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和書 467266 (208)



リチャード三世 シェイクスピア全集 〔4〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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悪党中の悪党と評されることもあるリチャード三世。
醜く残酷・・・という感じがしますが、
本当は皆から愛されたかった、
母から愛されて、普通の人と同じように世の中を楽しみたかった・・・
そんな普遍的な願いを叶えるために
王権を狙い、たくさんの人を殺したリチャード。


自分の野望をかなえるために
ここまで悪事を働けるリチャードに
賛辞さえ送りたくなります。


そして、卓越した演技力と
ウィットにとんだ会話が印象的です。


悪党だけど、人間臭さがあふれてて魅力的な人物です!




リチャード二世 シェイクスピア全集 〔11〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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「リチャード二世」は、時の国王が従兄弟(後のヘンリー四世)に王冠を奪われる、という劇的な事件を扱っている。シェイクスピアの中ではまだ初期に属するが「アントニーとクレオパトラ」と比較されるほどの名文で書かれていて、本国イギリスでの人気は非常に高い。

この戯曲は劇場外の実際の政治舞台でも興味ある使われ方をした。1601年、エセックス伯爵が反乱を起こす前日に、シェイクスピアらにこの悲劇の上演を依頼した。結局反乱は失敗し、エセックス伯爵らは処刑される。そのときシェイクスピアのパトロンだったサウサンプトン伯爵も一度は死刑を宣告され、エセックスにリチャード二世の晩年の年代記を献呈したヘイワードという歴史家も投獄された。だが、シェイクスピアたちには全く(!)とがめがなかった。ーー彼らはいったいどうやって、この危険な瞬間を逃れたのだろうか?

シェイクスピアは現実感覚に長けた男で、実生活では着々と成功の道を歩んでいる。いやらしいほど世渡りが上手だったらしいのだ。同時代人は彼のことを「ジェントル・シェイクスピア」と呼んでいる。誰一人として彼の悪口を言っている者はない。--けれども、いわゆる人畜無害な「ジェントル・マン」に、あれほど不条理で残酷な世界が描けるものだろうか? 

中野好夫は名著「シェイクスピアの面白さ」の中で、「シェイクスピアの人当たりのよさ、温厚さ、そしてまた他人にあたえた好印象というものは、実はその底に驚くべき聡明な人生打算、そしてまた人間性の真実を知り抜いていることからくる絶望に裏づけられた一種の仮面だったのではなかろうか」と記しているが、私もやっぱり彼は「いやになるほど聡明な、そして食えない男」だったろうと思う。

天才の人格と才能は、しばしば一致しない。シェイクスピアのように人当たりが良かったからといって非難されるのも、当人にとっては迷惑な話かもしれないが。




ロミオとジュリエット シェイクスピア全集 〔10〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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いまや息子さんも学者である小田島雄二先生の訳により、シェイクスピアの
最も有名な作品のひとつ『ロミオとジュリエット』。映画化、舞台化数限りな
く話はよく知ってるものの意外と原作を読んだことがなかったりする。
イタリア・ヴェローナを舞台に、敵対するキャピュレット家とモンタギュー
家のジュリエット、ロミオの悲恋を描く。

個人的には、バズ・ラルマンのディカプリオ版と、ゼッフィレリのオリビア・
ハッセー版の映画を観たけれども、改めて原作を読むと、名セリフも多く、
卑猥な表現もあったり、神による種明かしがあったりして、新発見が多か
った。
翻訳は、ややわかりにくいところもあるが、言葉遊びなどもうまく訳されて

いる。字体やレイアウトもすっきりして読みやすい。最後に、作品に関する
基本的な解説と文献リストが載っている。




ヴェニスの商人 シェイクスピア全集 〔14〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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「ウ゛ェニスの商人」というタイトルを聞いて、「人肉裁判」を思い浮かべる人も多いであろう。しかし、この裁判、いや、この作品全体を通して、シャイロックを完全な悪人だと見做すことは妥当であろうか。 私はそうは思わない。なぜならシャイロックは、普段から、主人公のアントーニオにいじめられ、人種差別をされているからである。そして、その人種差別が如実に姿を現すのが、例の「人肉裁判」の場面である。ポーシャは「キリスト教徒の」血を一滴も流してはならない、とシャイロックに命じるからである。 いわば、シャイロックは、正義と悪とが交錯した世界における、主人公側の罪をも、独りで背負って、共同体から追放されるのである。この話は、シャイロックにとっては悲劇なのである。




ヴェローナの二紳士 シェイクスピア全集 〔8〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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冬物語 シェイクスピア全集 〔35〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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なぜか英文学の研究書によく登場するので、シェイクスピア専門でなく
とも読んでおこうと思い、購入。
話の筋は、『テンペスト』にも通ずるような、悲劇・苦痛→和解・幸福
といった流れだ。王妃が、ボヘミア王と浮気してるんじゃないかと突然
疑い始めたシチリア王は、周りの者が何と言っても聞かず、王妃を裁き、
産まれた王女を追放させようとする。王子の死を聞いた王妃は倒れて
死に、新生児の王女はボヘミアに捨てられ、そして、16年が過ぎる。
王女は羊飼いの家で美しく成長し、ボヘミア王の王子と恋仲になった
ことから、事態が動きはじめる・・・
シェイクスピア劇としてはそこそこの厚さがあるにもかかわらず、展開
がところどころ異様に早い。シチリア王は随分と嫉妬に苦しめられて
いたわりに、あっという間に悔い改めてしまう。王女の身元が判明する
場面も、噂話で片付けられてしまっていて、感動の再会・和解の場面が
ない。読者にちょっと気を持たせておいたと思ったら、一瞬にして話を
すすめてしまう、といった感じがある。
また、そもそもシチリア王が妻の不貞を疑うこと自体、かなり唐突で
あり、不自然ともいえる。
話は一応ハッピーエンドだが、あっけなく死んでしまったキャラも複数
いる点で、とにかくハッピーな喜劇とは異なる。
とはいえ、人を騙してまわるごろつきが意外な役割を果たすなど、読者
の興味をひきつける点も随所にみられ、読みやすい物語である。




十二夜 シェイクスピア全集 〔22〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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船が難破して奇跡的に助かったヴァイオラ。流れ着いたイリリアの地で
オーシーノー公爵に男装して仕えることにする。
公爵を好きになってしまうヴァイオラだが、公爵は伯爵令嬢のオリヴィア
に求婚。その使いに出されることになるヴァイオラは、オリヴィアの許
へ通うが、そのうち、男装したヴァイオラを美青年だと考えたオリヴィ
アに愛されてしまう・・・
一方ヴァイオラの双子の兄セバスチャンも一命を取り留めており、イリ
リアの街へやって来る・・・それをオリヴィアが見つけ・・
男装&そっくりな双子のせいで周囲が混乱に巻き込まれていくのが面白
い。召使などの脇役も天然キャラでドタバタコメディーを繰り広げる。
セリフは、まるで所謂おやじギャグのような語呂合わせも非常に多い。
それがまたうまく訳されている。




夏の夜の夢 シェイクスピア全集 〔12〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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詩の美しさ、韻文の美しさが売りであるこの「夏の夜の夢」は、翻訳されれば言語体系も文法も語順も違う日本語でその美しさが完全に表現されえないのは残念なことです。
基本的にものすごいいい訳者さんであることが、他のシェイクスピア作品の翻訳からわかるだけに、こういう部分での技術的な限界。
かなり努力の跡が見えるには見えるのですが、どうしようもないだけに、残念です。

原典に当たる方が、この作品の良さを理解できそうです。




尺には尺を シェイクスピア全集 〔26〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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シェークスピア作品の中で、最も好きな作品です。

小田島訳を使った公演をみて、スッカリ 気に入りました☆

若干、ブラック・ジョーク的な要素を取り入れつつ:
テンポもいいし、話の流れに無駄がない。ラストの落ちも効いている。

上演される機会が多くないのですが、台本だけでも、その面白さ、虜になるはず。

ぜひ、お試しあれ♪





恋の骨折り損 シェイクスピア全集 〔9〕 白水Uブックス
販売元: 白水社

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この作品はすごく言葉のやり取りが面白い作品です。Shakespeareの素晴らしさを感じ取ると同時に、小田島さんの訳し方は読者の笑いのつぼをつくような感じがしました。
ただ単に話している内容が面白いのではなく、会話の中でしゃれなどを取り入れながら、それでいてきちんと相手との会話が成立している、言葉遊びを繰り返しながら、どんどんおもしろく話が発展していくといった素晴らしい作品だと思います。有名な悲劇とはまた違う、Shakespeareの世界が楽しめるので、喜劇を読むならこの本を是非読んでいただきたいです!!


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