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和書 492148 (220)



パレスチナ新版 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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イラク戦争の陰に隠れてあまり報道されなくなってしまったパレスチナ問題。
イスラエルとパレスチナの対立はすでに報道の価値もないほどに日常化してしまった。

著者はイスラエル・パレスチナ双方に人脈もあり、訪問経験も豊富なジャーナリストである。
現地の事情も知らず、報道を読み解いただけの文章にはない力強さがある。
聖書時代の歴史から紐解き、第2次大戦、イスラエル建国、中東戦争、インティファーダの時代と丁寧にその紛争の過程を追っていく。イスラエル・パレスチナ紛争の理解には統治の歴史への理解が不可欠であるが、著者は十分に背景を理解し、イスラエル・パレスチナ双方の主張に耳を傾ける態度を持っているのは好感が持てる。

また、イスラエル・パレスチナの政治についても深い造詣を有している。
それは現場を見てきた人間にしか持ち得ない生々しさを持って迫ってくる。
著者は基本的にはパレスチナに理解を有することは本文からも明白である。だからといってイスラエルを全面否定しない。イスラエルの主張にも首肯すべき点はあるし、すでに建国して50年以上たったイスラエルを今更否定しても問題解決になんらの意義も有しない。

これからどのように共存を図っていくか。
その答えはますます見えなくなってきている




国際法 第2版 (岩波全書セレクション)
販売元: 岩波書店

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外交談判法 (岩波文庫 白 19-1)
販売元: 岩波書店

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早く復刊して欲しいです。
弁護士、その他、交渉にたずさわる人の必読書です。
数百円で買えた本が2000円近いなんて。
今持っている文庫本を大事に、何度も読み返します。
交渉はやはり「老獪」でなければ出来ない。
理屈だけでは決してないということ。




マッカーシズム (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 1950年から1953年にかけて、アメリカ合衆国内で共産主義者に対するすさまじいほどの追求が行われた。その中心にいたのが上院議員のマッカーシー。彼は何をし、何をもたらしたのか。
 この本は、マッカーシーの動機や、信条、政治姿勢をジャーナリストの立場から報告するもので、そのときアメリカ合衆国社会に何が起きていたかについての情報は乏しい。書かれた時が1959年だから、その時期の読者は社会に何が起きていたのかはよく知っていたのだろうと思う。
 自分が期待した内容とは異なっていたが、アメリカ合衆国的民主主義の弱みと、結果的に時間はかかったものの自浄力を発揮する基本的な強みを語る意味で、また州選出の上院議員というものがどのような存在であるのかを示す意味で、民主主義がどう機能するかの具体事例を知ることができたのは良かった。




中国報道の読み方 (岩波アクティブ新書)
販売元: 岩波書店

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自分と相容れない陣営の意見を取るに足らないように書くのはいかがなものかと思います。読んでいていい気分がしません。批判ばかりで、著者自身の意見らしきものがそれほどなく、買って損をした感じです。

さらに、この本の題となっている「中国報道の読み方」を、この本の中から学ぶことが出来るかも疑問です。
ただ、この本ならびにこの著者を実例として、中国問題でいかに中立な意見を得るのが難しいかを学ぶことが出来るとは思う。




中国はどこへ行くのか―毛沢東初期詞文集 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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中国人の日本観 (岩波現代文庫―学術)
販売元: 岩波書店

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 この本の分析が正しいかどうかはわたくしには判定は不可能である。内容それ自体よりも、わたくしにはアメリカという第三国の学者が、中国と日本という二国間の国家間の感情問題を研究し、そしてそれを日本で翻訳し出版した、という事実の方がむしろ驚きであった。このような基礎研究の上にアメリカ外交が成り立っているのだとすると、日本の外務省が太刀打ちできるわけはないのでは。また、このようなある意味マニアックな本を文庫化して出版した岩波書店に敬意を表したい。
 もちろん、書かれた時代が若干古いために、「新しい歴史教科書」が出現した今となっては特に中国の対日感情はかなり異なっているだろうが、それまでの歴史的経緯を知る上でも有益な書物と思われる。




毛沢東の朝鮮戦争―中国が鴨緑江を渡るまで (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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朝鮮戦争最大の謎であった中国の参戦過程を解明した同タイトルの書物の文庫版。単行本版はまだ中国が史料をあまり公開していなかった1991年に出版されたが、文庫版ではその後公開された史料や研究成果を踏まえて第一章を全面的に書き直されている。中国の政策決定プロセス自体今もってあまり解明されているものが少ない中、とりわけ謎であった朝鮮戦争の参戦過程を、当事者へのインタビューや一次史料を活用して解明しておりその後公開された史料や単行本版の出た後に出たテーマ
の本とも寸分たがわぬ分析で、十分時代の試練に耐えられる研究書である。
 私は本書を読むまでは中国は北朝鮮の南進を早い時期から支持し、中国の参戦も事前に北朝鮮と申し合わせた既定方針だとばかり思っていたが、本書を読むと、実は中国は北朝鮮の南進に消極的で支援さえしていなかった事が分かった。参戦も、威勢のいいスローガンとは裏腹に大きな不安を抱えての参戦だったことも判明した。また参戦が中国に与えた影響として、参戦過程で毛沢東の強いリーダーシップのもとで参戦が決定され、結果的にそれが成功した結果、毛沢東の威信が高まり、独裁に拍車がかかったという結論も的を射ている。
 中国は朝鮮戦争に参戦した結果、国際的威信を高めたが、反面毛沢東の威信は途方もなく膨れ上がり独裁に拍車がかかり、毛沢東に逆らうものはいなくなり、毛のイニシアティブで行われた強引な政策である大躍進を始めたときそれを面と向かって反対するものはいなかった。そしてそれに失敗し威信を失墜させた毛が権力を再び自分の手に戻すために文化大革命にはじめた事を考えると、朝鮮戦争参戦はその後の中国の歩みを決定づけたといってもいいだろう。






歴史の教訓―アメリカ外交はどう作られたか (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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第二次大戦におけるローズヴェルト大統領のこと。
第一次大戦におけるウィルソンの失敗を
なんとか避けようと、いろいろ考えたという。
なるほど、パリ会議のことをそう考えていたのか。
あのときのフランスがソ連で、
ドイツはドイツで、
日本はドイツ対策のコピーだったのね。
なるほどなるほど。
深い洞察を含んでいると思った。




逆転―アメリカ支配下・沖縄の陪審裁判 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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沖縄返還前にはアメリカにならって陪審員制度があった
しかしその実態は非常に不平等なモノであった、という話
DQN米兵にけんかをふっかけられ米兵は返り討ちになり死亡
けんかをふっかけられた沖縄の青年らが傷害致死で捕まってしまう
その陪審員として招集された人物の視点で進む話である
陪審員もアメリカ人が大半で沖縄人が少なくて不利に進んでいく
主人公はPXとかに宝石を卸す会社の幹部で裁判と同時に会社にも危機か迫る
なんとその業績を嫉妬した民政府に無根拠な追徴課税をふっかけられ
会社は存続の危機に陥り沖縄から追い出されそうになってしまうのである
欺瞞と不条理に満ちたアメリカ占領下の情勢が興味深い一冊である



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