戻る

前ページ   次ページ

和書 492116 (61)



そろばんの向こうに宇宙が見える―そろばんに学ぶ人生の知恵
販売元: 東京書籍

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ぞくぞく医者のないしょ話
販売元: 毎日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






たたかいに生きて―山本菊代自伝
販売元: 柘植書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






たたかいの原像―民俗としての武士道 (平凡社選書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






「ただ一人」生きる思想 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

人間が、たとえ集団の外に出て孤立しても、強く生きていくための「思想」をつくりあげてきた西洋社会。その思想史の専門家が、「個人主義」の歴史的背景と、その、これからの日本人の役に立つであろう部分を、なるたけわかりやすく紹介する。ただ、後半はドンス・スコトゥスという中世教会の哲学者の「ペルソナ論」が中心で、これが最も重要なのだけれど、ちょっと専門的すぎて、とっつきにくいかもしれない。
「ただ一人」生きる、ということは、つまり「ただ一人」で考える、ということなんだと、著者は言っている、と読んだ。何かを信じるにせよ、信じないにせよ、自分の頭をつかって、選んでいくんだと。正直、しんどそうだ。そのしんどさに耐えながら鍛え上げてきた思想の魅力が、この本では説かれている。狭き門ではあるが、のぞいておきたい。




たった一つの、私のものではない言葉―他者の単一言語使用
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

今年の4月にお亡くなりになったのをきっかけに、デリダの本を読み始めています。正直、難しい。哲学の本の中でも、骨の折れる一冊です。
翻訳者が詩人と聞いて、納得しましたが、とても読みやすいし、親しみやすい、すぐれた文体です。なのに、肝心の思想が、難しい。
言語学や哲学でも、『ことば』にこだわっている方は必見。
また、現代の最先端の思想であり、
答えをくれなくてもヒントをくれる一冊です。




たのしい海岸ハイキング (シリーズ・自然にチャレンジ)
販売元: 大月書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






たまたま地上にぼくは生まれた (ちくま文庫 な 27-3)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 僕自身、なんとなく存在には気づいているのだが言語化することができずに、漠然とした形でしか認識できていない疑問や不満を自己の中に抱えていたりする。おそらくそのような感覚を持っている人は少なくないのではないだろうか。
 中島氏はそれらの感覚に対して非常に誠実であり、かつ本書の中で対談相手として登場する宮台氏も言及しているように、それを言語化する能力に優れているという点でやはり中島氏は社会的に成功した存在になり得たと言える。その点で、この本にどんなに共感しても結局受け手側の人間にしかなれない自分は、中島氏のように自らが抱える疑問や不満といった一種の自己幻想的とも言えるような感覚をエネルギーへと転換することもできずにいるという引け目を感じさせもする。だがしかし、中島氏は本書において「哲学する」ことを教えてくれる。それは決して一部の学識者のみに可能などというものではないのだ。個人的なことを言えば、極めて凡人な僕でも本書を読み、「哲学する」ことができれば、自らが抱く疑問への明確な答えは見つからずとも、その疑問とは何なのかという「問いを深める」ことができるのではないかということに、少なからず希望を抱いたのは確かだ。
 




たまたま地上にぼくは生まれた
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読みごたえはある。
が、一般向けの講演をそのまま文字に起こしたものなので、どこか浅いように感じる。
それでも仮に講演を聴きにいって、これだけの内容なら、まず損をしたとは思わない。
たとえば、ヨーロッパ人の頑迷固陋さを暴くエピソード群。
「就職」それ自体を一大物語となしえた彼の苦労話。
だから、買う価値はあった。

ただ、複数の講演だけに、繰り返しが多い。
しかも、「深み」を増すようなかたちで繰り返されるのではなく、似たような原稿を「使い回し」ているかのような、パターン化された文章の繰り返しが見られ、ああ「講演家稼業」はこうして営まれるのだなと、妙な好奇心を刺激されてしまった。
それは許そう。

さて、宮台真司との対談は、ひとつの目玉だろう。
東大卒のビッグネーム(?)同士で語られるテーマは、昨今ブームの「癒し」。
しかし、ここに露呈しているのは、いわば彼らの「はしたなさ」とでもいうべきものかもしれない。

宮台は、いつものごとく、ナンパとセックスに自己の存在意義を見出しているし、“どんな機会にもそれを言いそびれないようにしよう”という彼のワンパターン精神には、うんざりする。
これは、(男性)読者や対談相手に強い嫉妬(羨望)を掻きたてようとする論戦上の策略なのか、あるいは、学歴よりも、そこ(性)に彼のプライドの源泉があるのか、たぶん両方だろう。

対する中島にとっては、“自分の死(消滅)が耐えられない”という根源的な問いを抱えていることが、最大のホンネであり、また、多数の共感を得たい苦悩として本書全体の中心テーマでもある。
つまり、性の目覚め以前に到来した「早熟さ」(死への怖れ)が、彼のプライドの源泉なのである。

が、宮台の「中島さんはモテますよ」という再三のおべっかに、はぐらかされつつ、話はグダグダに流れていく。

要するに、彼らの「性への執着」と「生への執着」は決して交差しない。
だから、議論は、非生産的なのであった。
そこが、逆説的に面白い。無論、苛立ちを感じるわけだが。




ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

一読して「ヒデぇな、コリャ」とちょっとがっかり。この人の書くものは読みやすく、読む人を惹きつける力はある。おもしろい。前々からそう思っていたから、読んでみたのだけれど、その「おもしろい」の次元が「笑える」という程度に過ぎないな、というのが一読しての印象。部分々々には「一理あるな」と納得させられるところがあるのだけれど、肝心の結論のところで――フェミニズムへの批判にしても、宮台真司に対する批判にしても――完全に敗北している。「あぁ、上野千鶴子なら〜〜と言って事も無げに反駁するだろうなぁ」「宮台ならこういう反論であっさり覆してしまうだろうなぁ」ということが、あまりに容易に想像がついてしまう。そういう意味で「内田樹は意外にもあまり知的レベルが高くないぞ」と思いかけてしまった。しかし、時間をかけて考えるうちにこれがこの人の作戦なのではないか? と思い始めた。内田樹の伝えようとしていることは結論にあるのではなく、部分々々の「一理あるな」と納得させられるところの方じゃないかと……。つまり。「これはシロート向けの駄文ですから」というエクスキューズを表面的なスタイルにとっておいて、しかも結論ではあたかも無自覚に馬鹿なことを言っているかのように見せ、「ハナシにならんな」と鼻で笑わせておく。しかし、内田が一番やりたいことは、その結論の馬鹿馬鹿しさ(失敬!)にすら気づかない層もふくめた幅広い読者たちが、結論以外の「一理あるな」と思わされる部分等をもとに疑問や想像を膨張させて「既に決着済み」とされていることにも再考を始める、そういう「揺さぶり」に狙いがあるのではないか。たとえそれが完全に自覚的ではないにしても、それこそ筆者が繰り返し引いているレヴィストロース言うところの「野生の思考」に通じるではないか。内田樹、おそるべし。しかし、それでも結局この人のしていることは「ネガティヴ・キャンペーン」の域を出ない現状批判であって、具体的な対案は何一つ示されない。それで星1つ減らして、4つです。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ