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和書 492116 (254)



ウィトゲンシュタインと奥雅博の三十五年
販売元: 勁草書房

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 日本でも英米でも腐るほどあるウィトゲンシュタインの解説本かと思ったが、題名がかなり突飛だったのでつい手に取った。著者の奥雅博先生は大阪大学教授で大修館ウィトゲンシュタイン全集『論理哲学論考』の訳者。言わば一生をウィトゲンシュタイン研究に捧げたようなお方。

 本書は全くの初心者向きではなく、他のウィトゲンシュタイン入門書に飽き足らなかった人や、これから専門的にウィトゲンシュタインを研究しようとする人のための「ウィトゲンシュタイン文献学入門」という位置付けである。ただ第1章は奥先生の赤裸々な研究史が述べられていて非常に興味深かった。2章以降は、研究者(マニア)向けの内容で、お好きな方はどうぞ、って感じ。いずれにせよ、少なくとも入門書を2~3冊は読んでないと楽しめる本ではありません。




ウィトゲンシュタインと宗教 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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ウィトゲンシュタインの哲学を、宗教的観点から読み解こうとする研究はかなりあるが、そのような類書の中でも、特にお勧めなのが本書である。著者は、ウィトゲンシュタインに直接師事した哲学者であり、ウィトゲンシュタインの哲学にも造詣が深い。ウィトゲンシュタイン哲学の、新たな読みの水準を示している。




ウィトゲンシュタインと宗教哲学―言語・宗教・コミットメント
販売元: ヨルダン社

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ウィトゲンシュタインと精神分析 (ポストモダン・ブックス)
販売元: 岩波書店

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著者は精神療法の専門家であるが、内容は、後期ウィトゲンシュタインの視点からするフロイト批判。ウィトゲンシュタインはウィーンの先輩であるフロイトの初期著作に親しみ(特に『夢判断』や『機知』)、そこから自分の著作に多数の引用をした。また、彼の「治療的分析」という哲学観は、精神分析に一見似ている。たとえば「自由連想法」は、それが「何を」語るかではなく、「いかに」語られるかに分析医は注目し、そこから「心の抑圧」を探る。「自由連想」は論理の脈絡がなく、夢や機知に近い。これは、意味よりは無意味の重要さを説き、言語の「語る」機能よりも「示す」機能に注目したウィトゲンシュタインとも共通する。

しかし、自由連想の言語ゲームが我々をどこに連れてゆくのか、その志向が両者はまったく違う。フロイトは心を、自然科学的な因果関係が働く構造として捉え、それを理論化しようとした。他方、ウィトゲンシュタインは、「展望がきく」ということが、心の平安の要であると考え、葛藤の狭い空間から「広い場所へ出る」ために、言語が我々を呪縛する姿を自覚することを促す。それは、フロイトが「心の理論」を設定し、その因果関係の枠に患者を押し込めるのとはまったく違う。フロイトは「原因と理由を混同した」とウィトゲンシュタインは批判した。人間の心を「理論」や「科学知」に組み込むのではなく、むしろそこから解放しようとする姿勢が、ウィトゲンシュタインをフロイトから分かつ。人間観をめぐる重要な論点が提示されている。




ウィトゲンシュタインと禅
販売元: 哲学書房

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パンっと両手を打ち鳴らし、さてこの音は左手が鳴ったのかそれとも右手が鳴ったのか?
…全然わかりません。何よりこんなことをうまく切り抜けてこたえることに、どんな意味があるのかわかりません。。。
京都の某有名な禅寺に座禅も組みに行きましたが、そこはタバコ吸って停学になった同い年のアンちゃんや、毎月通い詰めた老人にその孫、そして研修の企業戦士ばかり、、、上記の状態を何も解決できない全然ダメな私でした。
この本はひょんなことから教養課程で紹介されて読んだもので、たぶん一般意味論をやってた怪しい先生からだったと思いますが、ヴィトゲンシュタインも現代哲学も知らなかった私のアタマを直撃したのでした。
そうか。それを伝えたかったのか!そして、それは手取り足取り教えても意味がないのであり、悟りに至る道の真ん中で何度も何度も確認しないといけないことだったのでした。いやぁ東洋的だなぁヴィトゲンシュタインって。
…いや、当時は悟ったつもりだったのですが、今となっては記憶がアイマイです。確か、この不完全な言葉を使って表現することには限界があって、言葉という装置に縛られないところにあるものを手に入れるために云々。。。
この上なく便利な装置、言葉。言葉に縛られるニンゲンって、当時はまっていたル=グウィンの「ゲド戦記」のイメージにぴったりでとても素敵でした。。。




ウィトゲンシュタインとデリダ
販売元: 産業図書

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脱構築とは何かということを語るのは困難である。そもそもデリダ自身がそれについて「○○とは何か」という形では語りたがらないし、そのデリダのスタイルを尊重し、「脱構築とは何か」という形で論を展開するのを避ける学者たちも多い。そんななかでこの本は、デリダとウィトゲンシュタインのテクスト的実践から、脱構築の本質を論理的な側面から暴き出すことにある程度成功している。デリダに煙に巻かれてしまった人にはきっと参考になると思う。ただし、ここで扱われているのはあくまでも脱構築の一側面であって、ここに脱構築のすべてが語られているわけではない、ということも肝に銘じておいたほうがいいだろう。




ウィトゲンシュタインと同性愛
販売元: 未来社

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ウィトゲンシュタインと「独我論」
販売元: 勁草書房

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ウィトゲンシュタイン読本
販売元: 法政大学出版局

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これは、国内の哲学者による優れたウィトゲンシュタイン論文集です。
石黒ひで、戸田山和久、関口浩喜、伊藤邦武、永井均、松阪陽一各氏による論文を特にお勧めします。




ウィトゲンシュタインにおける言語・論理・世界―『論考』の生成と崩壊
販売元: ナカニシヤ出版

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