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和書 499878 (398)



トゥバ紀行 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 トゥバとはモンゴルの北に1921年から1944年までの23年間だけ存在した独立国で、その後はソビエト・ロシア共和国の自治州となった国です。この国に1929年入国したオーストリア出身の民俗学・考古学者メンヒェン=ヘルフェンの貴重な記録です。
 トゥバ人はテュルク系の言語を話すテュルク系民族ですが、モンゴルの支配を長く受け、宗教もモンゴルの影響からラマ仏教が信仰されていましたが、シャーマニズムも根深く庶民に信仰されていました。
 その後トゥバは、清朝と帝政ロシアが領有権を争い、当初は清朝が支配下に置きましたが、やがて帝政ロシアが領有することになります。ソ連が誕生すると、ソ連の意向の下、一旦トゥバ人民共和国として独立しますが、これは、最終的にロシア共和国に編入させるためのステップに過ぎませんでした。ソ連の強い監視下にあって、外国人の入国が不可能であったその短い独立国期間に、幸運にも入国できた唯一の外国人が著者でした。
 トゥバは、モンゴルの強い影響を受けてはいますが、その基盤にはテュルク系の遊牧文化が残り、トゥバ独自の素朴な文化・社会を形成しています。しかし、人々の暮らしは非常に貧しく過酷な様子が様々記されてます。一方、ソ連による植民地支配の様子も記録されています。例えば列車内で、KGBの工作員がわざと政府を批判する発言を大声で発し、同意するものがいないかと様子を窺いますが、事情を察している乗客達は無視を決め込みます。
 本書は、ソ連という大国の植民地として翻弄され、過酷な状況におかれる少数民族の実態と、社会主義者である著者が、ソ連の帝国主義的植民地主義を世界に告発した貴重なルポルタージュとなっています。
 なお、トゥバは自治州としてロシアに編入されますが、その後自治共和国となり、さらにソ連崩壊後は、ロシア連邦を構成するトゥバ共和国となり独立性を取り戻しつつあります。




北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ロシアでの約10年もの漂人生活から帰ってきた、大黒屋光太夫のたくましさ、勇気に深く感動しました。後半は女王に謁見したりとなかなかに良い生活をしていたようですが、帰国を熱望し帰ってきたところもまたかっこいいです。COOL!!
当時のロシアの生活が直に伝わってきたような気もします。またリアルな江戸時代の日本人の気持ちも悲しく伝わってきます。
当然江戸時代の文なので多少読みにくいので星4にさせて頂きました。
是非ノンフィクションを読んでください。




南イタリア周遊記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ジョージ・ギッシングの代表作は「ヘンリ・リクロフトの私記」です.その「私記」の中にも古代ギリシャ・ローマへの愛情ははっきりと表れていました.本書は作者の南イタリア紀行文です.南イタリアといっても,長靴のかかととつま先にあたる先端部分で,あまり観光名所ではないところばかりです.

タラント,メタポント,シバリス,コトローネといった町を,作者は古代世界に思いをはせながら逍遙していきます.

メタポントのパラディーニの円卓の遺跡のところで,ピュタゴラスの話がでてきます.そうかピュタゴラスはメタポントで死んだんだっけ,と思いだしました.なかなかに知的興奮が味わえる良書だと思います.ただし,古代ギリシャ・ローマに関心のない人にはどうか?




イワン・チャイの花 (Furai‐sha visual press (2))
販売元: 風来舎

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インハバナ―ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・ストーリー
販売元: アーティストハウス

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『ブエナ〜』ブームに便乗して、売れ筋の本を出版することは、商売としては別に悪いことではないでしょう。ただ、それにしてもこの本は中身が無さ過ぎる。
まず、キューバ音楽用語の単純な読み間違いや誤表記が多い。作者の知識不足の賜物でしょう。本一冊出すなら、もう少し対象を研究してからにしてほしかった。単なるアイドルの追っかけムックと同じ。ブームとは罪作りだ。




インカ(INCA)―天空の時間と歩む大自然の共存者 (地球ドキュメント・シリーズ)
販売元: 情報センター出版局

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インカ―太陽の神々との交信 (地球巡礼写真集)
販売元: アースエイド

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インカコーラ―ペルー紀行 (海外旅行選書)
販売元: 図書出版社

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インカ帝国―太陽と黄金の民族 (「知の再発見」双書)
販売元: 創元社

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このシリーズ(知の再発見双書)は図版が多く文章も簡潔で読みやすく、入門書として良く出来ています。巻末には歴史的な名著や当時の人の目から見た記録など貴重な訳文がまとまって載っているので、読みごたえ感も充分です。原著(第一版)が古いのがたまに傷ですが、それを差し引いても良く出来ています。インカ文明入門の白眉。




インカ帝国の残照―神秘とロマンとその末裔
販売元: アイピーシー

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