戻る

前ページ   次ページ

和書 507214 (37)



辞表撤回 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

★3個

実在の人物を扱ったノンフィクションだけに終始臨場感がある内容となっている。

主人公である丸山敏治氏がぶつかる悩みや壁も非常に現実的であり、共感できる部分も多い。

特に印象に残ったのは、ある創業社長が語った以下の言葉。

「こんな不便なことがある。こんなものがあったらいいなというところまでは、誰でも思いつく。 
しかし、その後それに食いついていかに実現するかを考え、実行していくのかが社長であり、そこがサラリーマンと違うところだ」

丸山氏はサラリーマンながらに、この食いつくしつこさをもったスーパーサラリーマンだ。
サラリーマンであっても、一流であるためには社長と同じような意気込みが必要なのであろう。

この小説で少し物足りないところは、主人公以外の人物の描写が足りないところ。

それゆえに自叙伝的な雰囲気を出してしまっているところが惜しまれる気がする。




加筆完全版 宣戦布告〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着。情報が錯綜する中、ついに民間人が殺害され、
SATがRPGランチャーの餌食に!?戦争フィクション小説の金字塔です。
責任転嫁に右往左往する政府と、法律遵守の名の下に殺害される自衛官達。そしてダダ漏れの情報。

ハードカバーは1998年出版で、ストーリーの設定も当時のものすが、現在の状況と基本的に変わらないよう
に思える。むしろ悪化してる?軍事モノに抵抗がある人でも読んで欲しいです。

ただ私の読み飛ばしかもしれませんが、最後の最後まで敵の目的が不明なのがちょっと・・・・?
後の麻生作品でも『過程』に力を入れまくるのに敵側の『目的』がパッとしないものが多いが、
作者の癖なのか、何かを意図した狙いなのか・・・・




挑戦つきることなし―小説ヤマト運輸 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 この作品に出てくる2代目社長のモデルであると思われる小倉昌男氏
の著書「経営学」はすばらしいドキュメントであり、ビジネス書だと
感銘を受けた。これらの背景を描いた小説だと期待して本書を読んだ。

 たしかに創業社長の人となりや戦前の同社の記述などは参考になる。
しかし、「経営学」を読んだときのようなわくわくするような気持ち
は最後まで起きなかった。
 著者が自ら告白しているように、著者はモデルである小倉氏には
一度も会ったことがないようである。内部の文書などを入手し精緻に
描かれているのだけれど、やや冗長な感じがするし、人物の心理描写が
少ないことろが物足りなさの原因かもしれない。

 官との戦いなど、ドラマチックな小説を期待するとやや肩透かしを
食らってしまう。ただし、ひとつの会社の事業展開の記録としてみれば
貴重な資料となっていると思う。





日本国債〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

外資系金融会社で日本国債トレーダーの経験がある女性だという履歴により過大評価されて本著が売れてしまったのは、著者にとって不運だと言わざる得ません。ストーリーのちぐはぐさは、緊張感のない話の展開力、国債未達という壮大なテーマにもかかわらず、読者をその世界に引き込むようなパワーも感じません。




日本国債〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者と同じように、外資系金融機関で似たような仕事をしていますが、最初は難しいことを大変読みやすく書いてあるため、ググっとストーリーに引き寄せられていきます。特に私も日本の政府役人たちの無能さ(というより有能な人間だったのに、親方日の丸になり、エリート意識が抜けなくなったため、駄目官僚に変異していった方たちには)大変腹が立っていますので。共感はもてました。
ただし厳しい書き方かもしれませんが、文章がまだまだ稚拙に感じるのと、後半に行けば行くほどつまらない小説に変わって言ってしまいました。厳しい書き方ですが、まだあまりたくさん書いていないわけで寸土絵、これからを期待したいと思います。
評価は後半がつまらないので後半を星ひとつ減らしました。




人間関係―都市銀行二人の支店長 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






猫目石〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






猫目石〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ハゲタカ(上) (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ドラマ版のハゲタカをご覧になり、本書を読もうかどうか検討されている方へ。

 単刀直入に申し上げると、ドラマ版と本書は全く別の作品です。ドラマ版のような感動を本書に期待するとその期待は見事に裏切られるでしょう。ドラマ版の鷲津は冷酷な仮面の下に優しい素顔を隠し持った非常に魅力的な人物でしたが、本書の鷲津は陰険、狡猾、強欲、傲慢なハゲタカそのものです。また、全体的に怒り、憎しみ、復讐といった感情が流れており、読んでいてあまりいい気分はしませんでした。

 本書から材料として使われている部分はありますが、ドラマ版においてイニシアティブをとったのはこの著者ではなく全く別の方だと推測されます。ですから、ドラマ版とは全く異なる作品であるということを理解した上で読むかどうかを検討されるといいと思います。





ハゲタカ(下) (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

先日テレビドラマの再放送を見た後、本作を読みましたが、
あまりにも設定が違いすぎるので、衝撃を受けました。
ドラマでは以前、三葉銀行に勤めていたときに 「 事件 」 が起きたという
鷲津の過去があるため、彼に感情移入できましたが、
本作の鷲津には、特に感じるものがありませんでした。

また、貴子という女性の父親が娘が退陣しろと言っても承服しないのに、
彼が敬服している元首相の前だと舞い上がってしまうというのは、
このような親子関係など、読んでいて鬱になるものでした。

この世界に生きている人たちの仕事に対する思いというのが私には全く理解できないので、
作品世界に入っていきにくかったです。
元々、本作のような世界にあまり関心がないという理由もありますが
( 実在の人物が出てくる 「 小説 東急王国 」 や 「 小説 小林一三 」 は大変面白かったのですが ) 、
個人的には、それほどの引きは感じませんでした。
企業再生という題材は 「 お勉強 」 にはなりますが、
あまりにもドラマチックな作りだったドラマと比べると、 「 普通 」 の作品という認識しか持てませんでしたね。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ