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和書 492150 (290)



帝国陸軍の最後〈2〉決戦篇 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「攻勢終末点」を遥かに超えた南洋諸島で展開された太平洋戦争緒戦は、日米の戦略を理解しなければ、単なる局地戦の敗北の事実のみで終わってしまい、その根本の問題を蔑ろにさせる危険を孕んでいます。著者はその戦略と根本的問題点を実に平易な文章でわかりやすく語り、特に本書の前半を占めるガダルカナル作戦の重要性、事の顛末を一つの敗北(転進)の物語としてものの見事に纏め上げています。




帝国陸軍の最後〈3〉死闘篇 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 絶対国防圏を蛙飛びに侵され次々と陥落していく南洋諸島。それらの玉砕の島々の顛末と、インパール作戦、レイテ決戦を取り扱った本書は、ガ島、ニューギニア戦以降、更に敗退を続ける陸軍の問題点を実に分かりやすく解説していきます。 取り分け本書で多く割かれたインパール作戦の問題点として、統帥・人事・作戦・後方、に明確化した指摘は実に分かりやすくまとめており、そこで惹起した建軍以来初の抗命事件については、今日まで様々な解釈がありますが、ここでの解説は、実に明快であり、客観的考察とはまったく一線を画しながらもその裁定には納得させられます。
 象徴的なのは、陸の玉砕戦、拉孟における指揮官金光少佐と、レイテ戦で散った第三十五軍の鈴木軍司令官の二人の統制でしょう。規模の違いこそあれ、大隊規模の孤立無援の守備隊を一糸乱れぬ統制を最期まで堅持させた前者と、インパール作戦の作戦中の師団長を全員解任してしまう軍司令官とは対照的に、レイテ脱出を隷下師団到着まで固辞する軍司令官であった後者の例は、組織における現場責任者としての姿のあり方を象徴した悲劇の一例といえます。




帝国陸軍の最後〈5〉終末篇 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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偵察機入門―世界の主要機とその運用法 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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本書はWW1からWW2にかけて世界各国に登場した主要な偵察機について、各機種毎の特徴と戦歴を記した著作です。偵察機と言っても様々な種類の機体があり、本書では百式司偵のような「純粋」な偵察機から、スピットファイア改造型のような戦闘機改造型偵察機、シーリベレーターのような洋上哨戒機、二式飛行艇のような飛行艇、キングフィッシャーのような水上偵察機、グラスホッパーのような直協機、さらには飛行船やオートジャイロまで扱っています。WW2までの偵察機について、大雑把な知識を得るのは格好の本かも知れません。
残念なのは、本書がただの「偵察機の羅列」に留まっていること。折角これだけ偵察機を並べたのだから、もう1歩突っ込んだ解説が欲しかった所です。各国はそれぞれの運用思想に基づいてそれぞれ偵察用機を整備してきたはず。そういった試行錯誤の過程でそれぞれの機体が生まれてきた。そういった背景を踏まえた上で、実際の戦歴はどうであったか。それについて筆者自身はどう考えるのか?。そういった主体的な考察が欲しかったところです。




撤退―ガダルカナル・コロンバンガラ・キスカ (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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本書はレビューに記されている通り、3つの地域における撤退戦について記されているものである。いずれも、前線部隊自身による撤退戦を描いたものではなく、後方支援部隊の撤退作戦の様子を描いたものである。
 読んで見ての感想としては、軍隊としては普通の仕事を描いている以上の印象を得る事はできなかった。実際に作戦に携わった人による記述ではあるが何か包んでいるベールが残ったままのような欲求不満を感じる。「撤退」という作戦そのものは敵を撃破するような華々しい戦果を伴うものではないため、きちんと仕事をこなしてもあたりまえの印象となりがちである。そのことを割り引いても、3編のうちの2編が参謀による記述であり、仕事を当たり前にこなすべき立場の人が作戦の成功にほんの少しだが過剰な自負が垣間見られるところが本書の読了感を悪化させているように思う。
 ただし、当時の旧日本軍としてはあまり語られない撤収作戦を描いているという意味では、比較的入手容易な本書の意義はあると思う。
 内容的には星2前後だが、入手の容易な資料的価値ということで甘いが星3としたい。




東京大空襲―B29から見た三月十日の真実 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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B29を扱った資料の中では、出色の秀逸の一品。
焼夷弾とその効果の記述は凄い。
日本側からの記述と爆撃搭乗員、司令部の関係と葛藤がとてもよく分かる。
迎撃側の記述は一切無いので、それは別の資料でフォローを。




闘魂 硫黄島―小笠原兵団参謀の回想 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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東郷平八郎伝―日本海海戦の勝者 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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ロシア・バルチック艦隊に接し、戦艦三笠にZ旗上がる。
「本日天気晴朗なれども波高し」「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」
戦闘開始、東郷連合艦隊司令官は砲弾飛び交う露天艦橋に仁王立ちになり、弾着で巻き上げられた海水の大瀑布をあびつつ、戦艦三笠を縦横無尽に操艦し、ついにロシア大艦隊をうち破る。
五時間後、戦闘が終了し、艦橋から東郷司令官が降りると、デッキ板の東郷の足裏の部分だけが乾いていた・・・。

植民地化の瀬戸際、まさに未曾有の国難から日本を救った東郷平八郎元帥の生涯を描く。
日本海海戦の大勝利とあいまって、何かと神がかり的な英雄伝になりがちな東郷モノだが、本書は小説とも、伝記、記録、評論とも取れる構成で淡々と物語が進む。司馬遼太郎の「坂の上の雲」よりも読みやすい。

東郷平八郎の物語では、日本海海戦が物語のクライマックスになるが、本書ではそこに至るまでの人生、過程に重点が置かれている。
若き青年士官時代に遭遇した函館決戦、イギリス留学生活、ハワイ邦人救出作戦、日清戦争、旅順攻防戦等々、東郷がいかに生き、戦ったかのエピソードは、東郷の時代の人々の戦争観、世界観を知る上でも一読に値する。

物語の密度にたいしてページ数が足りず、物足りない読後感が残るので星4つ。




特型駆逐艦「雷」海戦記―一砲術員の見た戦場の実相 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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特攻―外道の統率と人間の条件 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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