前から彼女のエッセイは大好きだったけど、この日記とゆうか生活の中で、彼女はますます パワーアップしていて、
笑いながら悩みながら食べまくり、旅をしまくり、そして感動しまくって泣きまくっています。
そしてさらにその合間に執筆もしてあんないい本まで書いてるなんて!!
(本当はさらにたくさん飼っているペットの世話も大変みたい。)
でもすべてなんとなくね、読んでいると「愛」のなせる業のような気がして。ほんとにスゴイ人だ。
こうゆう人が同じ日本の空のしたで暮らしていると思うと、なんだか勇気とやる気がわいてきます。
私もがんばろーー。好きなことしてていいのだー。みたいな(笑)。
ただ、有栖川有栖の作品を数冊読んで、彼がエラリークイーンを
尊敬しており、地名シリーズや、読者に挑戦など、同じようなアプローチを行なっていることを知った。
私は有栖川の論理的な展開とその美しさが好きである。
また、本屋でたまたまミステリーの傑作選の雑誌があり、”Yの悲劇”のさわりを読んで、続きが読みたくなり、購入した。
慎重に読み、犯人を推理したが、まるで外れてしまった。
プロットに対して大小の伏線が網の目のように張られている。
それを丁寧に先入観なく、ほぐすと真相が必ず明らかになるように
なっている。
これほどのものが戦前に書かれていたとは、いままでなんで読まなかったのだろうと思った。
日本では評価の高い”Yの悲劇”だが、海外ではそれほどでもないらしい。他の作品の方が高いらしい。
おそらく、真相の根本の部分の暗さと、展開の大仰さが不自然さを感じるのだろう。
まるで舞台を見ているような展開だからであろう。
やはりスタンダードは現代でもひとつも色褪せなかった。