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和書 499784 (221)



飛行隊長が語る勝者の条件―最前線指揮官たちの太平洋戦争 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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指揮官先頭の言葉どおり、最前線で部下を鼓舞して自らも一搭乗員として戦った士官(海兵出身者)たちの武勇伝。「勝者の条件」という題名であるが、戦闘というものを凌駕したような高飛車な物言いをするでもなく、自己の戦歴や手柄をひけらかすような事は決してない。ただ指揮官としての心構え、統率とは何か?、部下への愛情を語るのみ。そういった指揮官の上には、おのずと部下の信頼や華々しい戦果が降りてくるものなのですね。

これはなかなか面白い一冊でしたよ。戦闘機から陸攻、艦攻、艦爆、飛行艇まで全てのカテゴリを網羅しており、それぞれの道で技を磨き、最前線で勇敢に戦って終戦まで戦い続けた士官たち。名は知れているが、詳細を知らなかった方々の本人のインタビューが読めたので、私にとっては有意義な一冊でありました。今まであまり読む事のなかった飛行艇や陸攻隊の話には興味を引かれた。陸攻や艦攻、飛行艇など敵戦闘機と渡り合える武装も機動性も持たない機種で戦った男達は、戦闘機乗りよりも強靭な忍耐力や勇気を必要とするものだとつくづく感服した。全てインタビュー形式を交えた作品で、変り種というか特異な経歴を持つ方々が多く取り上げられており、しかも機種も多様なので読んでいて飽きる事はない。また彼らなりの戦略、戦術に対する批判も多く語られている。後世になって批判されているような海戦、空戦もその戦闘に参加しながら、同じ疑問を感じて先を見切っていたような発言もあり、大変興味深かった。正しい分析、打開策を持っていたとしても、大きな流れには逆らえないものなんですね。私の好きな「読み切りの短編集」で通勤にも最適。主要海空戦年表と、登場する全員の軍歴も付いています。オススメ出来る一冊です。是非どうぞ!




ヒトラーの戦艦―ドイツ戦艦7隻の栄光と悲劇 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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いまいちマイナーで日の当たらないドイツ海軍だが、意外と邦訳は出ている。その中でも本書は、7隻の戦艦に的を絞って叙述しているのがユニークである。
日本の戦艦は隻数だけは多いが、太平洋戦争ではほとんど活躍できずに終わった。例外と言っていいのはヘンダーソン飛行場砲撃くらいか。
ドイツの戦艦も同じく負けはしたのだが、そのドラマチックさは日本の比ではない。開戦直後のグラフ・シュペーの神出鬼没の活躍と無念の自沈から始まって、ビスマルクの勇壮ではあるが悲劇的な逃避行、相次ぐ犠牲を受け「フリート・イン・ビーイング」に切り替えフィヨルドに引きこもったティルピッツと英空軍との対決……と7隻の戦艦それぞれにドラマがあるのだが、それらを簡潔にまとめエッセンスを引き出した著者の達意の文章もすばらしい。
著者はほとんど批判めいたことを述べずただ淡々とありのままを描いてゆく。イギリス人は敗北を愛でると言うそうだが、行間から敢闘精神を発揮して惜しくも敗れたドイツ海軍将兵への尊敬と友愛が感じられた。
そのイギリス海軍は圧倒的優位に立っていたと思われがちだが、世界中に押さえの艦隊を張り付けねばならないため、それほど有利ではなかったようだ。
本書を気に入った方には、C.D.ベッカー『ドイツ海軍戦記』を奨めたい。同じくUボート以外のドイツ海軍の奮闘をつづったものである。




貧国強兵―「特攻」への道 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 データ(数字)でかの戦争、大日本帝国の戦争政策、大東亜共栄圏、軍部を分析。

 ぐうのネも出ない程、「戦前レジーム」が富国強兵ならずに「貧国強兵」への道を進んでいたことを証明している本書。

 本書を読めば、英霊たちへの追悼もいかなる形が理想となるのか、も示唆されよう。
『同じ道』に帰ってはならないのだ。

 戦争は、「ロマン」でも「諦観」でもまた「ドグマ」でもなく、やはり「科学」で分析されなければならない。

 かけがいのない「若い命」が失われるのだから。かけがいのないこの国の「可能性」が失われるのである。

「戦後レジーム脱却」前に、この国の幅広い人に読まれたい本である。




富岳隊の十八人―特攻隊長西尾常三郎の生涯 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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不滅のネービーブルー―どん亀艦長海軍英傑伝 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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数々の海軍英傑の逸話をちりばめた、実に味わい深い本です。 特に著者の海兵同期(元々は二期先輩)一式陸攻指揮官野中五郎少佐(戦死後大佐)の物語は、感動を覚えずにいられませんでした。 どんな苦境においても絶望せず、ひたすら最善を尽くした野中少佐の人となりを紹介して下さった著者板倉少佐に感謝します。




ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 援軍もない孤島を死守する日本軍1万余。サイパン戦などの教訓を生かして、むやみな万歳突撃や玉砕を自粛して、洞窟陣地にこもり徹底的に防御しながら、攻める米軍に人的出血を強いる戦法を実行した。
 攻める米軍の死傷数が、守る日本側を上回るほどの死闘を演じた戦いだ。70日間、文字通りの最後の一兵まで戦った日本軍。
 海を60キロも泳いで機密文書を運ぶ兵隊。火炎放射にあぶられながら、戦う兵隊。物量に立ち向かうのは精神力だけ。米軍を島に一日釘付けすることで、祖国の防衛は強化される。1万人が350人になるまで抵抗し、そのための時間をかせぐ。そして最後の350人も突撃して全滅。この頑張りは無意味だっただろうか。
 彼等自身が願ったような大東亜戦争の究極の勝利には結び付かなかったが…。この本を読んだ直後に、たまたま東京出張になったので、靖国神社に行ってきた。遺品展示コーナーには、ほかの戦場のように記念品の陳列はなく、ただペリリュー島の浜辺の砂だけが展示されていた。でも、こんな恐怖に満ちた戦いを現代日本人は、もう決してできないであろう。きっとできない。僕もできない。
 祖国の永続的繁栄を願いながら多数戦死していったペリリュー島の兵隊たちの記録を、この本で深く知ることができた。
ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)




炎の海―報道カメラマン空母と共に (光人社NF文庫)
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続・炎の海―激撮 報道カメラマン戦記 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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初めてこの本を読んだのは、もう20年以上前。
夏休みに行った祖父の家の本棚にあった。おそらく初版だろう。
まだ小学生だったが、たちまち引き込まれ何度も繰り返し読んだ。
まだ解らない単語や、文があったが関係なかった。テレビや映画やマンガでみる見せる戦争ではない、実体験の記録だ。
戦争体験者が語る戦争の悲惨さやみじめさではなく、
専門家の戦争論や反戦論のような押し付けがましい理屈もない、
ただ、そこでどんな事があったかのノンフィクションである。
それを非常に明晰な文章で描いている。当事小学生の私がのめり込んだのはこの高い文章力のおかげだと思う。
そして何よりこの本は人が動いている。戦記ものでありながら、戦争状況以上に人が描かれている。その言葉、そのしぐさが何よりもリアルである。
30をこえてまたこの本を読み、改めてこの本の完成度の高さを再認識した。




炎の翼―ラバウル中攻隊死闘の記録 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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本田稔空戦記―エース・パイロットの空戦哲学 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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