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和書 492132 (386)



ニューギニア高地人 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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百鬼解読 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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ご存知「妖怪馬鹿」の多田氏(文)、京極氏(画)のコンビが贈る学術的妖怪研究書。「画図百鬼夜行」で名高い「鳥山石燕」の紹介を中心とした前文に続き、42の妖怪が解説される。この中には京極氏の作品に登場する以下の妖怪も含まれる(多田氏がそれに言及している訳ではない)。「姑獲鳥」、「魍魎」、「狂骨」、「鉄鼠」、「絡新婦」、「塗仏」、「ぬっぺっぽう」、「小袖の手」、「文車妖妃」、「目目連」、「鬼一口」、「煙煙羅」、「倩兮女」、「火間虫入道」、「襟立衣」、「毛娼妓」、「川赤子」(結局「百鬼夜行「陰」全て」)、「鳴釜」、「瓶長」、「山颪」、「陰摩羅鬼」。畠中恵氏の「しゃばけ」シリーズの「白沢」も登場する。

多田氏の記述はあくまで学究的姿勢に徹しており、その探究心は凄い。妖怪以外の薀蓄も豊富。一例を引こう。「姑獲鳥」においては、その原型が「羽衣伝説(アジア共通にある)」と言ってまず読者を驚かせ、屈原なども登場させて「姑獲鳥」が中国産妖怪である事を述べる。これが日本に存在していた幽霊「産女」と混合されたと説く。更に、「子啼き爺」が「産女」の亜流である可能性を示唆する。また、裸の子供が「姑獲鳥」に狙われ易いとか衣服との関連性を強調したり(羽衣伝説との関連)、「牛鬼」との関連性を述べたりする。まさに水木先生の世界であり、妖怪ファンには堪らない。柳田国男風の民俗学的解説もある。これだけ多くの考証をしながら、妖怪は複雑系であり、その全容は解明できないと述べる。全容が解明できない点が、妖怪の妖怪たる所以と言う事は著者も読者も承知の上なのだが。

妖怪道を歩む多田氏ならではの著述である。京極氏のイラストも特筆もので、モノクロ画で妖怪達の神秘性、不気味さ、物悲しさを巧みに表現している。妖怪マニア垂涎の妖怪解説本の決定版。




昔話12か月〈11月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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昔話12か月〈4月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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昔話12か月〈8月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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1986年に出た全12巻のアンソロジー。1月から毎月一冊ずつ発行していったという。
 第8巻である本書は「八月の巻」。お盆、村芝居、お化けにまつわる話を中心に140篇が収められている。各地で採集された昔話を選り集めたもので、方言もそのままになっている。かなり読みにくいものもあるが、味わい深い。
 雷様の話がいくつか入っているのだが、そのなかで食べ物として出てくるのが「臍の煮付け」。やっぱり、彼らの主食は臍だったのか。地上から迷い込んだ人間も「美味い、美味い」と食べていて、おかしかった。
 夏らしく、お化けや幽霊の話も。でも、もともとはお化けの話は冬にするものだったという。それが次第に夏のものになったとか。確かに、冬の夜中にお化けの話をするのは恐すぎる。




昔話12か月〈9月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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昔話12か月〈五月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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昔話十二か月 (1月の巻) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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1986年に出た全12巻のアンソロジー。1月から毎月一冊ずつ発行していったという。
 第一巻である本書は「一月の巻」。正月の行事にまつわる昔話を中心に172篇が収められている。各地で採集された昔話を選り集めたもので、方言もそのままになっており、ちょっと読みにくいが、味わい深い。
 正月の始まり、初夢、正月の御馳走、小正月など、良くこれだけ正月にまつわる話があるものだと感心させられる。お正月というのは、仕事もなく、みんなが集まる機会だから、お話も生まれやすかったのかも知れない。
 テーマで編んだ本であり、収録数も膨大だから、他では見たことのない話も多い。面白みという点では、やや落ちるものもあるが、仕方ないか。





昔話十二か月 (6月の巻) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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1986年に出た全12巻のアンソロジー。1月から毎月一冊ずつ発行していったという。
 第6巻である本書は「六月の巻」。ホトトギス、梅雨、梅の実にまつわる話を中心に120篇ほどが収められている。各地で採集された昔話を選り集めたもので、方言もそのままになっている。かなり読みにくいものもあるが、味わい深い。
 ホトトギスの鳴き声にまつわる話がこんなにもあるとは。「聞きなし」というのは、どこでも行われていたものらしい。
 ほかには左甚五郎、トキ、スズメ、蜘蛛にまつわる話など。浦島太郎のバリエーションである竜宮の話も色々と集められている。
 しかし、6月はいささか季節感の乏しい巻であった。





昔話十二か月〈七月の巻〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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1986年に出た全12巻のアンソロジー。1月から毎月一冊ずつ発行していったという。
 第7巻である本書は「七月の巻」。田の草取り、海、土用にまつわる話を中心に136篇が収められている。各地で採集された昔話を選り集めたもので、方言もそのままになっている。かなり読みにくいものもあるが、味わい深い。
本書の独特なのは、「のみ、シラミ、蚊など」の章が立てられていること。現代では滅多に見かけない奴らだが、昔の人たちにとっては身近な存在だったのだろう。でも、ユーモラスな話が多く、憎まれていないのが意外。
 桃太郎や瓜子姫の複数のバージョンが収められているのも興味深い。


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