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和書 467278 (137)



かめくん (徳間デュアル文庫)
販売元: 徳間書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 北野勇作の最新作が出るという噂を聞き、書店を覗いてみると確かに新刊がありました。「レイコちゃんと蒲鉾工場」というのがそれ。しかし、今は途中で読みさしている本が、大量に生まれてしまっていることもあって、購入を断念、昔の作品を読み返しました(結局読む量の混沌と増大は変わっていないんだけれどねぇ。なにげな抵抗です。でも、その抵抗は新幹線の中で逆向きに歩く様なもので何の意味もない)。
 さて。
 本作は、2001年の記念すべきベストSFであったわけだが、今でも他の追随を許さない日本的な不条理日常SFの元祖という点でもちょっと特殊な作品である。主人公の「かめくん」はその名の通り、カメ型のロボットである。もともとは、彼らは木星で生まれたザリガニ型の怪獣と戦うために作られたはずだが、いつの間にやら地上に氾濫し、それぞれに個性的な暮らしをしている。本作の主人公の一人(一体?)の「かめくん」も、アパートを借り、普段はフォークリフトを使って工場で働き、こたつに入り、猫を飼い、ちょっとかわいい人減の女の子に恋している。
 そんな「かめくん」の日常と、少しずつ歪んだ形を明らかにしていく壊れた世界を描いた作品がこの「かめくん」である。苦手な人はとことん苦手かも知れないが、このちょっと壊れた感覚とブラックなユーモア、でも何故かノスタルジックを感じる雰囲気は、意外なことに「未来世紀ブラジル」のような奇妙な未来SFと不思議にリンクする。
 読み返してみたが、良書。どこまでが現実で、どこまでが妄想で、どこまでがおとぎ話か。北野勇作の典型的なパターンとモチーフが前面に出たこの作品はやはり面白い。




からくりの闘姫
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

状況説明に少々省略しすぎな点があり気になりましたが、それ以上にキャラクタの魅力に引き込まれました。登場人数をギリギリにして個々のキャラクタを自由に動かす時間が長く、主人公の無難な性格は感情移入しやすい上に、入ったらこちらの希望通りに動くヒロイン。場面の時間巻き戻しが多めですが、それを普通と思わせてしまう所は話のテンポでしょうか。このキャラクタ達、基本がしっかりしてますのでここで終わらせてしまうのはもったいないですね。




からだだけじゃ選べない!! (リーフノベルズ)
販売元: リーフ出版

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かりそめエマノン (徳間デュアル文庫)
販売元: 徳間書店

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徳間デュアル文庫の「エマノン」シリーズは絶版になっていて、なかなか手に入りません。ようやく手に入れて、一気読みでした。しかし、このかりそめエマノンでは双子の兄が主人公で、エマノンの出番はわずか。少々、寂しかったです.ラストの宇宙生命体との攻防戦は「インナーネットの香保里」と似てませんか?いまでは鶴謙さんのコミックがでていて(おもいでエマノン)そちらにイラストも集めてあるので、オークションで高額なものを買う必要はないかもしれません。




かわいいペットの愛し方 (リーフノベルズ)
販売元: リーフ出版

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エゴイスト (ビーボーイノベルズ)
販売元: 青磁ビブロス

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神戸にすんでいた事のある私にはすごく身近なお話です。 いわゆるボーイズラブですが、男同士の恋愛が苦手な人にも読めると思います。 それは、白井や古谷にある脆さや傷が「私にもこういうところがあるな」と思わせるからだと思います。そして、その不完全な状態でもこんな優しい(?)恋愛が出来るのだと思わせてくれるところがいいと思います。

古谷と白井は私の知る限りのベストカップルです。




エゴイスト〈2〉 (ビーボーイノベルズ)
販売元: 青磁ビブロス

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疵(スキャンダル)―冷たい指 (ビーボーイノベルズ)
販売元: ビブロス

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

長身で美形で華のある司馬と、細身で神経質だけど妙に色気のある桐原。ともに30代既婚、大蔵省エリートで同期。熾烈な出世争いのライバルで友人ですらなかった二人が、桐原が人生に絶望した夜に遭遇したところから、運命は変わっていく・・・。
勢いで関係を持ったもののそこに通う心はなく、相手をいたわる度量もない。利己的で身勝手な二人が、それぞれ試練(特に桐原を襲う運命はあまりに過酷)を経て、少しずつ、なぜお互いの側にいたいと思うのかに気づいていきます。ずっと精神的に司馬に依存していた桐原が、最後にはおだやかな包容力で傷ついた司馬を癒すほどに成長。最初は「いやな奴」だった二人が、いつの間にか愛おしくなることまちがいなしです。
「冷たい指」では、まだギスギスした二人が運命の一夜の過ちを犯してしまうあたりまで。疵(スキャンダル)シリーズはこの後「いばらの冠」「氷点下の恋」「籠の中には青い鳥」と続き、どれも秀逸です。本人たちですら不毛だと思っていた関係の温度がちょっとずつ上がっていく様子をご覧ください。




疵(スキャンダル)―氷点下の恋 (ビーボーイノベルズ)
販売元: ビブロス

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

疵シリーズの3作目です。
1巻、2巻と経て、ようやく二人の間に愛らしきものが芽生え始め、
本人たちもそれをうっすらと自覚し始めた感じです。自分のことしか
考えていない桐原(受)にはあまり同情ができなかったのですが、
この巻辺りから徐々に自分と周囲のことを色々考え、反省し、成長
していく過程が見えてきて心を打たれます。
このシリーズは4冊で完結になっているのですが、司馬と桐原の関係
以外にも互いの奥さんとの関係や、本人自身の心の成長や葛藤が
丁寧に書かれていて、何度も読み返したい作品です。重いですし、
甘くもない、こういう作品は最近あまりないですね。残念です。




疵“スキャンダル”―いばらの冠 (ビーボーイノベルズ)
販売元: ビブロス

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読後しばらく呆けてしまうほどよみいりました
霞を食べて生きているような桐原が狂う様は見もの!
その同僚の司馬は、桐原とは対照的で精力溢れる生命力に溢れた男
そんな司馬が桐原の毒(というか鬱な様)に当てられて寝てしまう様は、もう、読んでいて壮絶で「ひいいい魔性!」と本に齧りついてしまいました
男が一線を越えて男を抱く理由
そしてその結果何が待っているのか
そのあたりも実に巧みに描写してくれているので本当に引き込まれます
シリーズで4冊出ていますが、どの巻も非常に完成度が高いです、驚きます
4冊目で弥生とわかりあうシーンでは思わず涙が〜
とにかくにおい立つほどの桐原の色気を感じて下さい
凄いです、たかが文字なのに本当にかわいさんは男の色気とか雄々しい男のフェロモンを描くのがお上手で・・・・とひたすら感心致しました
まこさんの絵もとても作品にあっていますよ!!!


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