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和書 492132 (364)



現代ニッポン祭り考―都市祭りの伝統を創る人びと
販売元: 小学館

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現代日本の祖先崇拝―文化人類学からのアプローチ
販売元: 御茶の水書房

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儀礼と交換の行為 (現代の社会人類学)
販売元: 東京大学出版会

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国家と文明への過程 (現代の社会人類学)
販売元: 東京大学出版会

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親族と社会の構造 (現代の社会人類学)
販売元: 東京大学出版会

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祭りとイベント (現代の世相)
販売元: 小学館

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 高度経済成長期は、中世以来の大転換の時期であった、と言われる。このため、高度経済成長期以前に自己形成し、近代以外の社会を志向した人類学や民俗学は、それ以降、大きな自己変容を迫られることになった。
 本書は、これまで常民の「祭り」を、ハレ(+の非日常)とケ(日常)とケガレ(−の非日常)という循環図式で研究してきた民俗学者が、この高度経済成長期以降の「イベント」への流れをどうとらえるのか、に挑んだ一種の「総力戦」である。
 本書で小松は、現代をハレがケに浸透し、ケがハレ化した社会として捉え、イベントを神なき祭りとしてとらえ直そうとする。この流れの実証として、家族の非聖化と儀礼の衰退と、伝統的祭りの変貌と新たな祭りの創造から「ハレのケ化」として捉えたのが石井研士と阿南透の2章。またそれぞれ盛り場、コンビニ、カラオケ、海外旅行を「ケのハレ化」として捉えたのが、橋爪紳也、高岡弘幸&村上和弘、朝倉喬司、大東敏治の4章。最後に、現在のイベントの在り方を、参加者の側、プロデューサーの側、行政の側から捉えようとしたのが、安井真奈美、出島二郎、神崎宣武の3章である。
 本書が「総力戦」であるのは、そこに民俗学や宗教学、社会学以外の建築学者やルポライターのみならずJTBプロデューサーやイベント・プロデューサーまでもが執筆陣に入ってイベントの何たるかを捉えようとしているためである。そうでもしなければ現在の祝祭空間は、これまでの概念では捉えきれなかったからであろう。
 とはいえ、その試みは完結したというより、2つの課題を明らかにしたと言っても良い。1つは、イベント研究が、未だに発達途上にあるということである。今1つはさらに深刻で、イベントがこれまで民俗学や宗教学が求めてきた、民衆にとって本当に大切なものを宿しているのか、ということである。それは方向喪失した現代人の、研究者による反復の身振りにも似ている。




現代の牧畜民―乾燥地域の暮らし (日本地理学会『海外地域研究叢書』)
販売元: 古今書院

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現代の民話―あなたも語り手、わたしも語り手 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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松谷みよ子。『いないいないばあ』、モモちゃんシリーズ、オバケちゃん、など小さい頃から親しんできた。ごく子どもの頃は何も疑問無く、ただ楽しく読んでいたそれらの作品。印象が変わったのが『二人のイーダ』を読んだ時からだ。
太平洋戦争をはさみ、約20年の年月と場所とをこえて不思議につながる二人の「イーダ」の話は悲しく美しく、辛くしかし希望が残された話である。その後、いくつかの作品を読むうちに(あるいはモモちゃんシリーズやオバケちゃんを読み直す中で)、松谷みよ子の作品が、単純に優しくて楽しいおはなしではなく、もっと複雑な、往々にして不気味さを含んだものであることに気づいていった。
なぜ彼女の作品はそうなのか?この疑問に答えてくれたのがこの本である。
それは単純にこの作家に戦争体験があるからだけではない。勿論この本の中には戦争をめぐる人々の「語り」「怪談」「言説」が多く含まれている。しかし、松谷みよ子にとって戦争は非常に大きなテーマではあるけれど、それよりももっと大きなテーマの中に含まれる一要素にすぎない。松谷みよ子にとってもっとも大切なもの、それは「名も無い」人々の「くだらない」言い伝えであり、そこに秘められている、人間の原初的な感覚・感情である。その意味で、松谷みよ子は作家であると同時にある種の民俗学者なのだ。
この本を読んではじめて合点がいった。経歴的には文筆を始めた方が先のようであるが、不合理で、謎に満ちた人々の言説こそが彼女をして「物がたり」をさせることになったのであり、だからこそ彼女の作品には底知れぬ不気味ともいえる力、子どもにとって最も親しく大切なメッセージが含まれているのだと。
なお、この本は松谷みよ子自身ががもっと詳細に著したかずかずの著作が元になっている。巻末にはそれらこの本の「原典」ともいうべき作品名や、その他の著作者の参考文献が記載されている。




現代農村における「家」と女性―庄内地方に見る歴史の連続と断絶
販売元: 刀水書房

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現代風俗通信’77~’86
販売元: 学陽書房

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