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和書 492116 (202)



デイヴィド・ヒューム 人性論〈3〉―第2篇 情緒に就いて (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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じっくりと腰をすえて何度も読み返しながら読む本だと思います。哲学的な本なのでさらさら読むってわけにはいかないですが、読んでいくと現代社会の状況にも照らし合わせることができるので熟考するにはとてもいい本だと思います。ただ、旧字体になれるまではなかなか読み進めることができないのが難点です。




デイヴィド・ヒューム 人性論〈4〉―第3篇 道徳に就いて (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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社会契約論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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「民主主義=多数決」。多分、皆さん小学校でそう先生に言われましたよね。「多数決は民主主義の原則です!!」、とか言って。「じゃあ、人を殺してもいい法律とか人をイジメてもいい法律とか作ってもいいのかよ」って、思いませんでした?
 実は歴史上、民主主義がそんな酷い法律の制定におおいに拘わったことがあるんですよね。言わずもがな、ヒットラーのナチ党の話です。

 子供の素朴な疑問から、近代史の謎までをカバーする、古典の名作です。責任を持った大人として一読しておきましょう。

 ちなみに「中公」との違いは、「岩波の方が詩的・文学的で格調高い」、と云うことでしょうか。・・・・・・逆に言うと、論文調じゃないので、文芸書を読み慣れてないと難読、と云うことなのですが。






百科全書―序論および代表項目 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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2006年,6年ぶりの重版で手に取りました。
世界史の教科書ではおなじみの『百科全書』ですが,中身を読んだことは今までありませんでした。
「序論及び代表項目」というサブタイトルのとおり,内容は16項目を抄訳したものですが,原題の副題(「または学問,芸術,工芸の合理的辞典」)に示された3本柱から,哲学,自然法,主権者,親権,平和,奢侈,力学,技術,天才,美などがバランスよく訳出されています。

フランス革命間近い18世紀後半に編集執筆されたものでありながら,「親権」の項目などを読むと,真の意味での「近代」は,現代の日本にも根付いているとは言い難いことを感じます。
すなわち,本書でジョクールは「親権」(原語はPouvoir paternel=父親の権限)を「父と母とがその子に対して有する権利と権能」と定義しつつ,「理性的に考えるならば,母も父のそれと同等の権利と力とを有することに気付くであろう」と述べ,「父と母とが子に対して有する力は,子が未成熟の状態にある間,子の世話をせねばならぬという彼らの義務に由来する」と指摘し,「父母は子の保護者,監督者としての資格においてのみ親権を有する」,「親権は力というよりもむしろ義務である」と喝破するのでした。




純粋理性批判 上 岩波文庫 青 625-3
販売元: 岩波書店

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 まず訳の問題について言えば、分かりやすい日本語とは到底程遠い代物であることは
紛れもない事実。ただ、翻訳者がどうこう以前に、本人のドイツ語があまりに混沌とした
悪文なので、とても責める気にはなれない。訳語も出来上がってしまっている部分があって、
下手に気を利かせるとかえって何を言っているのか分からなくなってしまうこともあるわけで
(それをやってしまったのが谷川氏のデカルトだろう)、そういう事情も多少は斟酌すべき。

 そして、まさかいないとは思うが、宇宙論どうこうという見出しに魅かれて買うのならば、
それはやめておいた方がいい。言うまでもないことだろうけれども、現代の宇宙工学やらとは
ほぼ無関係な話。当時の天文学等を知りたければ、他にもっと適したテキストはあるはず。

 カントにおいて、とりわけこの『純理』において感動的なのは、これでもか、とばかりに
緻密に論理を組み立てて、必要最小限の道具立てから己の脳とことばでもって徹底的に
「批判Kritik」を繰り出すその態度、さらにその上で、結局、有限な人間に分かるわけない
だろ、無理、と語るその潔さ、挙げ句の果てにはなぜ無理なのかも「批判」する始末……。
 カントを特徴づける「異常さ」(どのような意味において異常なのか、はここではあえて
言及しない)がこの上なく表現された不朽の名品、それが『純粋理性批判』。

 現代の自然科学者からしたらきっと、ただの妄想としか思えないような代物かもしれない、
というか、そうだ。
 しかし、人間の営為としてのそのサイエンスを文字通り基礎づけている徹底的に論理的、
分析的姿勢がこの本には満ち溢れている。
 そんな真摯なカントに触れたい人は是非。




純粋理性批判 中 岩波文庫 青 625-4
販売元: 岩波書店

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 まず訳の問題について言えば、分かりやすい日本語とは到底程遠い代物であることは
紛れもない事実。ただ、翻訳者がどうこう以前に、本人のドイツ語があまりに混沌とした
悪文なので、とても責める気にはなれない。訳語も出来上がってしまっている部分があって、
下手に気を利かせるとかえって何を言っているのか分からなくなってしまうこともあるわけで
(それをやってしまったのが谷川氏のデカルトだろう)、そういう事情も多少は斟酌すべき。

 そして、まさかいないとは思うが、宇宙論どうこうという見出しに魅かれて買うのならば、
それはやめておいた方がいい。言うまでもないことだろうけれども、現代の宇宙工学やらとは
ほぼ無関係な話。当時の天文学等を知りたければ、他にもっと適したテキストはあるはず。

 カントにおいて、とりわけこの『純理』において感動的なのは、これでもか、とばかりに
緻密に論理を組み立てて、必要最小限の道具立てから己の脳とことばでもって徹底的に
「批判Kritik」を繰り出すその態度、さらにその上で、結局、有限な人間に分かるわけない
だろ、無理、と語るその潔さ、挙げ句の果てにはなぜ無理なのかも「批判」する始末……。
 カントを特徴づける「異常さ」(どのような意味において異常なのか、はここではあえて
言及しない)がこの上なく表現された不朽の名品、それが『純粋理性批判』。

 現代の自然科学者からしたらきっと、ただの妄想としか思えないような代物かもしれない、
というか、そうだ。
 しかし、人間の営為としてのそのサイエンスを文字通り基礎づけている徹底的に論理的、
分析的姿勢がこの本には満ち溢れている。
 そんな真摯なカントに触れたい人は是非。




純粋理性批判 下  岩波文庫 青 625-5
販売元: 岩波書店

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 まず訳の問題について言えば、分かりやすい日本語とは到底程遠い代物であることは
紛れもない事実。ただ、翻訳者がどうこう以前に、本人のドイツ語があまりに混沌とした
悪文なので、とても責める気にはなれない。訳語も出来上がってしまっている部分があって、
下手に気を利かせるとかえって何を言っているのか分からなくなってしまうこともあるわけで
(それをやってしまったのが谷川氏のデカルトだろう)、そういう事情も多少は斟酌すべき。

 そして、まさかいないとは思うが、宇宙論どうこうという見出しに魅かれて買うのならば、
それはやめておいた方がいい。言うまでもないことだろうけれども、現代の宇宙工学やらとは
ほぼ無関係な話。当時の天文学等を知りたければ、他にもっと適したテキストはあるはず。

 カントにおいて、とりわけこの『純理』において感動的なのは、これでもか、とばかりに
緻密に論理を組み立てて、必要最小限の道具立てから己の脳とことばでもって徹底的に
「批判Kritik」を繰り出すその態度、さらにその上で、結局、有限な人間に分かるわけない
だろ、無理、と語るその潔さ、挙げ句の果てにはなぜ無理なのかも「批判」する始末……。
 カントを特徴づける「異常さ」(どのような意味において異常なのか、はここではあえて
言及しない)がこの上なく表現された不朽の名品、それが『純粋理性批判』。

 現代の自然科学者からしたらきっと、ただの妄想としか思えないような代物かもしれない、
というか、そうだ。
 しかし、人間の営為としてのそのサイエンスを文字通り基礎づけている徹底的に論理的、
分析的姿勢がこの本には満ち溢れている。
 そんな真摯なカントに触れたい人は是非。




永遠平和のために (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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200年以上前に書かれたこの本は、晩年のカントが永遠平和を希求して著したもので、二つの章と二つの補説および付録二項からなっている。第一章は、人類がこのまま行けば戦争により滅亡するであろうことを防ぐための条件が書かれていて、六つの条項から成っている。特に有名なのは、「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」という条項である。第二章は、永遠平和のための三つの施策が書かれている。その施策とは、国家は共和制でなければならないこと、国際関係は自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきこと、世界市民法は普遍的な友好の諸条件で規定されるべきこと(征服ではなく、友好的な訪問の権利が認められ、それが次第に世界市民体制へと近づける、という考えに基づいている)、である。
補説では、それらの根拠として主として自然の合目的性を挙げている。付録では、基本的にカントの定言命法(自分の行為のルールが、同時にいつでも誰にとっても妥当なルールとなるように行為しなさい、など)と義務を求める道徳哲学に基づいた議論がなされているが、政治と道徳の二律背反に関して、公表性をキーワードとして一つの原理を提出している。訳者は解説で、カントはこの原理を更に展開したいと語っていたが実現しなかった、と述べている。
現実を肯定する視点からは、永遠平和を達成する原理を理解することの大切さは見えてこないのだと思います。カントの考えの中から、時代を超えた重要な普遍性を見つけることが出来るのではないでしょうか。




プロレゴメナ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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基本的な位置づけは、『純粋理性批判』の序論となるわけですが、執筆順としては、『純粋理性批判』の第一版(A版)→『プロレゴメナ』→『純粋理性批判』の第二版(B版)となります。それゆえこの著作は、カントの思想の遍歴を知るためにもよく用いられます。とくに、「経験判断」や「知覚判断」の件などは、『純粋理性批判』では特に述べられていないものであるだけに、カントの思想的一貫性に関して問題視されるところです。また、ところどころつけられている欄外注などのなかにも、カントの本音がポロリと顔を出すところがあり、なかなか面白いです。常に『純粋理性批判』へフィードバックしながら、「間違い探し」や「矛盾点」を探して読むと面白いと思います。




自殺について 他四篇 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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『自殺について』との表題が、果たして一般にいかなる印象を期待させるものなのか、寡聞に
して私の知る由もないところではあるが、本書はショーペンハウアー『付録および補遺:哲学
小論集Parerga und Paralipomena:kleine philosophische Schriften』の抄訳、第2巻の
10章から14章までを収録、「自殺について」はそのうちの1章のタイトル。 
 要するに、このドイツ人哲学者の主著たる、あの膨大な『意志と表象としての世界』の
ダイジェスト、と言っても差し支えない一冊。
 自殺は必ずしもメインテーマにはあたらない。例によって時間や意志の話を繰り返し、その
行きがかり上、多少、死や自殺の話が混じる、という程度。
 本書は日本語でほんの100ページ程度、とはいえ、短いことは必ずしも分かりやすいことを
意味しない。私の見たところ、デカルトの「我思う、故に我在り」や心身二元論の話とか、
カントの現象と物自体の話などは前提としてある程度知っていないことにはついていけない
だろうし、畢竟、本人のあのテキストを読め、ということになるのかも知れない。

 だからといって、そんな小難しいことなんか知らねえよ、っていう人間にとって全く無益な
テキストとも思わない。それが筆者の意図に適うかどうかは別としても、端的に並べられた
金言集として読んでも、そう悪い本でもないとは思う。


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