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和書 492132 (379)



庶民の発見 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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本書は、1955年から60年にかけて著者がさまざまな媒体に発表した「顧みられてこなかった日本の庶民」についての23の論説から成っている。著者はその23編を7つの章にまとめ、そのうえで「前半1~4は庶民の生き方を、後半5~7はその生活をうちたてるための教育と発展を」述べたと書いている。しかし一読した印象では、民話や民間伝承、憑き物やオシラサマなどについて民俗学的に語られた6・7章に比べて、農民の勤勉な働きぶりや自然とのたたかい、嫁、出稼ぎ、村の運営や土地の境界争い、山の人などについて描いた前半は、祭の伝承や若者組などを取り上げた5章も含めて、驚くほどリアルな迫力に満ち満ちている。庶民を記録した文章として読むだけでも圧倒的されるが、いま自分の住む地域について考えようとする人にとっては、特にこの前半部分はまっすぐ現代につながる地方自治論そのものであろう。「寡黙な大先輩がそっと教えてくれる具体的な解決策」的な発見が随所に見られて、なんだか心が燃えてくる。庶民である私達の先生になれるのは、やはり先達の庶民の生きざまに他ならないのだ。
庶民の王道、目指す価値あり。地に足がついていることの幸せを実感して下さい。




人類学的世界史―文化の木 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ジークフリート伝説 ワーグナー『指輪』の源流 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代ゲルマンの民間伝承からワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」に至るまでの、ストーリーの変遷を時代ごとに追った内容です。
史料となっている文献も文庫本としては豊富なので、叙事文学史に興味のある方にはお勧めだと思います。




聖と呪力の人類学 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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シャーマニズム研究の大御所による、日本宗教論集である。著者は、最近ではもっぱら日本仏教における教義と民俗宗教(霊魂観・葬祭・高僧への信仰など)のダイナミズムの解明に、最も力を入れているようだが、そういう方向性の芽生えとなる原型的な議論は、本書に所収の論考群にあるといえる。
古代神話の解読から、鎮護国家仏教の導入による宗教社会の構造変容、葬式仏教における、あまりに特殊な僧侶の役割と機能、現代都市の小さな救世主たち、長崎県五島にみられる、自然と人間の交差する霊的文化など、話題は広い。
著者には、もとより、宗教に関する人類学的な分析方法を巧みに整理し、使いまわしてきた長年の経験があるところに加えて、日本の宗教史に関する知見や、現代日本の宗教事情についても、かなりくわしい。なので、日本宗教を人類学的に考察する上での、いわば教科書的なやり方が、本書の随所にみられて、とても勉強になる。ただ、シャーマニズムの整理分類など、まさに「学問」的にしか価値のないネタも少なからずあり、その辺は、一般書としては重たい印象をうける。




聖なる場所の記憶―日本という身体 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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性の民俗誌 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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本書は、日本人の性に関する意識や習俗などを、古典文学や史書、民謡などからたどろうとするものであり、フィールドワークに基づくものではない。聞き取り調査などによる生の声は全く収録されておらず、著者が観念の世界で遊んでいるだけと言う感が漂い、全体からは散漫な印象を受ける。そのため、本書を読んでも「日本人の性」と言うものが、明確なイメージを持って浮かび上がってくることはない。




生態史観と唯物史観 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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廣松渉というと、難しい漢字ばかりの本だという印象があります。
廣松の本にしては、本書はわかりやすい本です。
専門である哲学の本ではないからかもしれません。
歴史に対する見方、考察に関する見解が記載してある。




世界ことわざ名言辞典 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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書名に「辞典」とあるように、古今東西、種々の人々が言い遺し、書き遺した名言・金言・格言を選び抜いただけの淡々とした叙述である。しかし、余分なものを何もかも排除しているからこそ伝わってくる説得力がある。「辞典」だけあって、それぞれの言葉が「愛」「軍隊」「労働」など項目ごとにわけられているため、結婚式などのスピーチに用いるときなどに調べる際に便利である。また、巻末には人名別の索引もついている。一読しての感想は、やはりフランス人の遺した言葉が多いということである。特に、モンテーニュ、ラ・フォンテーヌ、ラ・ブリュイエール、ラ・ロシュフーコー、ヴォルテールらは、実に鋭い洞察力・分析力・観察力を持っていたんだなということがわかった。




草木虫魚の人類学―アニミズムの世界 (講談社学術文庫 (1004))
販売元: 講談社

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素朴と文明 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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