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和書 507156 (346)



奇妙な刺客―祇園社神灯事件簿 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

同著者の『公事宿事件書留帳』が好きで、ほかのシリーズものにも手を出した。

主人公の頼助と、前述の『公事宿』ものの菊太郎とにはいろいろと似通った雰囲気があり、
読む人によってはそこがネックになってしまうかもしれない。
しかし公事宿者の雰囲気が好きな私にとっては、そこがまた入り込みやすくもあり、気に入った点でもあった。

当時の京に於いて重要な役割を持っていた機関に焦点をあてて描かれているので、
そこらあたりもまた共通するとはいえ、かたや『公事宿』、かたや『神灯目付役』が軸になり、
物語は全く異なったものになっている。

本シリーズで活躍する『神灯目付役』である頼助はじめ、彼を助ける相役の孫市や後見人の惣十郎は、
それぞれ一筋縄ではいかない剣術の名手でありながら温和で情に厚い。
町方とは基本的にかかわりがない彼らが、守らなくてはならない祇園社のため独自に
事件を解決していく手腕には、どちらかというと隠密的なものがあって少々暗い雰囲気もある。
しかし事件が街中で起こる様々なものだけに、殺人などの重い題材よりちょっとした
『怪事』や『いざこざ』が多いので、読後感は重くなく、さらりとしている。

シリーズの続きが待ち遠しい。




鬼面の辻 (春陽文庫)
販売元: 春陽堂書店

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伽羅千尋―南町同心早瀬惣十郎捕物控 (時代小説文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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恋愛小説家になれない (キャラ文庫)
販売元: 徳間書店

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 小説のために擬似恋愛を体験し、その相手と恋に落ちる。モチーフ自体はどこにでも転がっていそうなのに、それを一筋縄ではいかない物語に仕上げるあたり、さすがという感じです。白木が書くことになる小説が恋愛というものを理解し始めた白木の成長を表すバロメーターになっていて、印象的でした。

 実は、私は続編の「ハウスキーパーになりきれない」の方が好きです。「恋愛~」が白木の成長物語だとしたらこちらは高見の成長物語。白木から見た高見は一見スマートで非の打ち所のない男ですが、プライドばっかり高くて扱いにくい奴です。でも、すごくよくわかるんです、やりたくない仕事をしていて鬱々としたものを抱えているところ、恋人に対して優位でいられないと落ち着かないところ。思い当たるところが多すぎて胸が痛いです(笑)。だからこそ、読み終わると力強く生きている主人公たちに拍手を送りたくなってくるんですよね。読後感さわやかな作品です。




旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)
販売元: 光文社

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 歴史上の人物を登場させた推理小説と来れば、私の大好物である。時代背景もよく書かれており、この時代をよく調べて書いたのだろうなと思う。
 しかし、五つ星でない理由はつい柳広司の「饗宴ーソクラテス最後の事件」や「はじまりの島」などと比べてしまうからである。柳広司の作品もまた、歴史上の有名人物を探偵役とするが、事件は虚構でありながら、その人物(ソクラテス、ダーウィンなど)のその後の(実際の)人生の転機となっている。
 今のところこのシリーズは、この当時の知識人で芸術的才能もある人物(確かにこの時代、すぐに思いつくのはレオナルド・ダ・ヴィンチではあるが)であれば誰でも良かったのではという疑問を払拭するところがなく、そこが私にはマイナス要因と感じられる。
 今後、彼でなければならない理由があったのかどうか、また、チェチリアが「史実に反して」ルドヴィコの愛人ではない理由はなんなのか。その辺りが明かされるのを待とうと思う。




救済の人―小説・忍性
販売元: 東洋経済新報社

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巨悪商社 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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凶悪狩り―道中奉行裏探索方事件控 (桃園文庫)
販売元: 桃園書房

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凶悪狩り―道中奉行裏探索方事件控 (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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草薙列伝 八岐の大蛇 (教育画劇の創作文学)
販売元: 教育画劇

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