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和書 492410 (235)



F2グランプリ (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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 海老沢さんの本は、ほかでも書いたが、センテンスが短く簡潔でいながら、ほんの一行にドキッとするような心理描写をさりげなく出してしまう。
 この本は、F−1が今ほど盛んになる遥か以前に、日本におけるレースの最高峰「F−2」を取り上げたものだ。おそらく、F−1もF−2も暴走族の延長くらいにしか思われていなかった頃のことだ。
 ここで、「デーモン」というHONDAをイメージするエンジンが登場する。そうすると、サブ主人公のドライバーは中島悟がモデルになっているのではないか?そうすると、いやみな「速い男」は星野一義か?なんて考える。主人公の懊悩する男は誰なんだ?
 ・・・・と当時のレース界の状況を想像させる虚実取り混ぜた迫真の描写は、最後まで続いていく。

 F−1が日本で完全中継される1987年以前にこのような分野に着目し、知らない人にも分かりやすく書いた技量を称えたいと思う。




F2グランプリ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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FAIR WIND ~恋の翼・2~ (リーフノベルズ)
販売元: リーフ出版

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私の評価はやや甘めでしょうか?
水上ルイさんの本は殆ど持っているので、一応買ってみました。
この本は同タイトルの前作があるのでそちらを読んでいる人は、それなりに楽しめるでしょうが、私としては特にいつもと代わり映えしない感じがして、ちょっと残念。
水上ルイさんの本はスタイリッシュ&可愛らしさが売りだと思うので、ぜひ次回は頑張って欲しいです。




FAN FAN FAN (ラキアノベルズ)
販売元: ハイランド

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Far Away―せつなさを微笑みにかえて (ラピス文庫)
販売元: プランタン出版

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Farewell Shine―姫神さまに願いを (コバルト文庫)
販売元: 集英社

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このお話の主人公・安倍晴明は、ハルアキと云います。結構ひねた性格なのですが、ホントはすごく寂しがり屋で、弱いトコロを人に見せたくないタイプ。周りの人達や人でないモノ達に愛されて、見守られて、彼はちょっとずつ成長している途中です。(と云っても、奥さんはいるのですけどね。)

そして今回は、ハルアキの苦しい心がすごく鮮明に伝わってくる、とても切ないお話でした。




FAREWELL(フェアウェル) (角川ルビー文庫―タクミくんシリーズ)
販売元: 角川書店

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タクミくんシリーズ第4作目。
人間ではないもの?が出てくる作品ですが
いつもの通り、読み終わった後は爽やかで
心があったかくなりました!

すれ違うギイとタクミくん。
それすらも読んでる私には微笑ましくて(笑)
自信を持っておすすめします♪




FBI (1977年) (ハヤカワ文庫―NF)
販売元: 早川書房

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FBI―独裁者フーバー長官 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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国内諜報担当副長官という重職を勤めた人物によるフーバー個人とFBIという組織についての内情暴露と、彼個人の職務経験に関する回顧録としてなかなか面白い。以下簡潔にまとめる。

個人的に興味深い・面白いと思った点
1.歴代大統領が、表沙汰にできないような調査(特に大統領の個人的理由に基づく)を内密にFBIに依頼することが度々あったことの暴露。特にアイゼンハワー政権とジョンソン政権において顕著であったとのこと。
2.フーバーが自分自身やFBIという組織のPRのために様々な手段を駆使し、またそのために職員らを動員したこと。特にメディアに対して、FBIから格好のネタを流すことと引き換えに懐柔することなど、今日にも通じる。
また、P112の記述のように「名誉学位」にこだわり、様々な大学からそれらを漁ろうとする姿は、日本の某宗教団体トップの姿を髣髴とさせる。
いずれにせよ、FBIの実績・成果は、フーバーが推進したメディア工作によって相当誇大に宣伝された「虚像」であったらしい。
3.フーバーも、あの「フリーメーソン」の会員であった事実の暴露。しかもメーソンの最高階位である「第33階位」になるにあたり、同じく会員であった当事の大統領トルーマンと確執があったとの記述は注目に値する。いわゆる「陰謀論」で片付けられるレベルを超えると思う(いわゆる秘密結社内の序列が、現実世界の行政組織トップレベルの人々の重大関心事であったという事実)。
4.著者自身が指揮した、当事の共産圏諸国のスパイとの対決の部分(第11章)。ソ連側スパイとなった海軍下士官の摘発や、逆に共産圏国の外交官を懐柔して協力者に仕立てるあたりの記述はなかなか今日深い。
5.職場でも私生活でも出世のために上司のご機嫌をうかがう人物や、コーヒーや酒の席で上司や組織の噂話や悪口を言うなど「日本の会社と変わらないな」と思わされる記述。

読む上での注意点
1.筆者(サリバンの方)は、一応FBIの重職にいた人物であり、その関わったであろう機密の性質上、この本に記述された内容は事実関係について改変がなされているであろうこと。多少は繭に唾して、鵜呑みにはしない姿勢は必要であろう。
2.フーバーによって地位を追われたという事実関係から、著者のフーバー評は怨恨を含んでいるため、多少割り引いて見る必要もあろう。




FBI―独裁者フーバー長官 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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 著者の一人であるサリバンはWWU中に入局し、長年諜報部門のトップとして辣腕を振るった。フーバー長官と衝突し、退官後の1977年に銃の事故で死去した。ウォーターゲート事件後に、ディープスロートの候補に挙がったこともある。
 何せ彼のキャリアは、そのままFBIの戦後史と重なっており、チャールズ・ウィンステッド、ケネディ兄弟とキング牧師暗殺、公民権運動家殺害事件、米国共産党、ホワイトハウスとの癒着に他諜報機関との不和、スパイ狩りにウォーターゲート事件と、本書一冊で戦後FBIとアメリカの歴史を裏表から俯瞰できるようになっている。
 個人的には十一章「スパ大作戦」が最高に面白かった。特に他国大使館への盗聴や侵入といった「武勇伝」が、まるで当然の行為のごとく堂々と描かれているのには驚かされる。FBIの盗聴作戦は有名な話で、私も特に人権派というわけではないので、別にそのこと自体とやかく言うつもりはないが、それでも「こんなこと書いて大丈夫か」と思わされる。
 事件解決よりも、イメージアップと自己保身のことしか頭にないフーバー長官の逸脱ぶりは爆笑必至である。
 とは言え、911テロのような事件が発生してしまうと、笑ってばかりもいられない。
 FBIとフーバーにまつわる「神話」は、現在ではすっかりその実態が暴露されているが、その先駆けとなったのが本書であろう(多分)。今から読んでも、決して遅いことはない。


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