戻る

前ページ   次ページ

和書 492116 (374)



可変思考 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1984年に出版されたものの文庫本として、改めて発刊されました。

内容は題名にもあるとおり、物事の捉え方、考え方をひとつの視点・立場に固定せずにいろいろな見方ができるよう「可変」にしておくのが良い、という主張を自身の体験談を交えて展開しています。

高速道路の立体交差の「影を見ると道がぶつかっているが、3次元で見ると交差しており問題がなくなる」といった例を出して、「何か困難にあたったら、平面には高さを、空間には時間を、というように次元をひとつ足すことで解決できることがある」という話は、わかりやすくなるほどと思います。

そのような主張の中でも教育に関するところで「教育はレベルが低い方に合わせると、全体のレベルが低くなる。子供にとっては少し高めの課題の方が、解決したときに達成感もあり、今後も勉強を続けていくモチベーションになる」という話は、円周率を3とみなした教育が行き詰まりを見せた今だからこそ「なるほど」と感じさせるものがあります。

文章中には、広中先生らしいというよりはステレオタイプの発言もあったりして「おや?」と思うところまありますが、数学を土台にした話や自身の体験談から話されていることは、文句なく説得力があります。

我々が試行錯誤を経験した後だからこそ、あらためて判る部分の多い著作だと思います。




壁にぶつかった時に読む哲学の本 (知恵の森文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

なんとなく、どうしてよいか分からないとき、ふと手にした本です。
内容は完全な哲学入門でした。
文章は読みやすく、1-2日で読めてしまう軽い本です。
しかし内容は濃く、そのとき自分が求めていたのは哲学だったのだと気づかされただけでも価値がありました。

哲学というとなぜ当たり前のようなことを回りくどく長々と説くのかという印象がありましたが、この本を読んで有名な哲学者達の悩みを非常に身近に知ることができました。

そして時間や国も越えてこれらの哲学に勇気付けられたことに驚きました。

その本質は自分を肯定することなのですが、普段はできていたとしても迷ったときほど、壁にぶつかったときほど難しいものです。
この本は特に恋愛にまつわる話題が多く、その衝動が生きる力になっていることを書いています。というか哲学者達はそのように指摘しています。

実際勇気の出る本です。

この本をもとにフーコーやウィトゲンシュタインを読んでみようかと思います。




壁にぶつかった時に読む哲学の本
販売元: 芸文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






壁のなかの言葉 ルソーの『対話』への序文 (ミシェル・フーコー文学論集)
販売元: 哲学書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






少数派の声 (鎌田慧の記録)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






鎌田俊彦氏の生活と意見―現役“無期懲役刑”囚人
販売元: 北冬舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






神と怨霊―思うままに
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 洋の東西を問わず、権力者とは別の価値観で生きる人間は、当然のこと権力者との対立を生み、彼らは破滅に直結していく。わが国に例をとれば、歌道あるいは文学の神というべき柿本人麻呂、学問の神というべき菅原道真、演劇の神というべき世阿弥、茶道の神というべき千利休は、いずれも死罪あるいは流罪となった人間である。しかし、彼らは非業の死を遂げることによって【怨霊】となり、彼らを罪した権力者に恐怖を与えた。そうして、神に祀られ、それぞれの分野の祖となった彼らを【神】とすることによって、文学や学問や演劇や茶道は、この国で見事に栄えたと言える。
 もう一人、怨霊となり、神になり、更に仏となった偉人がいる。聖徳太子である。太子は生前において偉大な政治的業績を挙げたが、死後彼の子孫が時の政府によって滅ぼされたことによつて【怨霊】となり、神としてではなく【仏】として祀られた。親鸞は太子を「和国の教主」と呼ぶが、太子は生前の偉大な業績によってそうなったのである。
 日本においては、学問や芸術は怨霊によって【永遠】になるという皮肉がある。




神の存在論的証明―近世におけるその問題と歴史 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

従来無視されていた、存在論的証明の二つのタイプ(最高完全存在者からの推論(アンセルムス型)と必然的存在者からの推論(デカルト型))を厳密に区別し、簡単に片づけられたと思われていた「存在論的証明」の哲学的意義を、広範な文献読解に基づく精密な記述で開示する大著。学者仕事のすごさを痛感。
二つの証明の違いについて意識的で、かつ両者に対して包括的な批判をはじめて成したのはカントなのだが、それに充てた章を見ても、専門の研究者でもあまりなじみのない論文にまで目を通していることがわかる。
全体の正確な評価はとうていできないが、概念と存在の存在論的差異へと埋没した現代哲学はいまいちど、存在論的証明の切り開いた地平を追思する必要に迫られていると思える。つまり、カントとヘーゲルの間へと。




神よりの逃走
販売元: みすず書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






神・時間の矢―輪廻転生の科学
販売元: 桐書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ