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和書 492084 (108)



好太王碑と高句麗遺跡―4、5世紀の東アジアと日本
販売元: 読売新聞社

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好太王碑と集安の壁画古墳―躍動する高句麗文化
販売元: 木耳社

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好太王碑の謎―日本古代史を書きかえる (講談社文庫)
販売元: 講談社

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著者は碑の発見、碑文の日本への持ちこみ、碑文研究の歴史を詳しく調べ、碑文が日本軍国主義に利用されたと主張するとともに、碑の文字そのものについて追究した。著者は多くの拓本・雙鉤本・写真本・釈文などを蒐集し、それらを年代順に編年し、年代による文字の変化のあとを克明にたどった上で、その変化は、碑石の磨滅や拓出のさいの誤りによるだけのものではなく、日本の軍人・軍部が碑面に石灰をぬり、日本に都合が良い様に、碑の原文字とは違う別の文字を刻んだ結果によるものだと述べ、碑面の原文字を正確に把握し直す作業の必要性を訴えた。
この碑文改竄説は当時内外に強い衝撃を与え、賛否両論が沸騰した。現在では中国の徐建新教授の研究で碑の最古の拓本が中国で発見され、 倭との関係を示す記述が旧日本陸軍が入手した拓本と一致することが分かり、改竄説はほぼ否定された。しかし著者の主張は碑文を「学問的に解決済み」と見なして資料批判を疎かにしてきたことを明らかにしたことでは意味があったわけで、聞くに値しない主張ではなかった。
本は専門的な内容が多くて素人には読み進めるのが苦痛だが、問題提起の本として論争に興味がある人は一度は眼を通しておいてもいいのでは?




巷談 中国近代英傑列伝 (集英社新書)
販売元: 集英社

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近代中国を彩った様々な人物に焦点を当て、中国史の歩みをサラリと語る。ライトな巷談風だが、揺ぎのない公平な史観とほどよい深さを備えた筆致からは、陳舜臣ならではの蓄積を感じる。口述の部分もあるのか文体の不一致もあるにはあるのだが、それもたいして気にならない好作ということで★五つ。




古代イスラエルの思想―旧約の預言者たち (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代殷王朝の謎 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 殷王朝と言えば、中国史上実在が確認されている中では最古の王朝であり、史記における湯や伊尹などの活躍のほか、祭政一致の政体や陪葬・犠牲の風習など、些か伝説的・神秘的なイメージに包まれていますが、果たしてその実態はどうだったのでしょうか。
 本書は、この王朝の政治や社会について、甲骨文・金文・遺跡などを手がかりにして、努めて実証的に説き明かしていこうとするものです。
 時代柄当たり前かも知れませんが、本書では、卜占パターンの解明や古い遺跡の調査概要など、考古学的なアプローチを中心に据えているので、読んでいて些か鬱陶しいものを感じます。「史記」的な内容を期待して読むと些か戸惑う向きがあるかも知れません。
 他方、こうした地道な考察により、謎と伝説の彼方に霞んでいた殷朝が少しずつ本当の姿を見せてくれます。読者によっては、「分かること」と「分からないこと」を実証的に選別していくという知的作業の醍醐味を味わうことができるかも知れません。
 さて、著者によれば、殷朝は単一家系によって主催されていたわけではなく、どうやら複数家系の間で王位の移転が行われていたようです。また、この王朝は「史記」の記述に見るような中原中央政権では必ずしもなく、中央集権の度合いは弱く、王の権力は相当に限定的だったようです。新石器時代から歴史時代にかけての階級分化の実態や社会組織の発展、そして部族制から国家体制への移行などを考える上で、たいへん興味深いものを感じます。
 地味で小難しい内容ですが、確かな事実に基づいた実態像の提示という点で、勉強になる一冊だと思います。




古代インド (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 本書は「現代を通じて発見されたインド古代史」であると著者は言う。そのとおり、古代インドのそれぞれの相がどう現代のインドにつながっているかを、本書は述べている。
 ここで描かれているのは、インド先住民のインダス文明から紀元5世紀頃のグプタ王朝滅亡まで。それにスリランカとネパールの事情が加わる。紀元5世紀はインドでの仏教の消滅と重なる。
 本書はまた、インド文明と重なる仏教の興隆に多くの筆が使われている。バラモン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教は仏教とのかかわりにおいて取り上げられている。すなわち、仏教に視点をおいたインド文化史になっている。仏教の教義の変化が、インド社会の変化とどう関連するのかが本書の主題であり、教義やストゥーパや仏像の変化などその意味で興味深く読める。
 仏教にヒンドゥー的要素がどう反映されているのかについて、私には特に興味深かった。




古代中国―原始・殷周・春秋戦国 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 本書は、北京原人の昔から戦国末期に至るまでを対象に、中国の政治・経済・社会・文化等の歩みを概括的に説明するものです。中華文明と称される文化パターンの原型が形成されていく過程を覗き見するようで、知的興味をソソラレル本です。
 さて、殷周革命や春秋戦国期の政治史には「史記」等でお馴染みのメジャーな歴史イベントが目白押しですが、本書はその手のエピソードを必要最小限に抑えています。太公望や重耳、合従連衡や戦国四君などなど、そうした派手なお話は「お義理」程度に登場するだけです。その分著者たちが力を入れているのは、それぞれの時代の政治的意義や社会・経済の発展状況、更には社会思想といった側面への分析です。一般向けの概説書ですが、けっこうハード志向の内容です。
 そうした意味で、「地味で堅苦しい」というイメージを持つ向きもあるでしょうが、歴史を通じて中国の何たるかを知りたいと願う人たちには、本書から学ぶべきことが多いように思います(ただし、学ぶべきことが多いだけに読むのは骨が折れます)。
 注文を付けるとすれば、やはり対象となる時代が長すぎる点でしょうか。東周列国伝のような世界を期待して本書を手にする読者もいることでしょうに、先ずは化石発掘や考古学の話を延々読まなければならないというのは、本の作り方としてどうなのでしょうね。




古代朝鮮 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 井上先生の名著が文庫としておさめられた。
 戦後研究の衰えた朝鮮半島研究を憂い、真摯にその研究の意義、重要性を説く姿勢が印象的である。しかし、広開土王碑文や大和朝廷の朝鮮半島進出を巡る学説などは、その後の展開からすると検討の必要があると思われる。これらの点は今の目から見るとやや奇異、あるいは時代遅れに映るかかもしれない。
 しかしその基本的な研究への姿勢や功績は今日でも十分に意義がある。




五代と宋の興亡 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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宋の時代に関心を持ち始めてから10年ぐらい経ちます。きっかけは、禅宗です。それから漢詩、文章を読みあさり、ますますこの時代のことを知りたくなってきました。宋代の歴史書は一般向けのものがいくつか出てますが、本書はそれらよりやや専門的です。たまたま本屋で背表紙の題名に惹かれて購入したのですが正解でした。一般書に書かれているようなことを前提にして書いてあるので一般書を参考にしながら読んでます。制度と社会の変遷を中心にみっちりとした内容なのでなかなか進みません。それでも、おもしろくてもっと知りたいので、巻末に挙げてある参考文献の書籍も手に入れようと考えているところです。



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