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和書 492412 (239)



ほら男爵現代の冒険 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

星新一さんのショートショートのお話は面白いですよね。
星新一さんが少し長めの小説を書いていると聞き、読んでみました。
面白いの一言につきます。
なんと言っても愉快です。
例えば原住民に焼かれる(?)ところのおちは最高でした。
さすがは星新一さん。と、思った箇所ですね。

ほら男爵の紹介みたいなのもあり、少しためにもなります。
満足の一冊です。長い小説が苦手な人も一度この本を読んでみてはどうでしょうか?




ほんとうに知的な生き方―野上彌生子とその時代 (新潮カセット講演)
販売元: 新潮社

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ほんとうの私を求めて (集英社文庫)
販売元: 集英社

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ほんとうの話 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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本書は、「暮らしの手帖」昭和五十二年春号から五十五年秋号までに十回にわたって書かれたエッセーをもとにしている。それに「音楽について」と「女の器量について」を書き加えられ、昭和六十一年、新潮社より刊行されたものである。(あとがきより)

曽野綾子に興味のある人なら読んで損はない。各章の題名も「卑怯者について」とか「差別について」とか「平和の裏側について」とか、読んでみようかなと思わせるタイトルだ。昨今の民主主義教育でいたわられて育った子供たちは、ちょっとした小さな苦しみにも耐えられず、生活を甘く見るようになる、などというのは、はっとさせられる。子供たちよ強くなれと祈ってしまう。

スイスの「民間防衛」という冊子の紹介も興味深い。サヨクの論調がはやりだして皆がああでもないこうでもないと軽薄な議論をしている陰で、黙々と国家の仕事をしている人々もいたのである。

書題に辛口とあるけど、現在の目で見れば、きわめて当たり前の話も多かろう。また、著者が世の中を見る目が現在主流の民主主義と少々距離を置いているのも新鮮である。カトリックを信仰しているからというのもあるだろう。さらっとは読めなかった。印象に残る話も多い。




ぼうふら漂遊記 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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ぼくが恋した吸血鬼 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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ぼくが恋した吸血鬼 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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吸血鬼ものが好きで、なにげなく手に取った本作。少女マンガ的展開ではあるのですが、切なく、もの悲しく、心あたたまる、楽しめる作品でした。赤川次郎作品は10冊そこそこしか読んでおらず、そんなに大好きというわけではないのですが(ファンの方ごめんなさい)、この本は特別にお気に入りです。読書家や、赤川次郎ファンより、むしろ「少女マンガの吸血鬼モノ」が好きな方に読んでいただきたい本です。★5つ、というのは多大に個人的趣味に基づいてのものですので、一般的な評価とは言えません。申し訳ありません。ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を読了し、「ポーの一族」「夜明けのヴァンパイア」めるへんめーかーの「吸血鬼幻想譚」「鬼外カルテシリーズ」あたりが好きな人へおすすめします。間違っても「屍鬼」のような作風を期待せず、ライトノベルとしてお楽しみ下さいませ。




ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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物書きだから、多彩な読書と、膨大な量なのだろうか。
いいかげんそうに見える論述も、それなりに背景となる知識があることが分かった。
「絶対音感」「字通」など。
また、捨てる技術の重要さも伺い知ることができた。
現場、現地、現物という言葉もあるように、本を読んだだけでは、現実の問題を解決できないと思う。
自分の足で、どれだけ現場に行くかが鍵だということを再認識した。





ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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単行本が出た時、2001年になったら、きっと誰かが「2001年映画の旅」というタイトルの本を出すだろうと予想してたら、案の定。しかし、それが小林信彦さんだったので、ガックリ。
江戸っ子のセンスって、これかい? 
現在、「本の話」で連載中の「黒澤明という時代」でも「天国と地獄」を絶賛していますが、以前に出版した「映画を夢みて」では、「天国と地獄」を「失敗作」と辛口で評価している。
年とともに嗜好や思想が変わるのは、ある意味では当たり前だが、物書きって、そんなものか。言葉や文章って、そんなに軽いものなのか。
少なくとも我々読者は、もっと辛辣な眼で作家や批評家を見るべきだろう。




ぼくが電話をかけている場所 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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ずっと前に読んで、今では内容を忘れてしまっていましたが、「百年の誤読 海外文学編」を読んでいたらよみたくなりまして。

いや、久しぶりにですが、凄いですね、レイモンド・カーヴァー。本当に短編の放り投げ方、切り方、凄まじいです。どのぐらい凄まじいかと言いますと、普通小説の余韻を楽しもうとする場合は、より物語そのものに深くハマル、感情移入する人物がいる、何か分からないものを追求する(気になる!例えばミステリーなら、犯人が、結末が、とかです)、など読み手の感情をコントロールさせられている部分が必要になりますし、そのためにはそれなりの長さが、説明が、描写が、仕掛けが、伏線が、必要になります。だからこそ、長編小説にやられることは確率的に言って多いのだと思います。それなのに、カーヴァーの短編は違います。説明を極力押さえ、説明も省き、恐らく最も伝えたい、主要なテーマの様なモノまでもを、隠す事によってより鮮明な余韻を読み手に与えます。

「ダンスしないか?」のガレッジセールをする男の悲しみと、そこを訪れるカップルの哀しみの質の違いを、読後に想像しないわけには行かなくなります。何故こんなことになってしまったのかを、考えて、想像し、納得したくなってしまうポイント(そこを越えて省略したり、押さえたりしてしまうと、関心がなくなり、親しみもなくなるのですが、そこがまさに絶妙!!!!)ギリギリで切ってきます、放り投げてきます。まるでこの後を読み手である読者に委ねるかのように。


「菓子袋」におけるある人の大きな分岐点(しかし、ある意味誰にでも起こりうる)の始まりについて、「出かけるって女たちに言ってくるよ」のカタストロフィが訪れる瞬間を振り返っての、最初の始まり。この男の部分の何かの扱いが、上手すぎます。また、観察と同調と恐ろしさと、静けさは、スティーブン・キングの恐さに、生きている人間の恐さに、とても近いことを全く違った角度から、考え方から、迫り来る、考えさせられる恐ろしさです。まさに、なにも起こっていないのに、普通のとある出来事なのに、その中にある、狂気の芽や、カタストロフィにも繋がる何かを、切り取り、取り出して、目の前に持って来て、必要以上に考えさせられるのです。


それに、恐らくこの短編集のベスト「足もとに流れる深い川」の出来事、妻の心理的何かの切迫した変化など、女の心の中までもをそぎ落とせるだけそぎ落として、非常にソリッドな何かとして浮かび上がらせるテクニックは物凄いです。何かが(それもとりわけ奇妙で無い、普通の出来事の、生活の中にある)起こり、そして何らかの変化が(目に見えたり、見えなかったり、)起こります。その変化が起こす何か、それについて考えてみたくなってしまう、そんなものに興味がある方に、金井美恵子作品で言えば「軽いめまい」に似たあの生活の中にある、あまり認めたくない、狂気の芽を知ってる人にオススメ致します。



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