角川書店

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 本書はなぜ昔の人々が神話というものを創りだしていったのか、当時の人々にとって神話とはどういった意義を持っていたのか、という疑問に的確な答えを与えてくれる優れた本です。 内容に関してはやや難解な部分もありますが、大事なポイントのところをしっかりと踏まえれば、興味深い知識をたくさん吸収することができます。
 私がこの本を知ったきっかけは、日本が世界に誇る小説家、村上春樹さんのエッセイです。彼がこの本を読んで、とても感銘を受けたとの文章を書いていたので、いち春樹ファンの私としては読まずにいられませんでした。
 春樹さんの小説には人間の普遍的深層心理のような表現がメタファーとして数多く用いられています。(例・ねじまき鳥クロニクルで、主人公が妻を助けるべく井戸の底に下りていくのは、日本神話でイザナギノミコトが黄泉の国へ、イザナミノミコトを助けに行く行為の隠喩。海辺のカフカは、ギリシャのオイディプス王物語をバックボーンとしている)。彼が日本人として世界に通じる才能の持ち主なのも、こういった人の無意識の底に眠る神話を暗喩的に駆使しているからだと思います。
 神話が誕生したのは人間が動物を狩りその肉を生活の糧としていた時代です。自分よりはるかに大きな獣と対峙するわけですから、狩を行う人はまさに命懸け。いつ死んでもおかしくありません。獲物を仕留めても、血を流しながら悶え苦しむ動物の体を切り刻み、またそれを食べることに彼らは一種の罪悪感を感じていました。
 そんな彼らの不安な心を支えていたのが神話です。神話で語られる話は彼らに獣に立ち向かう勇気を与え、自分たちの行為を正当化する役割をも担っていたのです。・・・ここから先の話に興味をもたれた方はぜひ本書をとることをオススメします。




世界自然遺産の島 新・屋久島の不思議な物語
販売元: 秀作社出版

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真珠門―中国むかし話
販売元: 舵社

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ユーカラ・おもろさうし (新潮古典文学アルバム)
販売元: 新潮社

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新潮選書 世界文学を読みほどく (新潮選書)
販売元: 新潮社

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名作とは、誰もが知っているのに誰も呼んだことが無い作品を言う

というジョークがあります。自分にとってはトルストイの「アンナカレニナ」とかプルーストの「失われた時を求めて」というのがそれに当たりますが、とは言え中身を知らないとサスガに後ろめたい。

こういう気持ちをわかる人には要約よりは深く、しかし批評よりは浅く世界文学を紹介している本書は大変身の丈にあった本だと思います。

深みが無い、という批判もあるようですが、自分にとってはソファに寝転がりながら読み飛ばせる本書はなかなか面白かったです。






新耳袋―現代百物語〈第一夜〉
販売元: メディアファクトリー

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怪異の収集場所が大きく関東と関西に分かれているそうだが、掲載の際にはシャッフルされているので地域別の怪異の内容を比較することはできない。けど、「件」の一連の話や「うずくまるもの」は、六甲山付近(厳密には兵庫県南東部、もしくは阪神間地区)での話であり、これは地域的独自性を示すものといえる。余談だが、今から25年以上前に神戸市内の保育所で昼寝の時間に保母さんが寝かしつける?ために「うずくまるもの」の原型になる話をしたことを覚えている。本書を読むまで、全国に似たような話があるものとばかり思っていた。
本書のように刊行されて、全国にいったん流通したら地域性の確認は難しくなるかもしれないが、怪異なるものの成立or遭遇の条件を知るためにも地域差の検証は有効であろう。




新耳袋―現代百物語〈第二夜〉
販売元: メディアファクトリー

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『神仏にまつわる話』『さまよえるものたち…』『訊ねてくるもの・・・』『残されしもの…』『路上を漂うもの…』『そこに帰りたくない…』各章の題名から、怖さへの期待わくわく。そのわりに怖い印象を受けないのは、一般に考えがちな血みどろだったり、おどろおどろした幽霊ではないからだろう。まず、それに遭遇した本人達からして、あまり恐怖を感じている様子がない。で、読んでいるこっちも怖くない。
 でも、夜一人で読み返してみよう。できたらあまり静か過ぎない夜半がいい。外に聞こえる物音、人の話し声、それが霊のたてた物音じゃないと、今度は自分の部屋の窓に現れないといいきれるか。貴方は振り返って確かめることができるだろうか。あまりに淡々とした語り口が、かえって日常を感じさせて怖い。
 一番怖かったのは、京極夏彦の途中で唐突に切れてしまう序文と、九十九話で終了しているこの話を一晩で読まなくて良かったと思わせてしまうあとがき。百話目を自分で持っているから。


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