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和書 492192 (372)



飛騨おもしろ博物館―飛騨を科学する・飛騨で科学する
販売元: 中日新聞本社

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フューチャーR&Dジャパン―これからどうする?日本の科学技術戦略と研究開発の走り方 (必携シリーズ)
販売元: エネルギージャーナル社

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ヒットの法則12―売れない時代の新企画戦略
販売元: 太陽企画出版

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否定学のすすめ―エジソンかアインシュタインになってみないか
販売元: プレジデント社

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の本は、トマス・クーンの「科学革命の構造」という本と基本的に同じである。ただ違うのは、研究者が書いた本ではなく会社の経営者一般人が書き、その背景に宗教を積極的に取り入れた点である。したがって、哲学者や社会学者が書いたような論理的な本ではなく、エッセーに近い本である。一章と三章は、やや強引と思われるぐらいの具体的な事例ばかりで、さほど読む価値はないと思われる。面白いの2章と4章である。
そもそも否定学とは、創造のための学問である。クーン流に言うならば、新しい学問を構築するために古いパラダイムを否定というところであろう。しかし、著者はさらに議論を重ねる。発見には二段階あると彼は主張する。第一の発見は、覆いの除去が遂行されることである。すなわち今まで見えなかったもの、あるいは当たり前と思っていたこと意識に登る段階である。第二の発見は、第一の発見で疑問に思ったことについて、なぜそのようなことが生じるのか、その理由を発見することである。その過程で古いパラダイムの否定が生じるとする。
科学的発明について多くの実績を残しているヨーロッパについて、議論の根拠を求めて話を進めていく。ヨーロッパは、一つはギリシャの流れ、もう一つはヘブライ精神を骨格としていると主張する。ギリシャは複数の物事の現象から共通項を探す一般抽象化と絶対性が普遍を探しだそうとする、ある意味、理念型ともいえるが、これを探す特集抽象の2形態を持つ。一方のヘブライ精神は、三つの構造に分けられる。創造の思想すなわち虚無からの創造である。第二に、絶対神による事物への影響、すなわち存在の根拠の思想である。第3に、目的論的時間の思想である。したがって、自然をはじめすべての現象は、すべてにおいて根拠のあるものであり、その根拠こそが上の人である。その神の意図を知ることが神へ近づくことである。
一方の日本の思考構造は、存在そのものがすでにあるものであり所与とされてきている。思考するに必要のない存在である。さらに仏教の影響を受けて、修行により仏すなわち神なれる。ヘブライの人間と対置する絶対的な存在である神とは、全く逆の対照的立場にある。したがって、このような日本的思考環境にある場合は絶対的な存在、すなわち理念型を求めるという発想は生まれにくい。
さらに日本人の強い創造性を阻害する要因について論じようとしている。それは自己のアイデンティティーを他者に置くという傾向である。ヨーロッパでは神との契約において自分が存在するのに対して、日本は他者との関係においてその存在を認めようとする。
そこで著者は、ヨーロッパ型思考と日本型思考の両方の良い点を集めて第三の思考を目指すべきと主張する。だが、その退散の道に関しての人連携は説明されていない。252ページでそれは説明されようとされているが、詳細な説明がない。
本書は説明においても、かなり飛躍している点は多いが、この基本的な発想については非常に興味深いものがある。しかし、途中の説明過程があまりにも大雑把であるために、大きな誤解を招く可能性が十分に残されている。




人を集める―なぜ東京ディズニーランドが“はやる”のか
販売元: ティビーエス・ブリタニカ

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人・社会・地球―私たちのシステム論から未来への構図を探る
販売元: 化学同人

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ヒトという生きもの
販売元: 草思社

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久しぶりに「最後まで読むのがもったいない」と思える本に出会いました。とても面白かったです。
奥様の柳澤桂子さんの本は何冊か読んでましたが、ダンナさま(やはり生物学者)が書かれたエッセイがあることを知り読んでみました。
ヒトの性格や、様々な病気と遺伝子の関わりについて一般の読者にもわかりやすく書かれていて、特に「すぐ引越ししたくなってしまう」という性格(私の身内にいる)なんてことも、実はある遺伝子が関わっているということが書かれてあって、目からウロコでした。
また、著者の温和で、つつましやかな「日本的な良心」といったらいいでしょうか、そういう敬愛すべきお人柄が文章からにじみ出ていて、読んでいて心地よい感じがしました。
奥様の本に書いた「あとがき」が編集者の目にとまってたまたまエッセイを書くことになった、と書かれていましたが、読者としては、もっともっと著者の科学エッセイを読んでみたい気持ちです。




人と金属と技術の歴史―雑誌「金属」の67年
販売元: アグネ技術センター

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人と地球よ、蘇れ!―健康と環境を回復する技術
販売元: PHP研究所

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最初は、不思議でした。テレビで地球博の準備段階の番組があり、植物を縦にして壁を作る?「暑い博覧会の中、どうやって維持するんだろう?植物がかわいそう」と思ってみていました。その謎がこの本で解けました。なるほどと思う事と、「それは、なんだろう?」と疑問が生まれました。特別のシステムがもっと知りたくなりました。全部を読み終えた時は、「体にいい事は、地球にもいい」簡単に書けば環境問題入門書には、ぴったりです。でも、この本の続きがもっと知りたい、活動が知りたいと思いました。著者の誠実さが伝わる本でした。




人の値段 考え方と計算
販売元: 講談社

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本書の帯にあるように、(元日亜化学の)中村修二氏が受け取るべき対価について論じた本である。著者の西村肇東大名誉教授は中村氏弁護団とも親しかったと聞いており、本書は(中村氏全面勝訴となった)第一審判決の基礎理論にもなっている筈である。特に技術者の処遇決定に従事する人は、踏まえておくべき議論であると思われる。

言わば最善・最高の極論である。明快な論理、そして事実を収集し、その評価を積み上げていく迫力には、大変なものがある。物を考え、書くとはこういうこと、というお手本にしたい。そのロジックは、あるプロジェクトからの収益を分配するにあたり、プロジェクト構成メンバーを、「置き換え可能な人」と「置き換えられない人」とに分け、前者の人には市場水準の報酬を払って、その残余は全て後者の人でその寄与度に応じて分け合う、というものである。

しかし、その論理には、それがあまりにも明快な論理であるだけに、微妙な落とし穴があると感じられ、主流になる論理ではないだろう、という思いを拭い去ることはできなかった。ある人が「置き換え可能」かどうか、ということを判断することが難しい。 著者自身、「ある構成員が置き換え可能かどうかは状況によって変わる」、と述べているが、それだけに、あるプロジェクトを振り返って、ある構成メンバーが置き換え可能だったかどうかということを、遡って検証することは極めて難しい。プロジェクトのメンバー全員が、「自分はかけがえのない貢献をした」と思っているものである。また、メンバー一人一人にその人特有の強みを発揮させることが、良いマネジメントというものである。

それにしても、西村肇氏は、「公害原論」の(故)宇井純氏と並び立つ生粋の「左翼」科学者の筈であるが、左翼の西村氏が「徹底的に差をつける報酬」を支持し、その理論づけに尽力されていることに興味を惹かれる。その点、どのように理解したらよいのだろうか?


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