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和書 501028 (56)



朝永振一郎著作集〈1〉鳥獣戯画
販売元: みすず書房

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ノーベル賞受賞物理学者の書いた随筆集。理系人間にとってこのくらいの随筆が書ければと言うお手本のような本です。物理学者らしく対象に対する観察眼は鋭い。計算に疲れた時に随筆が書きたくなります。




朝永振一郎著作集〈2〉物理学と私
販売元: みすず書房

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朝永振一郎著作集〈3〉物理学の周辺
販売元: みすず書房

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朝永振一郎著作集〈4〉科学者と人間
販売元: みすず書房

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朝永振一郎著作集〈5〉科学者の社会的責任
販売元: みすず書房

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トライボロジーの歴史
販売元: 工業調査会

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 弾性流体潤滑理論を体系化したDuncan Dowsonが10年かけて完成させた"History of Tribology"(1979)は「トライボロジーに関する古代から最近に至るまでの歴史を、専門的かつ体系的にまとめた世界の唯一の書」(「まえがき」より)とされますが、これを1/3程度の抄訳書とし、さらに補遺として「日本にみるトライボロジーの源流」と「現代軸受の元祖レオナルド・ダ・ヴィンチ」、さらに「ダウソン先生の思い出」を付け加えたのが本書です。
 トライボロジーは、「相対運動を行いながら相互作用を及ぼし合う表面、およびそれに関連する実際問題についての価額と技術」と定義されていますが、これは全ての機械に何らかの関係があるもので、本書はその技術史として興味深く読むことができます。




永遠の愛を誓って―二十歳で逝った成美さんの記録
販売元: JICC出版局

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ドゥ・マイ・ベスト―ブルーなママたちへ、いつかママになるあなたへ
販売元: 文芸社

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良いママになるため、女性はがんばっている。でもその前に、一人の人間として生きていくことも大切なのではないか。育児も、仕事も欲張ったっていいじゃない。ぜひ、男性に呼んで欲しい一冊です。




ノーベル賞の決闘 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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 1977年のノーベル生理学・医学賞は、ロザリンド・ヤーロウ、ロジャー・ギヤマン、アンドルー・シャリーに贈られた。ギヤマンとシャリーの「先取争い」を追った本だ。

 二人の研究者が同じテーマの研究成果を争う場合、勝利、名誉、業績……これらすべては、先に論文や学会で成果を発表した人のものとなる。「早い者勝ち」が科学の常識だ。

 相手との駆け引きとなると、学会や雑誌での発表を温存して競争相手に情報を漏らさぬまま、ある日満を持してすべてを発表するといった戦法をとることもある。だがこの戦法はリスキーだ。発表を温存している間に競争相手に同じ成果を発表されてしまえば、なにもかもが水の泡に帰すのだから。「沈黙」か「開示」か。このふたつの間で揺れるギヤマンとシャリーのジリジリとした葛藤が伝わってくる。

 けれどもこの本はそれだけにとどまらない。「早い者勝ち」という科学界の常識を揺るがしかねない事実を示してくれる。

 シャリーは甲状腺刺激ホルモン放出因子という物質の構造の研究成果を、ギヤマンよりも先に論文にした。シャリーの勝ちだ。ところが、いくぶん社交的で筆も立つギヤマンは、巧みな宣伝活動によってそれがあたかも自分の研究成果であるかのような状況をつくり、対決を引き分けに持ち込んでしまったのだ。

 名誉欲やライバル心は科学者にもあるだろう(ギヤマンはそれを否定しているが)。けれどもこの二人に限っては、最初からまったく馬が合わなかったという一言に尽きる気がしてならない。

 さて、晴れのノーベル賞授賞式。けっきょく共同受賞となったこの二人は、目を合わすことはいっさいなかったという。性格の合わぬ人間の典型例をこの本は見事なまでに描ききっている。




ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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高校の生物最後の授業で配られたプリントはこの「ヘラクレイトスの火」の一節「白き血、紅き雪」であった。ワトソン、クリックのようにノーベル賞を取るよりも、つまり世間的な名誉よりも、むしろこのシャルガフのような文章が書ける人間になって欲しい、と先生が話していた。ノーベル賞なんか取れないし、こんな難解な文章なんて書けるわけもない、と笑い声が上がった。

その後分子生物学を学ぶようになって塩基対合の規則を発見したシャルガフ、そしてDNA二重らせんを発見したワトソン、クリックが分子生物学の中でどんな位置を占めたのかを少しは知るようになってから「ヘラクレイトスの火」全文を読んた。

決して一朝一夕には身に付けることのできない語学に裏打ちされた教養に畏敬の念を覚える他なかった。そしてまた、高校生のときに読んだ「白き血、紅い雪」でも触れられているように、最早「自然についてよりよく知りたいから」と、「科学」本来の目的であった「知ること」のために科学を志すことはできないのだと改めて実感した。

生命科学は今金儲けの手段に利用されているように感じる。科学は技術と最早不可分に結びついており、人間の福利厚生のために役立つのならそれにこしたことはないと思うが、幾分いそぎすぎているのではないだろうか。多くの人に読んでほしい本だ。


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