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和書 492192 (356)



脳とビッグバン―生命の謎・宇宙の謎 (100億年の旅)
販売元: 朝日新聞社

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立花作品は、複雑なもの、難しいものを平易に解き明かし一般の読者にも理解できるようなレベルまでブレークダウンさせている点が魅力で、一般人が、政治のドラマや最先端科学の現場を覗き見する楽しさを与えている。

しかし、この「脳とビッグバン」は、一般の読者には少し難解さが残ったものになっている。なぜなら、科学雑誌「サイアス」に連載された内容であり、科学雑誌を読む読者層に照準を合わせた内容になっているからだ。

文科系の人間には、化学記号や数式が次々に出てくるので読み進むのに時間がかかるが、じっくり読めばわからないことはない。但し、何度も同じところを読み返さなければならないかもしれないが。

日本人からノーベル賞受賞者が同時に2人出たが、彼らの研究内容を理解できる人が何人いるか?この本に出てくる先生方は、どなたもノーベル賞クラスの研究をされていて、少しでも彼らの研究を知りたいと思う人は、是非チャレンジしていただきたいと思います。




脳の主人―脳の中のブラックホール
販売元: 南斗書房

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脳の情報処理
販売元: 昭晃堂

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人体スペシャル 脳の地図帳
販売元: 講談社

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神経解剖あたりの入門書としては情報量はほどほどでちょうど良いと思う。
ただ詳しいところはかなり詳しいのだが、本書中にも断りがあるように、
伝導路についての記載が少なく割と断片的である。
ここだけは他の本で補う必要があると思うが、値段も安いので問題ないであろう。
後半には脳幹の水平断面(11page)と間脳・終脳の前頭断面(11page)の
結構綺麗な図譜が載っている。
大脳動脈輪の発生と個人差についての記載は他の本ではあまり触れられていることがなく、
なかなか面白かった。




脳の時計、ゲノムの時計―最先端の脳研究が拓く科学の新地平
販売元: 早川書房

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 本書は序に続いて、「感覚」、「意識」、「記憶と無意識」、「侵略の恐怖」、「暴動の恐怖」、「死の恐怖」の6章、そして結論で構成されます。「感覚」の章では脳と嗅覚・視覚の科学的な記述を経て科学の限界の問いかけ、「意識」の章では脳神経科学の研究について述べられた上で意識についての問いかけ、というように本文が続きます。記述された内容は専門的で興味深く読めます。なお、序、結論を含めて、全ての章は独立した読み物と理解して、前後関係は気にしないのがよいようです。
 邦題は先端科学を紹介した内容を期待させますが、それよりも先端科学が直面している状況に関する一種の科学論の本といえます。(著者の肺炎を契機とした科学者としての信念の変化、肉親の死というパーソナルな事例がかなりの重みを持って文中にでてくるなど、客観性を要件とする科学論とは趣が少々、違いますが。)
 原題の"The Missing Moment - How the Unconsicious Shapes Modern Science"が、やはり、内容をよく表しているようです。




脳の中の過程―解剖の眼
販売元: 哲学書房

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養老孟司氏と塩野七生氏は昭和12年生まれの同い年。
それを私はこの本を読んで知った。
塩野七生氏の『サイレント・マイノリティ』によれば、
「"夢もなく、怖れもなく"生きる世代」とある。

エッセイのようで科学のようで哲学のようで、
何とも不思議な本ですが、面白いか面白くないかで言えば、
この本は面白い。
多分、語る先生ご本人が笑っていないからだろう。
落語的。




脳のなかの倫理―脳倫理学序説
販売元: 紀伊國屋書店

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学術レベルで分かっていることを体系的に示し、そこに生じた、あるいは生じつつある問題点を指摘している。さすがに脳機能研究の専門家として名高いガザニガだけあって、科学データの部分は文句のつけようがない。概論書としてお勧めだ。
倫理的な諸問題についての記述は、一見あっさりしており、「こんなものか」と思われる方もいるかもしれない。が、この分野が、近年の脳科学研究、そしてゲノム科学研究の進歩に伴って生まれたばかりの分野であること、この分野で扱わなければならない問題が数多く存在すると言うこと自体が近年になって指摘されだしたたことを考慮すると、簡潔によくまとまっている。また、彼自身の立場からは、これ以上のコトはいえないだろう。
脳科学や心理学、遺伝子に関係した知識が少しでもある方にお勧めの一冊だ。まったくゼロからの知識で挑むには少々ハードルが高い可能性はある。




脳の病気のすべてがわかる本
販売元: 学習研究社

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カラーの脳解剖図あり。挿絵もふんだん。
21世紀で脳の診断装置は急速発展したので脳の本は新しくないと駄目だというけど、この本は脳の最新情報を第一線の専門家7人が寄稿していて、情報の新鮮さが感じられる。
本の序盤には、「10の疑問」のページがあり、脳細胞の仕組みや昏睡とは何かなどのトピックが書いてあって読み物としておもしろい。
悪名高いロボトミー手術の歴史とか、サバンの人々の特殊脳力などもあり。
また脳出血などの外科的疾患と統合失調症などの精神障害の両方を、クロスオーバーさせて取り上げている(もう外科的疾患と精神障害を分離できないから、かもしれないけど・・・)
「かつて○○と呼ばれてた病名は今○○と統一された」(例:今は脳溢血という用語は使わない)など、古い知識を持っている読者もうまく理解に誘導してくれる気配りあり。それも全編通じてその配慮があるから、途中のページから拾い読みしてもきちんと読解できる。

脳の病気の説明、対処法も入っているので、一家に一冊置いておきたい。




脳の方程式 ぷらす・あるふぁ (脳の方程式)
販売元: 紀伊國屋書店

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いちたすいちの続編は、脳の仕組みは渦理論と呼ばれる仮説で説明できるという本である。物理の本はむずかしい側面もあるが、分からないではない。右脳と左脳というように脳の部分による役割があると考えると、渦理論は理解しにくいかもしれない。水辺に水門が広がるごとく電気信号が伝達する。そういうイメージで脳は情報を処理している可能性がある。知的に興奮すること請け合いである。




脳は空より広いか―「私」という現象を考える
販売元: 草思社

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ノーベル賞学者エーデルマンの長年の脳と意識についての持論をまとめた本。
それほど分厚くはないが、中身は濃い。

彼の論、「ダイナミック・コア」説を簡単にまとめると
「主に(すべてではない)視床ー皮質系の内部で、再入力によってダイナミックに変動しながら相互作用するこの機能クラスターを「ダイナミック・コア」と呼ぶ」(p90)
ということだ。

そしてこれが、意識にほかならない、としている。

ダイナミック・コアは、部分部分は順次変化し続けるが、全体は統一されているという意識の性質を満たしている。

我々が現象的に感じる「あの感覚」は、ダイナミック・コアにほかならないが、より高次の観点からみたものである。
そのため、物理的な手法で、現象的な「あの感覚」を直接に説明することは出来ない。
科学者は意識の機能を説明するまでだ。



彼の論は、心の哲学でいけばサールやチャーマーズあたりとよく整合すると言えるだろう。

意識は脳状態にほかならないが、三人称的手法ではとりこぼすというのは、まさしくサールの生物学的自然主義にほかならない。
意識をより高次な視点、とするのも、サールの考え方と合致する。

また、意識と脳とを非還元的な付随という関係で捉えるのは、チャーマーズの手法と似通っている。
なお、エーデルマンは哲学的ゾンビを不可能だとしているが、それはエーデルマンが論ずる地平が自然的な付随だからである。チャーマーズのいう哲学的ゾンビの可能性は、論理的な付随に対する反論だから、この二者は矛盾ではない。


心の哲学の見解ともかなり整合的で、また妥当性の高い仮説だといえよう。
また、細かい点については深める余地がかなり幅広くあり、そういう意味では脳科学的には応用の幅も広く残されているといえよう。


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