戻る

前ページ   次ページ

和書 507216 (108)



えびす聖子(みこ)
販売元: 幻冬舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

出雲神話を元にした伝奇SFです。出雲神話といったらもちろん主人公はあの人しかいません。すぐにピンとくるでしょうが、そうでない人の楽しみを奪わないために名前は伏せておきましょう。その人物が王になるための試練の旅へと出かけ、出会った仲間たちと力を合わせ数多くの困難を乗り越えていく、といった内容。そこに、国造りや因幡の白兎の伝説、さらにはUFOや鬼といった著者得意の題材を上手に効果的に絡めて、超古代史の世界を描いていきます。

超古代史というと、眉をひそめる人も多いでしょう。UFOに乗ってやってきた宇宙人が人類に文明を与えただの、人類は核戦争で一度滅びただの、普通の人だったら何言ってんだかと胡散臭く思うのがあたりまえ。でも、小説だと割り切って一度読んでみてください。けっこうはまるかもしれませんよ。特に高橋克彦の伝奇SFは、本書をはじめハズレ無しといっていいくらいの秀作がそろっています。本当のことなのかどうかは別にして、そこには今まで気付かなかった新しい発見、未知の世界がきっと待ちうけていることでしょう。




えれじい
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






えんじ色心中
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この小説は、ミステリ的切り口を採用していますが、実は労働者小説です。
正社員、派遣、フリー。
そして、大手企業と下請け。
最底辺からのし上がろうと息子を一流の私立中学に入れようと塾に通わせる父親。
が、期待に応えられず、崩壊する息子。
その息子を殺害する父親。
それらを、まるで地下工場に閉じ込められて一日中労働させられているかのような描写で
描ききっています。
今の時代こそ、読んでみる価値のある本だと思いました。




おかしな二人―岡嶋二人盛衰記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

プロのミステリー作家になるのがいかに大変かがわかる。
アイデアで一儲けできないかという徳山諄一と、結婚し子供もでき定職を持ちたいという井上夢人のコンビが、乱歩賞をとれれば金持ちになれるという誤った(?)思いこみで、賞取りに挑戦する。落選に落選を重ね、5年間にわたって挑む。その熱意と持続力はすごい。
この受賞までの、盛衰記の「盛」の部分は躍動していて、面白い。
受賞作、「焦茶色のパステル」の創作アイデアが実作になるまでも、細かく書かれており、ミステリー作家を目指すものには参考になる。
さて、プロのなってから、アイデア提出の遅い徳山に、井上は悩まされるが、競馬やボクシングなどに精通し、無から有を産む徳山のアイデアの原石があったからこそ、岡嶋二人の傑作が生み出されたのだと思う。
同時に、アイデア、トリックだけではミステリー小説はできない。ミステリーの醍醐味は、トリックそのものでなく、それを解いていく過程にある。効果的なプロットを組み立て、伏線をはり、動機を作り、いかに解決するかを考え、実際の文章にするには、ものすごい技術と根気がいる。ここは、井上の才能があったればこそだろう。
その二人の才能が、すれ違い出し、破局にいたる「衰」の部分は、本当に悲しい。
二人の、話し合いと分業がうまくいった最後の合作でもあり、岡嶋の最高傑作の一つ「99%の誘拐」を改めて読み返してみたくなった。(それと、実質的に井上が1人で書いたとう「クラインの壺」も)





おかしな二人―岡嶋二人盛衰記
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

まったくの素人から 小説家を目指し
作品を作る楽しさや辛さ。
そして 二人で小説を書く 難しさや楽しさ。

この本を、もう何度読んだかわかりません。
夢に向かって突き進む様子がとても
励みになりました。




おかしな奴が多すぎる (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






おかしな死体(ホトケ)ども―吉田警部補苦虫捕物帳 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






「おくのほそ道」殺人紀行 (トクマ・ノベルズ―女外科医・草加部景子)
販売元: 徳間書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






おけいこ大好き和食の12か月
販売元: 文化出版局

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

和食は旬を感じられる。今は殆どの食材が1年中手に
入るが、それでも旬に食べるのが一番美味しいはずだ。
この本の料理はそんな旬の食材を取り入れた、旬の料理
が沢山有る。

手間がかかるので毎日とはいかないかもしれない。
けれど、特に用事の無い休日はゆっくり手間をかけて
旬の食材を使った料理をしてみるのもいいのでは無いか。

由由さんのホワホワした雰囲気にそんな気持ちになる。




おこう紅絵暦 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「だましゑ歌麿」に続く、千一シリーズ第二弾。今度の主役は千一の妻、おこうです。
そのおこうの周りで起きた事件が短編で入っています。
どれも「泣き笑いの人情劇」なので、ちょっとほっこり、でも胸のすーっとするあたりが、軽い世話物の歌舞伎を観ているようです。
また、「だましゑ」の時もそうでしたが、江戸の街の描写がわかりやすく、江戸に旅に行きたくなる程です。

ただ、だましゑ歌麿に比べると、だいぶ軽いタッチになって、きらーくに読めてしまいます。ちょっと物足りないかな。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ