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和書 492094 (269)



グラナダふだん暮らし―スペインの小さな家から
販売元: NTT出版

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 グラナダ在住10年の著者が日々の生活から眺めたスペインを綴った書。
 かの地に購入した家の改装工事に悪戦苦闘する様子から始まり、スペインの食や雑貨、サンタの来ないクリスマスなどについて筆をとっています。

 本書には闘牛もフラメンコも登場しません。観光で訪れた人々が刹那に出会う濃厚なラテンの色合いはここにはありません。
 日本人がスペイン人に対して抱きがちな力強く明るいイメージとは何の縁もゆかりもない、生活者としてのスペイン人が綴られています。

 ただし著者の筆致は少々おとなしすぎる気がします。異国で、しかもスペインで独りで生きようという日本人女性ならば、もう少し強い個性の持ち主なのではないかと予期していたのですが、予想に反して文章が淡々としているといった印象を持ちました。
 築50年の自宅の改装工事で味わった辛酸に対しても思ったほど憤りを感じていない様子です。
 スペインで暮らす日本人であるからこそ二つの価値観を止揚した末の新たな自己主張というものが著者にはあるはずなのに、それが見られません。

 著者はスペインを紹介するという作業の中で「自分」を出すことを遠慮したのかもしれません。なるべくスペインを一般化し客観的に述べようとするあまり、例えば個別事例にあたるスペイン人の友人たちの登場回数を思い切り減らしたのではないでしょうか。
 しかし本書はスペイン事情の単なる解説本ではないはずです。<40代の日本人女性が独りで暮らしながら感じたスペイン>を知りたいと思って本書を手にする読者も少なくないでしょう。エッセイであるならば、より個性的であってよいと思います。
 次回作に期待します。

 なお、スペイン在住の日本人女性が書いた類書に以下のものがあります。
 安藤まさ子著「アルハンブラの誘惑」(実業之日本社)
 湯川カナ著「カナ式ラテン生活」(朝日出版社)
 どちらもなかなか個性的なスペイン生活が綴られています。




グラフでみるアメリカ社会の現実―犯罪・家庭・子ども・教育・文化の指標
販売元: 学文社

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水と大地の詩 バングラデシュ―グラフィック・レポート (グラフィック・レポート)
販売元: 岩波書店

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グラースノスチ―週刊誌「アガニョーク」の証言
販売元: 朝日新聞社

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グリ、ときどきグランボー―ガイドブックにないフランスの素顔
販売元: 本の泉社

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グリンデルワルト便り
販売元: 山と溪谷社

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 著者はスイスのグリンデルワルト在住の写真家。グリンデルワルトは、目の前にアイガー北壁が迫り、ユングフラウ観光の中心として知られる村である。
 著者はグリンデルワルトでホテルを営む一家の娘と結婚し、25年以上も同地に住んでいる。そこで見聞きしたこと、日々の生活などを綴ったのが本書。ただし、著者は登山家ではないので、山や登山の話は出てこない。
 アルプでの牛の放牧の話とか、村の昔からの決まり事とかは、こういう人物でなければ書けない内容。やや険のある文章だが、スイスの住民について、内部にまぎれこんだ「異物」の目を通して見るのが面白い。なかでも、著者の息子が体験する兵役の話は貴重。
 さすがに写真が美しい。




超古代文明の謎―歴史の定説をくつがえす驚異の古代遺産 (グリーンアロー・ブックス)
販売元: グリーンアロー出版社

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 超古代文明は、はるか彼方に飛来した宇宙人の遺産か!?
 現代科学も驚嘆する、超古代文明の証拠品オー・パーツと世界各地に残る古代遺跡はどう築かれ、なぜ滅亡したか!?世紀末の地球を救う方法は、優れた古代文明の謎を解明することにある。古代遺跡と古代文明のすべてがわかる本!!




世界遺産の旅 (2000) (Green mook―地球紀行)
販売元: 小学館

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世界遺産の旅 (Green mook―地球紀行)
販売元: 小学館

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今でこそ世界遺産関連の書籍・雑誌類は巷に溢れているが、そのブームの火付け役的書籍が本書である。毎年、数十の追加登録があるため、その性格上、漏れなく収録するということは不可能なため、その点では最新刊の類書に軍配は上がるが、この本の良いところは、写真の多さ、解説・コラム記事の充実度、アクセス地図の完備、手ごろな分厚さ、といったところか・・・。




軍隊のない国コスタリカ (母と子でみる)
販売元: 草の根出版会

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 コスタリカが軍隊を廃止した理由は、bookerさんが触れていられるように「政権維持のための武器はもういらない」(p. 44)ということなんだと思います。
 でも、他の方が触れてられるように「国民を守るため」の武器はきちんと装備されているのです。
 しかし、いわゆる平和主義者や「護憲」を唱える人々は、日本国憲法9条第2項を拡大解釈して、「国民を守るための武器すらいらない」などと言います。
 コスタリカに騙されるのではなく、コスタリカを利用して騙そうとする人々の詭弁に注意が必要です。


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