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和書 492084 (173)



生活世界の創造と実践―韓国・済州島の生活誌から
販売元: 御茶の水書房

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生活者の日本統治時代―なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか
販売元: 三交社

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大阪はよく知らないが、東京では韓国・朝鮮の人達って、ごく少数派で、普通に生活しているぶんには接する機会など滅多になかった。いまでこそ新宿の一角はリトルソウルみたいになっているし、知人も沢山できたけれど、大学へ行くまで付合い絶無(日本名を名乗っていたかも知れない)だった。
ただ、やはり実際に付合いができると戸惑うことだらけ。いちばん参ったのが敬語の使い方の違いと南北の対立。韓国籍の知人が来たので近所の焼肉屋へ連れてったら強張ってしまった。小声で「知ってますか」というので、「何が」と訊いたら、「この店の名前、漢字だと『牡丹峰』と書くんです」と怯える。漢字の『牡丹峰』が平壌に聳える名山なのは知っていたが、迂闊にも焼肉屋の(ハングル読み)カタカナ名称と結びつけてみなかったし、それほど民団と総連の対立が厳しいとも知らず、その場、店を出るまで韓国・朝鮮の話題はタブーだった。敬語も同じ。外国人なので日本語に難があるのかと思ったら、これも違った。文化的位相が異なっていたんだね。敬語使いの違いは呉さんの著作を読んで、やっとのこと正確に分かったような感じ。
親父が、学校を出てから総督府の下級吏員で兵隊に行くまで朝鮮にいたので、色々と話は聞いていたし、小学校5、6年の担任は京城育ちと言ってたし、中学のとき通学路の傍らに李王殿下が引っ越して来たし、高校のときには日韓国交回復もあったんで、それなりに関心は持っていたつもりでも戸惑った。言葉も歴史も文化も宗教も、まるで異なるので色々と食い違って当然なんだが、顔付が同じだと、その当然なことが中々しっくり理解できなくて、ある種、近親憎悪みたいなものに転化し易いんだろうね。
日本と韓国を繋ぐ韓国文化の紹介者として呉さんの役割を高く評価したい。
ただし、憎悪を煽ることで自己正当化をはかりたい人たちに、こっぴどく叩かれたせいか、近頃は呉さん自身も少し意固地になっているんじゃないかな。呉さんの著作を都合よく読み、「ほら韓国人だって認めている」と図に乗って「日本だって良いこともした」式に嘯くのがいるけれど、そういう連中に取り込まれないよう、お気をつけ下さいね。
■追注.)戦前期日本の国家体制は二重底になっていた(いまも、その傾向は多分にある)。
軍隊なら将校、官僚なら官員は指示するのみ。自分たちは汚い仕事に手を染めない仕組みで、独立後に「暴虐」と非難された行為は、すべてと言ってよいくらい下士官・兵、吏員・雇員、一部民間人の仕業だったといえる。が、ほんとの意味で悪事を働いた人間は絶対に口を割らないし、じつは奇麗事を言う人間だって薄々承知のはずなんだけど、そういうのは身分の違う連中がやったことだと腹の中では思っているから、自分とは別社会の出来事だと考えている。
悪いけど、韓国人の呉さんに真相を吐露する日本人は、まず、めったに居ないと思うね。やはり、そこには乗り越えられない壁があって、こんな聞書きを日本人を対象に幾ら積重ねても、ほとんど徒労に終わるだろうなと思う。関心があるなら自身が徒労だと納得するまで続ければよいけれど、それよりも呉さんには、ぜひ韓国の人たちの体験談収集と日本への紹介をお願いしたいと思うよ。こっちは、そのほうが遥かに知りたい。




中国見聞一五〇年 (生活人新書)
販売元: 日本放送出版協会

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 高杉晋作から大江健三郎まで19人の日本人の中国との関わりを描いた本である。吉田茂、田中角栄など政治家も登場するが、筆者の目は、彼らの行動の政治的意味合いに向かうのではなく、あくまで、個々人の中国あるいは中国人との接点を、対象にしている。登場人物は、作家、俳優、映画人など多岐にわたり、時代もまさに150年間にわたる。 

 エピソード集としては大変面白く、私もこの本ではじめて知ったことがたくさんあった。おそらく、筆者としては、これらを素材に、日本人と中国、中国人との関わりを読者自身が考えることを期待していると思うが、それができる人は自分自身も中国との接点がある人でなければならない。これは一般の読者にはやや高いハードルかもしれない。




青瓦台の風水師―これを知らなければ韓国はわからない
販売元: 文藝春秋

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世紀末中国のかわら版―絵入新聞『点石斎画報』の世界 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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約100年前の中国で、ヨーロッパの画報の影響を受けて創刊された報道・娯楽誌「点石斎画報」。まるで今日の日本の写真週刊誌のように、最新のニュース(当時の)やスキャンダラスでちょっとあやしい記事が取り上げられているのだが、画像が写真ではなく版画(リトグラフ)で描かれていることで、さらにあやしさは増す。真実と誤解、最新技術と迷信、西洋と東洋などがさまざまに入り交じる、摩訶不思議な記事の数々。そこから産まれる、あまりに面白い世紀末中国の画像世界。絵と文章をただ面白がるも、中国の文化史として読むも、東洋と西洋の出会いの記録として読むも、読み方は様々だ。




朝鮮近代の風雲誌 (青丘文化叢書)
販売元: 青丘文化社

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朝鮮学事始め (青丘文化叢書)
販売元: 青丘文化社

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訳注 西京雑記・独断
販売元: 東方書店

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聖婚―古代シュメールの信仰・神話・儀礼
販売元: 新地書房

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正史 三国志〈1〉魏書 1 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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晋代の歴史家・陳寿の手によって編纂された正史「三国志」。完訳で現在国内で出版されているものとしては、このちくま学芸文庫が唯一です。全8巻。内容はこの1巻から4巻までが「魏書」、5巻が「蜀書」、6巻から8巻までが「呉書」となっています。記述形態としては、その年ごとに何があったという書き方(いわゆる編年体)ではなく、人物ごとに伝記形式で紹介していく紀伝体(「史記」と同じスタイル)で構成されているのが大きな特徴です。感情を抑えた叙述のなかに隠されたメッセージ。一見関連性のない人物の伝記を読みつないだ時、初めて現れる真実。物語としての「演義」に触れ、さらなる知識欲を満たすべくこの本を手にされる方へ・・・「三国志」が本当に面白いのはここからです。


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