和書 492094 (268)
黒のネットワーク―世界に拡がるチャイニーズ・マフィア
販売元: 自由國民社
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黒い巨人―W.E.B.デュボイス
販売元: 山口書店
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黒い憂鬱―90年代アメリカの新しい人種関係
販売元: 五月書房
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著者は英文学者。必ずしも恵まれた環境に育ったわけではないが、現在は大学教授を勤めている。
黒人である著者は、公民権運動によって得られた黒人優遇措置に対して疑問を投げかける。
優遇が多くなれば多くなるほど黒人は努力をしなくなり、頽廃がすすむ・・
白人の罪悪感を利用して黒人のアイデンティティを強調すればするほど卑屈になる。。
著者は「人種」強調よりも道徳を。そして優遇よりも努力を訴える。
現在の黒人問題が明晰な知性による明快な文体で描かれており非常に興味深い。
むしろ現在白人によって行われるカルチュラルスタディーズやポストコロニアルの研究は
贖罪学でしかないからつまらないのではないか。ちなみに石川氏による解説と訳者解説は蛇足だと思う。
知らなかった事実や新しい視点を提供する良書。
黒社会 中国を揺るがす組織犯罪
販売元: 草思社
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列車、バス強盗の頻発など、戦前の匪賊が跋扈していた時代に戻ったかのように中国では犯罪が爆発している。しかし、注目すべきは、黒社会(マフィア)、宗族、中国共産党の体質が、共通しているという指摘である。厳しい上下関係、内部の結束など、頷かされる点は多々ある。黒社会は、中国社会の伝統的体質が生み出したものなのだ。
グアテマラ虐殺の記憶―真実と和解を求めて
販売元: 岩波書店
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虐殺によって失われた人々の記憶を丹念な聞き取りから回復させ繋ぎあわせていくことで、虐殺にまつわる真実を発見するまでのプロセスが描かれている。その集大成がこの本であり、虐殺の過程や背景だけではなく、人はどのように癒され許すことができるのか、平和に生きる日本でも、同じような経験をした他国の人々にも読まれるべき一冊だろう。
グアテマラ先住民の女たち―リゴベルタ・メンチュウと民主化への歩み (世界人権問題叢書)
販売元: 明石書店
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グスク文化を考える―世界遺産国際シンポジウム『東アジアの城郭遺跡を比較して』の記録
販売元: 新人物往来社
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琉球、沖縄の歴史や文化を知る上で欠かせないのがグスクです。グスクは防御のための城ばかりでなく、中国や日本との交流や文化発祥の中心であったからです。グスクは今日でも聖地として機能しています。
本書は25名余りの執筆者によって、最新のグスク研究の成果がまとめられています。入門書ではありませんが、琉球のグスクを知りたい方、琉球の歴史に関心のある方には必読の書としてお勧めします。
グッド・タイムズ
販売元: 中央公論社
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グッドモーニング!モントリオール
販売元: 碧天舎
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グラウンド・ゼロがくれた希望
販売元: ポプラ社
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自由の国に憧れて若くしてアメリカに渡って9・11を体験した著者のその後のPTSD・喪失感からの回復と
9・11以降世界平和のために立ち上がった人々との出会いを通じて垣間見た希望が綴られています。
9・11の記述は臨場感あり、その後の現地の人々の愛国心の高揚と憎しみの連鎖の傾向を見せる怖さの現実
日本に帰ってみて改めて感じる日本の良さ、「自分の国の長所というのはね、他の文化を通して見たときに初
めて分かるものなのよ。 それともう一つ大事なことはね、日本を愛して自分が日本人であることを誇りに思う
ことが出来なければ、どれだけ英語が喋れたって、えらくもなんともないわ」との言葉は其の通りだと思います。
その後、日本での反戦活動家たちとの出会いを通じてアメリカの可能性・希望も見出せたこと其の小さな流れ
が大きなうねりになっていくことを願って止みません。
翻って、対米追従一辺倒の日本の在り方も注意深く見守っていく必要があると改めて感じました。