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和書 492084 (113)



最後の遊牧帝国―ジューンガル部の興亡 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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大清帝国 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 「清」については、中国最後の王朝として皇帝独裁体制を究極にまで発展させたものというイメージが強く、従来の中華世界プロパー的な見地からは、明の政治支配体制の延長版という見方が一般的なのではないでしょうか。
 これに対して本書では、一般向け概説書にしては珍しく、言わば「満学」的な立場から大清帝国の実像にアプローチしており、なぜ辺境の一小部族に過ぎなかった満洲が東洋世界を席捲し、またモンゴル等とは異なって安定的な支配を達成し得たのか、満洲社会の特性などを踏まえながら説き明かそうとしています。
 そして筆者は、その秘密を解くカギとして、入関前旗人社会の多民族共同体的性格、部族連合的国家の中央集権化を目指す歴代ハンと保守派とのせめぎ合いのダイナミズム、更には中原支配のための「華夷一家」イデオロギーの創造といった点に注目して論をすすめていきます。
 また、はっきりとした説明がなされているわけではありませんが、「大清帝国」の「帝国」たる所以が何処にあるかについても、本書を読み進めているうちにはっきりイメージできるのではないかと思います。
 論旨は明快、語り口は明瞭、アプローチは斬新。読んでいてたいへん楽しい本です。筆者の論証が成功しているか否かは読者の判断によりますが、いずれにしても知的好奇心をソソラレル本であり、また満洲ファン(そんな人達が存在するのかどうか知りませんが)には堪えられない一冊です。




長安の都市計画 (講談社選書メチエ (223))
販売元: 講談社

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長城の中国史―中華vs.遊牧六千キロの攻防 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 中国と言えば、多くの日本人は先ず「万里の長城」をイメージするのではないかと思います。本書は、いわば中国の象徴とも言うべき長城の発展史を辿りつつ、歴代中華帝国と北方諸民族との間に繰り広げられた戦争と平和のドラマを語るものです。気が付いたのは以下の点です。
 (1) 本書によれば、前秦時代から宋朝の頃に至るまでの長城は、その名称とは裏腹に、基本的には小規模な防御拠点の集合体であり、いわば「点」の連なりに過ぎなかったのだそうです。明代に至り、モンゴル諸部との厳しい対立関係と、王朝自体の内向きの性格とが相俟って、はじめて「一線の壁」としての長城が成立したとのことです。意外なことで新鮮に感じました。
 (2) 扱う内容の特性上、地理に関する記述が多く、耳慣れない地名等が頻繁に登場します。普通だとウンザリしてしまいそうですが、本書では地図を効果的に使用しているほか、文章も平易で分かりやすいので、比較的苦労せずに、楽しく読み進めることができました。
 (3) 長城の物理的な発展そのものを語るだけではなく、中華・諸民族関係の推移や、中国にとっての辺境防衛の重要度と方策の変遷に着目し、そうした中における長城整備の意味を説き明かそうとしています。志の高い内容だと思います。
 中国と周辺民族との関係史に興味をお持ちの向きには、是非一読をおススメしたいと思います。




唐から見た遣唐使―混血児たちの大唐帝国 (講談社選書メチエ (125))
販売元: 講談社

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おなじみ阿倍仲麻呂や吉備真備、羽栗吉麻呂など遣唐使たちの異国での青春、恋愛、その結果生まれた日本と唐の混血児たちの活躍や遣唐使たちを取り巻く人々を紹介しています。
意外な人物が、唐人と遣唐使として唐に渡った日本人との間に生まれた子だったりして、へぇ〜といった感じ。お前ら、ちゃっかり青春してたんやな!
ただし、ちょっと作者の想像がいきすぎかなといったところも。でもそのおかげで少し歴史のロマンスを感じます。
作者の推測や想像がちゃんと史料で裏づけられたらいいなぁと思います。




南朝全史-大覚寺統から後南朝まで (講談社選書メチエ(334))
販売元: 講談社

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馬賊で見る「満洲」―張作霖のあゆんだ道
販売元: 講談社

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文章の端々に生硬さと力みとが感じられるが、通俗的な「馬賊」イメージに挑戦し、その修正を迫る一冊であり、その内容はたいへん興味深い。単なるアウトロー上がりの集団としてイメージされることの多い張作霖政権の実際を、張作霖と王永江という二人の人物の関係から描き出し、「張作霖政権=日本の傀儡」説に説得的に疑問を呈している。

いわゆる「満洲」に興味を持っている方には、スタンスや関心の方向性はとりあえず横において、一読を勧めたい。それだけの価値はあると思われる。




文禄・慶長の役〔壬辰・丁酉倭乱〕文学に刻まれた戦争 (講談社選書メチエ)
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ポル・ポト〈革命〉史―虐殺と破壊の四年間 (講談社選書メチエ 305)
販売元: 講談社

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本書を読んで先ず感じた事はポルポトはけして異常な人間ではなかったのではないかと言う事です。キリングフィールドに描かれている様な悲惨な状況があったのは事実だが、ブレーキの効かない状況で坂道を転げ落ちる様に、猛獣に追われ逃げ続ける様に過激さを増してしまった結果が150万人の虐殺に繋がったのではないかと感じました。
この本は他の解説を書かれている方々も紹介されているように、日本人の山田寛さんと言う読売新聞社の記者が現地でのインタビューやクメールルージュの時代にて他国から見た状況等を踏まえ時代をまとめてくれたものです。今もイラクで起きてしまっている様にアメリカの介入がどれ程悪影響を及ぼしているかを強く感じました。まさに、クメールルージュの裁判時に「裁判が開かれたらまずキッシンジャー元大統領補佐官を呼んで、クメールルージュを権力の座につける結果を招く過程で、ニクソン大統領と彼が果たした役割について証言させるべきだ」とフランソワ・ボンショー神父が言っていたとの言葉に共感を強く感じました。しかし母数が小さいので150万人の虐殺が大きく見えますが、実質で5,000万の虐殺が行われたと言われる中国の状況はもっと悲惨だったのではないかと・・まだ何処まで内部的には解決したか分からない状況で、その国で来年オリンピックが開かれる事に対し複雑な心境になるのは私だけだろうか。
本書はカンボジア、ポルポト政権の成り立ちから終わりまでを理解するには良い本だと思います。まだまだ分析が必要な部分が多く、それが出来なければ再発を防ぐ事は出来ないのではないでしょうか。





明末のはぐれ知識人―憑夢龍と蘇州文化 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 馮夢龍とその時代、そして蘇州一帯の文化について述べている。概説的な面が強く、推測しかできないことも多い。
 馮夢龍が岳飛を描いた「精忠旗」については触れていない。


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