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和書 492084 (172)



図説 「満洲」都市物語―ハルビン・大連・瀋陽・長春
販売元: 河出書房新社

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満洲に関わりの深い都市であるハルビン、大連、瀋陽、長春を採り上げた書物です。
写真が多く、本書の性格上、建築についての説明に重きが置かれています。しかしながら当時の政治状況にもしっかりと触れていて総合的に満洲のことを理解できるように作られています。
写真と文章で相互補完的しています。結果分かりやすいものになっています。満洲の建築という切り口は新鮮です。恐らく類を見ない書でありましょう。扱っている範囲が建築のみではなく満洲全般でもあります。満洲について何かしら得ようとするとき本書は大いに役立つことでしょう。お薦めです。




図説 モンゴル帝国の戦い―騎馬民族の世界制覇
販売元: 東洋書林

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初代ジンギスハンによるモンゴル帝国の建設から、その崩壊までを9章にわたって描いたモンゴル帝国全史。モンゴル帝国というと、一代で全ユーラシアを席巻した第一代ジンギスハンの偉業と、元朝を建て日本にも攻め込んだ第四代フビライハンの世界帝国を築いた治績ばかりが思いつくが、モンゴル帝国の成した世界史的な意義はもっと大きく深いものだった事がよくわかった。

訳者のあとがきによれば、「先進文明圏であった中国と中東の既存価値観を粉砕・液状化し、後進文明圏であったヨーロッパに先進文明を送り込むという『古代・中世を清算して近世への道を開いた』」事にその意義があった。

興味深かったのは、ハンガリー・ポーランドまで席巻したモンゴル軍のヨーロッパ侵攻と、バグダッドを灰燼に帰した対イスラム戦争が、帝国の総帥たる大ハンの死去によって二つとも中断されてしまった事だ。元寇を失敗させた「神風」同様、これらの偶然が働かなかったら、モンゴル的な「清算事業」はどこまで進んだだろうか。それは世界史を数百年単位で促進させたのではないだろうか。

モンゴル帝国自体は、他の巨大国家同様、子供達が治める「ハン国」に分割され連邦的なものとなり、やがて連邦から独立性を高め他の歴史上の国と同様衰亡していった。この衰亡の過程は実に興味深かった。

壮大なテーマでありながら肩のこらない筆致は、著者がテレビプロデューサーで、本書が日英共同制作のドキュメンタリーを元にしているからだという。残念ながら題材となったドキュメンタリー「大モンゴル」(邦題)は現在絶版との事。DVDでの再販を期待したい。


最後にトピックとして、有名PCゲーム「ザナドゥ」の語源が、フビライハンが築いた都市の名前に由来していたというのはビックリだった。




図説 モンゴル歴史紀行
販売元: 河出書房新社

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 本著を主要著書に掲げる松川節(まつかわ・たかし)大谷大学准教授(東洋史学・モンゴル時代史専攻、文学博士)は、東京外国語大学モンゴル語科卒業後に中国・内蒙古大学に留学。爾来モンゴルと中国で「モンゴルの石刻史料」の現地調査を継続。まず紀元前三世紀の匈奴に遡る遊牧国家の成立から十三世紀創立のモンゴル帝国とその後までの歴史を、“各地に意外なほど”残された数々の考古遺物から写真とともに図説します。ポスト・モンゴル帝国のハイライトはチベット仏教の摂取で、次のテーマである首都「ウランバートル都市史」の起源を、その活仏(仏・菩薩・聖僧などの生まれかわりとされる者)と寺院を軸に周辺に俗人街をもつ「純粋な宗教都市」と解明。モンゴル帝国時代発祥の円陣式野営「クリエン」に因み、十七世紀のチベット仏教隆盛による「移動寺院」文化形成の時、これを「クリエン」の口語形「フレー」と命名。かつての中心「遊牧集団の長は、寺院の活仏にとってかわられ」、各地大小フレーの中で最大規模のウランバートル前身はやがて「イフ・フレー」(大フレー)と呼ばれます。活仏中心思想は、一九一一年清朝からの独立時に“政教掌握のモンゴル元首”誕生でクライマックスに。しかし共産主義の台頭で政権は活仏八世の死とともに終焉し、活仏の任命すら断絶。それどころか一九二五年にウランバートルで三十二%(絶対数で二万人足らず)を占めた僧侶は、宗教抹殺政策の下で一九三五年には半減、一九四〇年には還俗(けんぞく)を強いられた僅か千六百人に。今日のウランバートルの観光スポット「ガンダン寺」も、実は「イフ・フレー」の成立に対して傍系で、元来の中心的建造物は社会主義時代に破壊。わずかに「ボクト・ハーン冬宮博物館」「チョイジン・ラマ寺院博物館」として現存です。石刻による草原文化の解析、またモンゴルの入り口ウランバートルの都市史を巡る仏教との関わりに興味を惹く一冊です。




図説 ユダヤ人の2000年―歴史篇
販売元: 同朋舎出版

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図像のなかの中国と日本―ヴィクトリア朝のオリエント幻想
販売元: 山川出版社

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性愛の中国史
販売元: 徳間書店

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近年、中国人自らによる性文化史の研究が進んでいるのは、まことに喜ばしい限りである。なかでも特定の分野に的をしぼった専門書が幾冊か出版されていることは、たいそう興味深い。とはいえ本書は、残念ながら抄訳であるせいか、何十年も前にオランダ人ファン・フーリックによって書かれた「古代中国ノ性生活」と較べても質、量ともに見劣りのするやや中途半端な記述が多い。あまつさえ元来中国にはなかった奇妙な西洋風の偏見が導入されていて、今日の日本では読んでいて若干、滑稽にさえ感じられる点すら見受けられる。 たとえば、「同性愛」などという異様な造語が、平気で用いられ、それが「異常」であるとか、ないとか語っている箇所が、その好例である。性文化にかけては、中国よりも遥かに「後進国!」であり続けた欧米諸国でさえ、今ではSEXUAL ORIENTATION による差別を禁止し、同性間での婚姻を合法化しつつある時代であるというのに、何たるアナクロニスムであろうか。日本人にとって長い間、仰ぎ見る高度な文明国であったかつての中国は一体どこへ行ってしまったのであろうか。かの洗練された中華文明の民族は何処へ消えてしまったのかと不思議にさえ感じられる。この点に関しては、香港の小明雄の著書のほうが、格段に優れていると言わざるを得ない。  今後、是非とも中国人自身による更に立派な「性愛の中国史」が編まれることを期待して止まない次第である。




西安事変前後―「塞上行」・1936年中国
販売元: 筑摩書房

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西域文明史概論・西域文化史 (東洋文庫)
販売元: 平凡社

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西域文書からみた中国史 (世界史リブレット)
販売元: 山川出版社

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西欧が見たアンコール―水利都市アンコールの繁栄と没落
販売元: 連合出版

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