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和書 492148 (223)



現代アフリカ入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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新書ということもあり、詳細とは言えないながらも
現代アフリカの直面する苦悩と同時に活力をも描いている。
アフリカというと、私達のどうしても大自然や
野生生物などを思い浮かべてしまう。
しかし、貧困・紛争・病気に悩みながらも未来の発展を信じ
たくましく苦境を切り開いていくアフリカの底力も
感じることができる。

現代アフリカの全体像がよくまとっている一冊である。




現代ドイツ―統一後の知的軌跡 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「国際政治における決定事項を判断する際、その背後で交わされる議論、
あるいはその組み立てを見ていないと理解を誤る」と述べる筆者は、
両独統一、新国籍法、コソボ空爆などの諸事項を取り上げたうえで、
その背後にあった(ドイツ)知識人たちの議論を中立的に紹介している。

因) EUによる旧ユーゴからのクロアチア、スロヴェニアの独立承認
果) ユーゴ内戦の悪化ならびにドイツ外相の辞任

例えば上記のような因と果について、
なぜドイツ主導による性急な承認を進めざるを得なかったのか、
そして内戦悪化の背景にはどのような「誤り」があったのか、
という部分を事実と往時の議論を元に検証するといった具合である。

本書は著者も述べるとおり思想の次元に大きく関わる内容となっており、
「歴史の検証」そのものが主たる目的ではない点に注意が必要である。

その意味では戦後ドイツ史をある程度理解したうえで本書に取り組めば、
「後世の視点からみる歴史」へ「往時の議論背景」という新たなが視座が加わり、
読者の知識幅も大きく広がることにつながるのではないだろうか。





現代の戦争被害―ソマリアからイラクへ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1951年に生まれ、外務省・日本赤十字社に勤め、国際人道法を専攻する著者が、冷戦後に主として米軍の関わった戦争による民間人の犠牲に焦点を当てて、2004年に刊行した本。1992年に世論に押されてソマリアでの部族間抗争に介入した米軍は、国連とアイディード派の争いに巻き込まれ、米兵の遺体が冒涜される映像によって、ソマリアから手を引き、以後非国連主義を強めていく。ボスニア紛争においても、米国をはじめとする国際社会は適切な対応をとることができなかった。しかし、米国の「広告代理店」の宣伝による「民族浄化」批判の世論に押されて、セルビア批判が強まる中、アルバニア人武装組織KLAはコソボ紛争を激化させることによって、1999年国連憲章に違反するNATO軍の「人道的介入」を誘うことに成功する。その際、米軍は自軍兵士の犠牲ゼロを目ざして、空軍のハイテク兵器を最大限に活用して敵のインフラを破壊する戦闘方法を、本格的に採用したが、それはしばしば誤爆を引き起こしている。またこの軍事行動は、かえって難民を増加させ、米国政府要人と結託した米国企業のコソボ進出をもたらした。さらに米国は、かつて自らが育てた勢力に足元をすくわれる形で、アフガニスタンやイラクに対テロ戦争を仕掛けたが、多くの誤爆や捕虜虐待が明らかになっている。またこの間、米軍が残酷な「特定通常兵器」を大量使用していることも、戦争被害を拡大させている。にもかかわらず、日本政府は米軍への追随をなし崩し的に強めているのが現状であり、著者はこれを強く批判する。本書では冷戦後の戦争がコンパクトにまとめられ、米軍の問題性が正当に批判されている。ただし、冷戦以前の戦争被害との比較がまとまった形で無く、米国にばかり責任を帰しすぎている感もある。一つの転機であるはずの湾岸戦争の記述が少ないのも、気になる点である。





国際協力の新しい風―パワフルじいさん奮戦記 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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著者の中田正一さんにお会いしたのは1987年頃のケニアだったと思います。当時既に70歳をだいぶ超えられていたと思いますが、本当にお元気で驚きました。その後亡くなられましたが遺志を継いだ人たちはたくさんおいでです。

開発協力の方法論的に云々言う本ではありません。この人が何を考え、どのように行動したか、それを読み取るための本かと思います。




国際連合―軌跡と展望 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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1957年から40年間、まさに自らの半生を国連に捧げた著者でなければ知り得ない国連の生々しい真実が語られていることを期待して読み始めましたが、特に著者でなくとも資料を集めれば記述できるような歴史的事実が教科書的に並べられていると言う感が拭えず、残念ながら私の当初の期待は裏切られました。これも国連と言うあくまでも中立な立場で活動する組織で長らく働いた著者の中庸感覚がもたらした結果ととらえれば仕方のないことかもしれません。

それでも、最後の2つの章では、事務総長と常任理事国間の相克、国際公務員の理念、日本の国連に対する姿勢などに関する著者の生の考えが垣間見られます。特に最後の章「国連と日本」の冒頭で語られる重光外相の1956年の国連総会における日本の国連への加盟演説は、その場にいた本人でなければ語り得ない感動を呼びました。もう一点、第8章「事務総長と国際公務員」の最後で国連における日本人幹部職員の少なさに関連して述べられる『国内の高等教育が「最高水準の能率、能力及び誠実」に達し、かつ国際的に通用する語学水準をかねそなえているいる人材の大量な育成に、成功しているといえない』は、日本国民および指導者が耳を傾けなければならない言葉でしょう。

遠くない将来に著者が、国連に半生を捧げた人でなければ語り得ないことを語ってくれることを期待しつつ、星3つの評価とさせていただきます。




国連とアメリカ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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前著の『人道介入』もそうであったが、問題点を的確に捉え、読みやすく書くという点では、良書であろう。物書きの一人としては見習いたい。クリントン政権までは、どちらかといえば、国連とは米国の道具のように言われていたが、ブッシュ政権では一転して米政権は国連からも暴走し始めた。その背景、その法的問題等などについて分かりやすく書いてあります。




国連と日本 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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国境を越える労働者 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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1990年代初頭、日本では外国人労働者問題が国民的な議論を巻き起こした。この本は、その問題を正面から取り扱った意欲作である。国際的労働移動が、理論・実証面でコンパクトにまとめられており、現在、読んでも学ぶべき点が多い。この本を超える入門書は今のところ出ていないように思われる。




獄中19年―韓国政治犯のたたかい (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ゴルバチョフの時代 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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