戻る

前ページ   次ページ

和書 507156 (287)



吉原おんな市場 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






吉原大尽舞 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






吉原繁昌記 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






夜の戦士 (上) (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






夜の戦士 (下) (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






雷桜 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

感動のために読後虚脱感にとらわれる本はめったにないが、久々にそれを味わった。
この作品は、宇江佐作品にはめずらしく、田舎の野山が中心の舞台となっている。
しかも、愛し合うふたりが、山で育った「狼女」とお殿様、それも将軍の息子という、
実に極端な設定。
入ってはならない山という舞台設定が、ファンタジーの世界へ一気に転換させてくれ、
ありえない出会い、純愛を納得させてくれる。その力量はさすがである。

実は山の情景や遊の生活の描写には少々不満も残った。動物や、桜以外の植物が
ほとんど登場しないし、遊と親父様は山に潜んで暮らしているというのに、獣を
捕らえて食べるでもなく、木の実・山菜を主食とするでもなく、畑もつくらない。
炭を売って里から食料を仕入れるとだけしか書かれていないのはちょっと不自然に
感じてしまう。山のにおい、山の音がいまひとつ立ってこない。

しかしながら、事の起こり方の必然性、人物の活写、気を逸らせずぐんぐん引っ
張っていく展開など、気持ちよく乗せられていく力強い舟といった感じで、忘れら
れない一書となった。




ライダーズ・ハイ (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






龍馬 一、青雲篇 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「竜馬がゆく」以来、本格的に坂本龍馬の生涯を描いた小説は久しく登場しなかった。その結果、坂本龍馬の人物造型は対抗馬を持たないまま、司馬遼太郎の描いた龍馬像に同一化している。そして今日の龍馬人気は、ひとえに「竜馬がゆく」によって形成されたものであり、この先も同書は、永遠の青春小説として読み継がれていくことだろう。
さてその国民的ベストセラーに対する本書の立ち位置はと言うと、架空の人物や事件が一切登場しない、史実に忠実な龍馬伝の創造ということになる。作者自身もあるインタビューで「僕は物語を作ることに、あまり興味がなくて、龍馬が実際にどのような動きをしたのかを調べていきました」と述べている位なので、龍馬の生き様を正確にたどり直すことの楽しみを、全五巻の本書を通じてゆっくりと味わい尽くすことができる。
という訳で第一巻の「青雲篇」は、龍馬17歳のある夏の一日から、父・八平が亡くなる21歳の冬までの四年間が描かれており、江戸での剣術修行、黒船騒動などに彩られた眩しいばかりの“青い”龍馬が息づいている。




龍馬 三、海軍篇 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

史実に基づき龍馬の人生をたどる本作も、この第三巻が折り返し点。神戸と京都を主な舞台に、時代は文久三年(1863)の正月から、翌年夏の「禁門の変」終息に至る約一年半。龍馬にとって「日本第一の人物」である勝海舟の一番弟子として、「神戸海軍操練所」創設のために東奔西走する傍ら、死に急ごうとする同志達を何とか一人でも多く塾に引き入れ、無駄死にさせまいと苦心する姿が描かれている。
やがて妻となるお龍(りょう)に一目惚れし、国事の合間を縫って激しく逢瀬を重ねる様も、なかなか情感たっぷりで興味深い。「司馬」龍馬とは一風異なる艶やかな情景が堪能できる巻である。




龍馬 二、脱藩篇 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

土佐勤王党への加盟、脱藩、勝麟太郎(海舟)への弟子入りなど、文久元年から2年(1861-2)の末にかけて、時勢に大きく開眼して行く龍馬を描く第二巻。特に勝との邂逅なくして後半生の龍馬の活躍はなく、まさに“日本史を動かした出会い”と言っても過言ではない。ちなみにこの出会いの場面については、晩年の海舟が『氷川清話』で「坂本は己を殺しに来た奴だが・・・」と語っているが、龍馬にはそうした物騒な意図はなく、勝一流の法螺か記憶違いというのが今日の定説であり、本書もその立場で二人の出会いを描いている。
なお興味深いのは、通常の龍馬の年譜では文久2年12月5日に当時の政治総裁・松平春嶽を龍馬が訪ね、そこで得た紹介状を持って後日勝を訪問したとされているが、本書では咸臨丸で勝と共に渡米したジョン万次郎の口利きで、既に8月半ばには勝に弟子入りし、その後勝の添え状を持って12月5日に松平春嶽を訪問したと描いていること。確かに一介の浪人がいきなり時の政治総裁を訪ねるより、本書の流れの方が信憑性があるように思えるが、事実や如何に。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ