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和書 492094 (158)



東南アジアを知る―私の方法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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鶴見俊輔曰く「彼は、年を取ってから仕事をしたんだよ」。

鶴見良行のキモは実際に現地へと赴き、歩き、記録をしたとこにある(もちろんその前にものすごい量の勉強をしているのだが)。

アジアという漠然としたものをバナナやエビといった自分の生活に近いものから捉えるという彼の視点から、自分とアジアや第三世界とは実はものすごく身近に結びついていて実は自分は多くの人を踏み台として生活をしているんだということを知ることができた。

今自分が生きている世界はそれだけで完結しているのではない。実はいろいろなところでいろいろな人やものと繋がっているんだ。だから、アジアを鏡として、今の日本での自分のというものを見つめなおさなくてはならないんだと思った。




ドイツ人のこころ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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私は今までドイツに関した本など、興味もあまりなかったのですが、近々ドイツに行くことになり、ドイツの本でも読もうかな、と思ったとき、一番最初にこの本を手にしました。

この本を読もうかな、と少しでも興味を持っている人は、あまり難しく考えず、とりあえず手にしてみて欲しいと思います。ゲーテなどの文学、または音楽をやっていてベートーベンなどの曲を弾いたことがある人など、いませんか?この本には、どういう背景があって彼らがそのような作品を残したのか、ということが分かりやすく説明されています。そしてそれらは全て、ドイツの詩を使って説明がされており、全体的にとても詩的にまとまっています。

ドイツに行きたい人が読めばますますドイツに行きたくなる、音楽に興味がある人が読めばその曲をより深く理解して演奏できるようになる、文学に興味がある人は背景をとらえながらますます想像が深く出来るようになると思います。「ドイツの本」というより、もっと軽い気持ちで読んでみて欲しいと思います。




奈良の寺 ― 世界遺産を歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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お堅い奈文研が独立行政法人化の波をかぶって一般読者を意識し出したのはいいこと。しかしその出来はというと、個々の知識・知見の断片的蒐集にとどまっており、各担当者に原稿を割り振り、単にこれを束ねてホッチキス止めしたのとどこが違うの?と聞きたくなる。

副題が「歩く」となっているが、読者という同行者がいるのに、視野に入っているのだろうか? 副題に一般受けする言葉をつらねているが、単なる受け狙いなのではないか。どうも実態がそぐわっていないように見える。
たとえばふるくは和辻哲郎『古寺巡礼』、新しいところでは『法隆寺の謎を解く』(ちくま書房)がある。そこではまず、読者と著者が一緒になって境内を、回廊を、建物内部を歩き回り、臨場感がありました。
この点、この本では副題が「〜を歩」くとなっているのに、臨場感などまるで伝わらない。執筆担当者の研究こぼれ話、とでもいった方が実態に近いだろう。これで奈良の寺歩きが愉しくなるというのは無理な話…。

それでもそこそこ売れているようだ。奈文研と岩波という権威のの組み合わせからくる安心感、信用なのだろう。一般読者も権威に弱いから、買ってみて面白くなくても、それは自業自得かな(反省)。




続 日本の地名―動物地名をたずねて (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ニューヨーク (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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岩波新書もついに旅行ガイドになってしまったか、と思わせる内容。だが、マンハッタンを歩いたことのある人なら本書は旅行ガイドなどではなく、マンハッタン史とでもいえる趣向で書かれていることに直ぐに気付かれるであろう。観光名所でありながら、歴史的文化的事件性(イヴェント)のない場所は記述されていない、つまり扱われていない。マンハッタンを理解するエッセンシャル・ミニマムが記述されているが、記述の主たる対象は歴史的因果関係と現在を結ぶ要因に配慮されている。マンハッタンは南北の移動以外は、歩くのが楽しい、という著者の経験則には大賛成!歩けば名建築の空間に出会える、その観点からするとコールハースの「錯乱のニューヨーク」との併読がお奨め!




ネットと戦争―9.11からのアメリカ文化 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ネットというものがIT革命の大号令でわが国に広まってから久しい時間が過ぎました。
その後、わが国にネット文化というものは広まったのか、
根付いたといえるのか、そのことを改めて問われたよう
な気がします。
冒頭のオーデンの詩。そして暗黒面をかいま見せさせた
扉9.11の模様。即日環境のネットのありがたみと恐さを
まずは感じさせる。
そして戦禍の広まりに抵抗するアメリカネットのジャー
ナリズム。ニュースで知られないアメリカ。そこにはネ
ットという<自由解放区>がある。そして左右両翼の歴
史認識を伺わせる文化史アーカイヴの世界もある。
日本にはそのネット=自由解放区=歴史認識の保存=戦
いはあるのか?そういう問いかけが青山南氏の文章から
滲んできます。




人びとのアジア―民際学の視座から (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 本書は、1938年に生まれ、東南・南アジア各地を「歩き、見、聞き」、在日外国人の権利擁護にも奔走し、海外研究者、エビ研究会、ネグロス・キャンペーン、PP21等とも親交のある、声帯を切除した地域経済論研究者が、具体的な事例からアジアと日本との関係を考えるために、1994年に刊行した新書本である(本書の成立経緯については「あとがき」参照)。アジア人花嫁の「商品化」という形での日本の過疎地からの国際化とその問題点、滞日外国人の医療保障問題や自動車解体問題、戦後責任問題、南北問題と過剰開発・臓器売買・環境問題・人口問題、PKO問題、標準時の問題、日本の戸籍制度の問題性等が、本書で扱われる具体的な事例である。それらを踏まえた上で著者が提唱するのは、近代国家の枠と客観性神話を前提とする西欧近代科学に対する批判である民際学(193頁以降に具体的な説明がある)であり、また循環性の永続、多様性の展開、関係性の創出を重視する世界の構築、生命系と地域自立の時代の構築である。提言はやや楽観的・抽象的にも感じるが、方向性としては決して間違ってはいないと思われる。特に民際学の具体的内容については教えられる面が多いが、改めて身体知と言葉の知との関係、研究者とその他の人びととの分業のあり方について考えさせられた(研究者はアカデミズム外と離れすぎるのもいけないと思うが、密着しすぎると存在意義を失うのではないか?等)。






ビルマ―「発展」のなかの人びと (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 ビルマの歴史、政治状況を知るために、これほどわかりやすくコンパクトにまとめられた本はないと思います。何をさておいても必読書!
 アウンサン将軍以降、複雑に絡み合いつながり合う現代政治史部分は、関心の薄い人にはちょっとややこしく面倒かもしれません。まその場合は、飛ばし読みという手もあるでしょう。
 なぜか東京・高田馬場にはビルマ料理店が多いなぁと思った人は、まずはこの本を手に取ってみましょう。





フランス家族事情―男と女と子どもの風景 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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本来、家族や夫婦も人間関係の形のひとつに過ぎないと思います。だからいろいろな形があっても不思議ではないと思うのです。それなのに、社会から押し付けられている現在の”かたち”に私たちは知らず知らずのうちに縛られ、既存のかたちにとらわれない人に対して、いやみや説教をしている人は多々いますよね。現在の日本のシステムからみるとすごく過激に見えるかもしれないフランス社会をこの本から覗いて、家族とは何か考えてみませんか?




モンゴルに暮らす (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 岩波書店の『図書』の連載に加筆したもの。
 「モンゴルに暮らす」とは言うものの、モンゴル人民共和国ではなく、中国の内モンゴル自治区の話。著者は内モンゴル大学に留学し、モンゴル族の青年と結婚までしてしまった人物。
 内モンゴルでの生活や結婚生活が語られる。モンゴル族が定住化や牧畜、漢族との関係のなかでどのように変化しているか、実際の生活から観察されている。大学院生は学校から結婚の許可を得なければならないとか、驚くような話もあったが、全体としてはお粗末な出来。話の順番が滅茶苦茶でまとまりにも欠けるので、読者にとって不親切な本になってしまっている。日本語もちょっとおかしいし、長い文章(本)を角煮は向かない人なのだろう。


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