戻る

前ページ   次ページ

和書 499786 (369)



兵役を拒否した日本人―灯台社の戦時下抵抗 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






源頼朝 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 最近の「義経」ブームの影響もあり、源頼朝と聴いて「知らない」と答える日本人は殆どいないことでしょう。しかしながら、彼が創設した鎌倉幕府とは、一体どのような権力システムなのでしょうか。歴史における彼の位置付けは、例えば、江戸幕府を創設した徳川家康と同じようなものなのでしょうか。
 本書は、頼朝一生の治績をフォローすることにより、中世的な利害関係が古代的な統治システムを克服し、治承・寿永の戦乱を契機として、新しい国の形を打建てていく様子を分かり易く説き明かしています。そうした中、頼朝が在地の開発領主層の階級的利害を結集するための不可欠の触媒であり、また、彼らの階級的発展の方向性をリードする偉大な政治的導師であったことを論証しようとしています。
 他方、王朝的背景を政治的威信の基礎とし、かつ全国的視野から古代と中世のバランスに配慮せざるを得ない頼朝には、専ら在地の問題意識から古代的利害関係の払拭を目指す開発領主層とは、自ら政治的・社会的立場を異にする面があります。著者は、これが「鎌倉殿」権力にとって重要な歴史的制約となっていたことを主張しています。
 たいへん古い本ですが、古代から中世への変遷の契機や、鎌倉幕府というものの本質と限界を巧く説明していると思います。良い本だと思いました。




日本の歴史〈上〉 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

うーん、これは…。いわゆる概説的、教科書的な歴史書では有りません。
歴史的事象を網羅しつつも筆者の日本という国に対する歴史観が色濃く現れています。
日本の歴史を冷徹なまでに突き放し、客観的に眺め分析。筆者は共産主義者か?と思わせられるような…。
概説書というより、一つの歴史観として少なくとも私には新鮮でしたが、いい本だとは思ったが、
日本歴史の概要を知りたいという人が一冊目として読むべき種類の本では無いと思った。




ヒロシマ・ノート (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

戦後60年。戦争の記憶を持つものも少なくなり、もはや戦争は遠い歴史の一部と化している。そして憲法改正が声高らかに叫ばれている中この本を手にとって見た。
当書が書かれたのは昭和33年、原爆投下から10年少しの時代である。その当時と今の広島、そして国民の考え方には大きな差がある。
しかしここに書かれている記述は心を打つ。
広島で被爆した人が当時どんな思いで生活をしていたか、被爆者がかかえた十字架とは、そして被爆者とは認定される事なく突然は発病し命を落とした沖縄の人たち、
著者がこの本を書いた時代から今は大きく環境も変わっている。しかし、この本は当時の貴重な資料として多くの世代や国境を越えて読み次がれていくであろう。
多くの人に読んで欲しいと思う。
そして、戦争の悲しさの一片が胸にとげのように突き刺さってしばらくの間ぬけなかった・・・





日本の歴史 下  岩波新書 青版 606
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






巨大古墳の世紀 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 かつては高級果物の代名詞のひとつでもあったバナナが今や一房100円で店頭に並ぶ。
 そんなバナナをめぐる残酷物語の裏側を抉り出した名著。

 安く、安定的なバナナの供給を享受する日本。その需要を満たすことで富を得る
フィリピン。その貿易を仲介することでビジネスの糧を得るアメリカ。あまりに甘美な
トライアングル。
 しかし、現実にバナナをめぐって起きたのは幸福極まりない三方一両得などではなかった。
フィリピンを襲ったあまりに悲惨なスパイラルがこれでもか、とあぶり出されていく。
 しかも、その背後に横たわるのは、各々のプレイヤーが最適化を図ることが結果的には
互いを傷つけることとなる、いわゆる「合成の誤謬」がもたらした不幸と片付けるわけには
いかぬ、深い国際的企業犯罪の闇であった。
 
 1982年に出版されたこの本は例えばバナナをモチーフに南北問題を語る。
 しかし、これはすぐれて今日的な問題、例えばバイオエタノールやフェアトレードをめぐる
果てしないペテンの構図もまた、これに似る。
 現代人必読の迫真の一冊。




高杉晋作と奇兵隊 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本中世の民衆像―平民と職人 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






国防婦人会―日の丸とカッポウ着 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 この本は、太平洋戦争以前に組織された「国防婦人会」の内実について紹介したものである。そこから著者が伝えたかった内容は、多分、国を構成している人々の日常生活感から出てくる集団感情が、国の行動原理の一側面を支えていたという史実なのだろう。つまり、あの愚かな戦争を遂行した日本国という国家の行動原理の一側面を一般大衆が支えていたという史実をである。
 いわゆる教養婦人ではない一般のお母さんたちで構成された巨大組織が、草の根運動として発展していく様は、その現象を良く伝える素材であったからと著者は考えたのだろう。そこには、日常的な同胞は存在しても、人間という同胞は存在していない。何故「国防婦人会」が草の根運動として全国に浸透したのか、その根拠と結果を知り、現代に生かす機会をこの本は提供している。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ