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和書 499808 (94)



ある町の遠景
販売元: 菁柿堂

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ある異常体験者の偏見 (山本七平ライブラリー)
販売元: 文藝春秋

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初出は月刊文藝春秋誌。30年程前に百人斬り競争を題材に、メディアの嘘と保身を自身の軍隊経験を元に暴いたもの。論争相手である本多勝一と毎日新聞の記者は途中で逃げ出して、山本氏の独壇場となる。本来なら2記者の文も掲載されるべきであるが、さすがに2記者にとっては容認できなかったのだろう。当時20歳前後であった私は毎月の文春誌の発売が待ち遠しかったのを懐かしく思い出す。この文が私に与えた影響は大きく、後に新聞、TV,等に左右されない思考はこの文によって創られたと思う。




ある神話の背景―沖縄・渡嘉敷島の集団自決 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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綿密な調査に基づいた書籍だとされる一方、「集団自決」おける強制を肯定する証言が削除された等の批判が当初からあり、一応参考資料のひとつとして価値はあるとしても、全面的に肯定できる内容ではないように思われます。まあなかなか興味深い本でしたが、内容に関しては半々で見ておいたほうがいいかもしれません。




ある結婚の肖像―ヴィタ・サックヴィル・ウェストの告白 (20世紀メモリアル)
販売元: 平凡社

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自身も詩人であり作家であり、ヴァージニア・ウルフらと交流もあったヴィタ・サックヴィル=ウェストの、息子による伝記。特にウルフの『オーランドー』(映画化名「オルランド」)の主人公オーランドーのモデルが彼女であることは有名。著者ナイジェル・ニコルスン曰く、『オーランドー』は、「世界で最も長く美しいラヴレター」。ヴィタはレズビアンであり(ゲイである夫とは互いの性向を認め合う仲)、短い間ではあったがウルフとも関係があった。
彼女自身の書き残したものと、息子ナイジェルによる文章が交互に表れ、彼女の生涯を浮き彫りにする。本人と、最も近しい者による掛け値なしの記録だ。特にヴィタに関して独立して扱っている研究書はこのほかにはないといっていい。

19世紀末から今世紀半ばにかけての文学研究、フェミニズム研究など、多くの面で貴重な資料。




ある船乗りの太平洋戦争 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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戦時急造商船戦記

本書は戦時下の数少ない商船士官の戦記である。太平洋戦争開戦当時は神戸高等商船学校機関科2年生で、海軍予備士官の卵としての厳しい訓育の実態と当時の若者の心情をさらっと吐露し、昭和19年4月卒業証書と海軍少尉任官書を手にする。同年5月川崎汽船の戦時標準貨物船利川丸の二等機関士として乗り組み、粗製乱造エンジンの補修に身を投じ、悪戦苦闘の日々を赤裸々に述べている。

 やがて関東軍部隊を釜山からマニラへ輸送の任務についたが、機関故障で船団離脱のうえ再度バシー海峡突破に挑戦。僚船が敵潜に被弾するも、利川丸は幸運にも無事マニラに乗船部隊を揚陸・・・直後、米グラマン機の大編隊の来襲で被弾、沈没。機関長・局長が戦死するなど、敵機の一方的攻撃になしすべもない悲惨な情景や、軽武装商船の悲哀など臨場感をかもした筆致で表現している。

 その他、大叔父の戦局に対する卓見。鈴木貫太郎総理秘書官への直訴。戦時下の船員処遇改善工作秘話。現代社会への警鐘等々、戦記のみに偏しない幅広い内容で読み応えがある。






ある英人医師の幕末維新―W・ウィリスの生涯
販売元: 中央公論社

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ある英国外交官の明治維新―ミットフォードの回想
販売元: 中央公論社

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ある軍属の物語 草津の墓碑銘 (「戦争と平和」市民の記録)
販売元: 日本図書センター

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ある軍法務官の日記
販売元: みすず書房

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著者、小川関治郎氏の実直でまじめな性格がにじみでているばかりでなく、鋭い観察力による率直な意見が書かれている資料性の高い従軍日記である。しかも、高所から客観的に見た、兵士の日記とは趣が異なる従軍日記である。 まさに発展しようとしていた上海の破壊を目の当たりにして、「日本ノ責任重且ツ大ナルコトハ言ヲ俟タザル所ナリ」(昭和13年2月13日)。あるいは、日本人町(虹口)を見て「自分ハ思フ 日本ノ力ハ只武力ニアリト言フベキカ 武力ニ於テ日本ハ世界ニ冠タルコト絶対ニ比スベキ国ナキモ武力ノミヲ以テ列国ニ対シテ何事モ強ク押切ルコトヲ得ルヤ否ヤ」(昭和13年2月14日)と問うている。 軍紀の乱れも法務官として詳しく見聞しており、かなり具体的に書かれている。 金山における村民の射殺斬殺事件は「一ツノ好奇心ヨリ支那人ヲ殺害セントノ念ニ基クトモ認メラル」とし、「前線ノ戦闘ニ加ハラズ従ッテ支那人ヲ殺サントノ一種ノ観念ニ駆ラレタルトトモ認ムベク」(昭和12年12月26日)とし、兵士の戦場での特異な心理を記述している。 一方、官僚的な面も見えている。兵士の強姦事件にも困りはてていたようであるが、憲兵の上砂(かみさご)中佐(著書に「憲兵三十一年」がある)が「近頃強姦事件不起訴ニ付セラルルモノ多ク」と苦情を述べると、「刑法一七八ニ所謂抗否不能ニ乗ズルモノ」とはいえないとはねつけている。(昭和12年12月25日)これは法務部の一般的な見解であったらしく、岡村寧次大将が「銃剣の前に親告などできるものでない」と怒って陸軍刑法を改正したというエピソードが他書にある。(稲垣正夫編「岡村寧次大将資料(上)」(原書房,昭和45年),P301) 小川関治郎氏は東京裁判で供述書を提出しているが、この部分とかさなるところがあり興味深い。(供述書は下記の書籍に掲載されている。洞富雄編「日中戦争資料集8 南京事件Ⅰ」(河出書房新社,昭和48年)P256-257) 宣戦なき戦争が国際法の解釈を難しくしていたことも本書に見られる。パナイ号事件(当時はパネー号事件と呼んだ)について松井岩根大将は日清戦争時の高陞号事件を引き合いにしているので、当時の国際法が司令官に十分理解されていなかったことが分る。(昭和12年12月28日) 氏は もともと第十軍に属したが松井大将のもとでも働いた。松井氏は独特の性格であったらしく「少シ威張ル癖アリ」と感じ、偏見かも知れないがと遠慮しながら「名古屋ノ辺ノ人」は派閥思想があるのではと観察しているのが面白い。(昭和13年12月22日) 巻末の「わが父、陸軍法務官 小川関治郎」はこの日記の意味を知る上にも一読の価値がある。今後、歴史資料としてもこの本はよく引用されるに違いない。 「支那事変」理解のために、その価格以上に十分価値のある本である。




ある農婦の死―十七世紀、中国の現実と夢幻世界
販売元: 平凡社

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