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和書 499786 (383)



江戸の見世物 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 籠細工からラクダ、象、軽業、生き人形と、見世物あれこれ。
 寺社と結びついて持ちつ持たれつであったとは初めて知った。
 最近読んだ「大江戸奇術考」は、奇術のテクニック、つまり、演じる側に焦点を当てていたが、これは、見世物としてどうなのか、という点が重視されている。

 また、これも最近読んだ「安政大地震」では、とても見世物どころではなかったように思われるのだが、この本を読むと、軽業の見世物が大好評なのだ。しかも、天才軽業師は、明治維新を待たずして渡米し、興行を打って、アメリカで客死している。
 何もかも知らないことばかり。
 先行研究に頼らず、一から資料を調べ直しており、信頼が置ける本である。




沖縄現代史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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沖縄現代史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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刀狩り―武器を封印した民衆 (岩波新書 新赤版 (965))
販売元: 岩波書店

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 著者も言うとおり確かに戦後歴史学は日本史を大幅に見直してきた。太閤検地については論争も起こり数多くの論文が書かれきた。しかし同じ秀吉が行った有名な政策の「刀狩り」については、史実をまともに追求した研究はゼロだというのには驚いた。著者が言うように、我々日本人は秀吉の刀狩りで身も心も裸にされてしまったという思い込みがあったらしい。

 結論から言えば、秀吉の刀狩り(あるいは明治初期の廃刀令も)は、武器の所持そのものを禁じたものではなかった。それは百姓・町人に対して人を殺す権利の封印を求めたもので、自衛用に脇差の携帯は認めるが、公然と帯刀することは禁止して武士との身分差をはっきりさせるためのものだった。その意味では、敗戦後にマッカーサーがすすめた刀剣類の武器没収が、日本人の武装解除としては史上最も効果的だったらしい。

 飢餓・内戦のうち続く戦国時代の悲惨な現実を多くの本に描いている著者らしく、刀狩りによって非力な民衆が武装解除されたのではなくて、戦乱の世の悲惨さを体験し平和な社会を切実に希求する民衆のコンセンサスが形成されたことによって、武器は所持してもその使用を自ら封印し平和な社会を主体的に実現したというのが本書の主張だが、まことに興味深い。




韓国併合 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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本書は著者の言う通り「外交史」の本であった。外交史の書としては誠実なものであり、その視点もかなり公平な本である。文章も、硬いが簡潔・明晰な名文だ。ただ、本書を読んでも、その後の日本近代史を規定した(今現在も規定し続ける)「韓国併合」の評価を、読者が自分なりに持つことはできない。その理由は、本書には、当時の韓国民衆の真の姿、韓国支配層の政治意識形態や個人的パーソナリティーなどが、ほとんど書かれてないからだ。日本、英米、ロシア、中国の民衆の実像やエリート層の思惑、社会・経済体制についても、あまり触れられてない。要するに広漠とした歴史の実相から外交史のみを抽出したものにすぎない。だから本書を読んでも、鳥瞰図を得ることができない。虫眼鏡で象の腹を観察しているような視野狭窄的な気分になる。何だか年表を見ているようだ。ただ色々な疑問や問題意識を抱かせてくれる本ではあり、その意味では良書だろう。
韓国が清と同じく無力だったのは、中国の国家システムとその延長である対外システムが、英、仏、日の国民国家システムに敗北したということだろう。




熊野古道 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 著者は日本中世史を専門とする人物。本来は荘園制の研究者というが、和歌山大の先生だったこともあり、熊野古道の調査にも関係していたらしい。
 2000年という、熊野古道が世界遺産に指定され、どっと観光客が増える直前の時期に出版された本。けっこう売れていると思うが、内容はいまいちだと思う。
 前半は、中世の熊野参詣について。現存する紀行文などを利用して、ルートの固定化、街道筋の整備、参詣者の足取りなどが分析される。
 後半は、実際に自身が歩いた中から、おすすめの箇所やコースを紹介するというもの。中辺路だけでなく、小辺路、大辺路、伊勢路も取り上げられている。ただ、世界遺産指定後の整備により、現在では随分と様子が変わってしまっているところが少なくない。実際に歩こうと思うなら、別にガイドブックや下調べが必要。
 全体を通じて、まとまりがなく、思いつきだけで書き進めているような印象が強い。読んでいて、熊野参詣の歴史や心性について、理解させられるものが少ない。





暮らしの中の太平洋戦争―欲シガリマセン勝ツマデハ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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黒船異変―ペリーの挑戦 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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考古学の散歩道 (岩波新書 新赤版 (312))
販売元: 岩波書店

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田中 琢, 佐原 真。このお二人は戦後考古学界を牽引した巨人ですな。
興味深いテーマについて述べられている。
最後の対談は熱い!おすすめ。





皇室制度―明治から戦後まで (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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