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和書 492116 (68)



はじまり (哲学雑誌)
販売元: 有斐閣

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はじまりの死生学―「ある」ことと「気づく」こと
販売元: 春秋社

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はじめてのインド哲学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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冒頭の言葉が魅力的に思えた:
    「自己と宇宙の同一性の経験」を中心軸としてインド精神史を追いつつ、
     そのテーマが、わたしにおいてどのような現実的意味をもつのかをさぐる

ブラフマンに加えて、アートマンが見いだされた意味、サーンキャ学派・ヴァイシェーシカ学派・
ヴェーダーンタ学派の基礎部分が解説されている。そしてそれらは時代と共に変化・発展していく。
この本を読みながら、ナーガールジュナ(竜樹)とシャンカラを少しかじったのも理解の助けになった。
私も、インド哲学全体のあらましを知るのに良い本だと思う。


個人的には、哲学とは形而上学的なものを含む学問だと思っているが、
インド哲学は常に「世界の形成と構造に関するより精緻な理論」を求められてきたようだ。
説明しようとすること、それにより安心しようとすること、理論を作って安心しようとすることは
人間の根本的な欲望というか、サガであるらしい。この本を読んで大いにそう思った。
(しかし、細かく分けすぎ、やりすぎのように思う。やりすぎは常に危険である。)
(科学ではようやく、ほとんどの銀河の中心に巨大ブラックホールがあることを突きとめた段階である。)

もしできることならば、インド哲学は個と世界および個と個の関係にはほとんど関心がないこと、
すなわち世界観、社会観が欠落していることを言っておいてほしかった。冒頭で述べられた趣旨から
すると、やむを得ないのだが。
環境問題等は、お金で何でも買える主義、つまり資本主義のみでは解決できない。
哲学・ポリシーが欠落している人が多い昨今、社会観を含んだ新しい哲学が求められているのでは
ないだろうか?

要は、知識を得ることが目的ではなく、自分の頭で考え、踏み出すことが重要なのだから。
この本を読んであなたは、哲学についてどんな一歩を踏み出すだろうか?




はじめてのシュタイナー―人生のヒント
販売元: 小学館スクウェア

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はじめての分析哲学
販売元: 産業図書

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過去100年間の分析哲学の中心課題について、論理実証主義VSクワインVSデイビッドソンという観点から説明している。「現代の分析哲学は、もう一皮めくれると全思想状況がひっくりかえるかもしれないような、重大な問題と格闘している」という問題意識をもって、意味と真理、相対主義、科学革命、異文化理解、他者理解、などの現代社会における重要なテーマに現代哲学の観点から光を当ててくれている。本書を読んだ後さらに学びたい読者は、飯田隆の「言語哲学大全(全四巻)」に挑戦すると良いだろう。





はじめての哲学
販売元: 北樹出版

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はじめての哲学史―強く深く考えるために (有斐閣アルマ)
販売元: 有斐閣

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哲学というと、すぐさま「難解」というキーワードが頭に浮かぶ。確かに、哲学について論じている本は、その多くが回りくどい言い回しをしているように感じてしまいがち。
しかし、本書はリズミカルにわかりやすい口調で解説が進められていく。「はじめて」の名を冠するに相応しいであろう。

もちろん、扱っている内容が哲学という、主観を排し得ない内容なだけに持論や主観も含まれている。だが、歴史上重要な人物は網羅されているし、解説もわかりやすい。哲学に興味を持って、「まずはじめに」といった気楽な感じで一読して損は無いであろう。




はじめての哲学史講義 (PHP新書)
販売元: PHP研究所

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学校で哲学系の講義をとったものの、専門外ゆえ最初から最後まで「????」でした。
やっぱり基礎がわかんないと駄目だなー、と思い購入した本。さすがに『はじめての』というだけあって分かりやすいです(笑)。

冒頭に「哲学は哲学史だ」という言葉がありますが、ギリシア哲学から時代にそって進んでいくほうが初心者むけですね。講義では突然カントやデカルトが出てきてまったく訳がわからなかったのですが、最初から追っていくとなんとか「ああ、そういうことを言ってたのかー」と思うことが出来ました。
たださすがにふんふんと読んでいるだけだと、(私のような完全な初心者には)意味が咀嚼しにくいかも。どうしても流しがちになってしまうので…
なので私はアンダーラインを引き、ノートに自分なりにまとめながら読み進めました。これだと頭に入りやすいです。
ほんと、教科書としては便利ですよ☆




はじめての構造主義 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 構造主義は分かりにくい.構造主義の何たるかを知
りたいと本書を手に取った読者に対して,橋爪は潔く
裏切りを宣言します.ところが,分かりにくいものを
分かりにくいままで終わらせない,そこが本書の面白
いところ.構造主義それ自体を解説するというよりは,
レヴィ・ストロースが影響を受けた,いわば「周辺事
情」を並べるというスタイルで,構造主義に至る過程
を見事に解き明かしてくれます.

 視点をレヴィ・ストロースの傍に置くことは,構造
主義の理解を易しくするだけでなく,インセスト・タ
ブーと婚姻クラスの秘密を暴いた知的な興奮を僅かな
がら共有させてくれる,そんな副作用ももたらしてい
ます.

 楽しみながら学べる,魅力的な1冊.




はじめての現象学
販売元: 海鳥社

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本書の説明を、次の2つの流れに対応づければ理解は容易です。
1)客観(自然物α)⇔(生理的)身体(知覚直観:存在)⇔主観(自然物の像α’)
2)客観(事柄β)⇔幻想的身体(本質直観:意味や価値)⇔主観(事柄の経験β’)
上記の⇔を全て→で置換すれば客観論的・実在論的な考え方、←で置換すれば現象学的「還元」の考え方です。

ところで、釈尊の瞑想法と現象学を比較すると面白いです。釈尊は人間世界を凡夫世界と聖者世界(四沙門果の世界)に分け、凡夫世界から聖者世界へ渡るための瞑想法として四念処観(ヴィパッサナー瞑想)を独創しました。パーリ経典では、「身念処観(身体と呼吸体を瞑想)」→「受念処観(感情を瞑想)」→「心念処観(心を瞑想)」→「法念処観(四聖諦などの法を瞑想)」と進み、「身念処観」が「存在論」、「受念処観」が「価値判断」、「心念処観」が「主体論」に対応します。現象学の課題は、釈尊の“四沙門果(共通了解に至る条件)とヴィパッサナー瞑想(共通了解に至る解決策)”で見通しがついたと考えられます。

現象学が重視する「意味」と「価値」は、「善・悪」や「美・醜」を「内在的な感受性」が判定し、それらの最終的根拠が「真・偽」よりも本質的な『ほんとう』だとします。これらの項目は「受念処観」の瞑想対象であり、「貪・瞋・痴」(三毒煩悩)と深く関係します。「痴」があれば、真・善・美を好むのは「貪(むさぼり)」であり、偽・悪・醜を嫌うのは「瞋(いかり)」です。つまり、凡夫世界では共通了解に向けた努力をしても、好悪(執着の感受性)の多様性が障碍となり、好悪の程度がある範囲になければ共通了解は困難なのです。一方、「痴」が無くなれば「貪」も「瞋」も消えるため、「善・悪」や「美・醜」や「真・偽」の判定から好悪が消え、「執着の無い感受性」(それこそが、究極の『ほんとう』)が確立します。つまり、聖者世界では完全な共通了解に近づくことが容易なのです。

本書の最後で、“『ほんとう』は「信の構造」(確信の構造)で捉えられるべき”とありますが、釈尊が重視する『信』も本来は確信の信であり、信仰の信ではありません。両者の根本は一致しています。



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