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和書 507216 (188)



ねじれた家 (ハヤカワ文庫 AC)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書はクリスティー自身のお気に入りベスト10に入っている作品で、
内容的には、資産家の老人が毒殺され、最も疑わしいのが老人の
若妻とその恋人らしき家庭教師だが、決定的な証拠はなく、また他
の家族も皆、疑えば疑えないことはないといったまま、物語は進行
していく。孫娘がブービー・トラップにより瀕死の重傷を負うという事
件をはさみ容疑者が逮捕され、これで一件落着かと思いきや、どん
でん返しが待ち構えている。

誰もが怪しいような怪しくないようなという感じで犯人の見当がなか
なかつかないが、唯一の物的証拠を基に推理すれば(それに気が
つけば)、きちんと犯人が推理できるようになっており、ラストがあっ
さりしすぎな点を除けば結構楽しめる作品だとは思う。とくに、二重
の遺言状が明らかになるところは面白いと思う。

ただ、残念なことにこの作品は、エラリー・クイーンの著名な作品の
物まねの感を免れない。それは読み比べてみた人なら必ず感じる
はずで、一体クリスティーは何を考えて本書をお気に入り作品だと
公言しているのか、まったく理解に苦しむ。
しかし、クイーンの作品を知らない人なら、まあまあ楽しめるだろう。




ねじれた部屋 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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ねずみとり (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
販売元: 早川書房

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 いささか個人的な話になる。

 「ねずみとり」をデートで見に行った事がある。場所は池袋で 平日の夜だったと覚えている。問題は その日に風邪を引いて かなりの高熱を発していた事だ。それでも 熱を押して見に行ったのは 彼女への愛情 というよりは この演劇史上名高い 本作を見る機会を逸したくないという一念だったと今でも思う。

 クリスティーのマスターピース群にあっては 本作はまだまだ幼い作品だ。トリックも 目を見張るようなものではない。
 但し 演劇に仕立てたという部分で 本作がクリスティーの作品の中でも際立ったものにしている。数あるミステリー作家でも 自ら戯曲に仕立てるという作家は僕は他にあまり知らない。そんな クリスティーの ミステリー作家としては並外れた「文学志向」が 彼女の諸作に見られる「香り高さ」を齎していると思う。

 ところで 後日談ではあるが 結局 そのデートした女性は今の家内である。熱を押して出かけた事が今では懐かしい。





ねずみのエトとまほうのあかいみ (よい子に読み聞かせ隊の絵本 (スペシャル))
販売元: Kiba Book

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干支の順番に合わせて、ねずみのエトが次々に姿を変えていきます。
エトが憧れて、もっと大きな動物、怖がられる動物へと姿を変え続けますが、姿を変えた動物の、そのどれにも難点があり満足しません。
そしてエトは最後の赤い実を食べる事である動物でいる現実に、満足感や悟りを感じます。
志茂田 景樹さんの大人用の本は読んだ事はなかったですが、この本には大人が読んでも、心に残るメッセージを感じました。
全部ひらがなで書かれていて、読み聞かせが、慣れても言葉をかんでしまいます。この本のメッセージが子どもなりに読み取れるのは、幼児期の年少さんには少し難しいかと思いました。しかし、藤井 智子さんの絵柄が、かわいらしくて親しみが持てるし、次々動物が出てくるので、子どもは良く見ています。動物の名前や干支の順番を覚えるには、幼児にもとてもいい絵本だと思います。




ねずみ名探偵の名推理 (ノベル倶楽部)
販売元: 日本文学館

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ねむけ (Chu chu colors)
販売元: イーストプレス

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ねむけ (光文社文庫)
販売元: 光文社

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ねむりねずみ (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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作家は詐欺師だと思う。
でも心地よく騙してくれれば快感だし
特にミステリー作家はそうする義務がある。

だけどこの作品は…。

歌舞伎の世界を題材にした必然性が弱い。

別人が各々一人称で話を進める意味が
単に作家の書きやすいスタイルだからという
意味以上のなにもない気がした。

ましてや解決に至るまでの伏線が不十分。

要は大きな嘘をつくまでに
読者にかけるべき催眠術がいい加減だったから
やらせに協力させられた不快感が残る。

個人的には期待が大きかった分
失望も大きかった。

文章の魅力はあるだけに
違うジャンルでの活躍を期待。




ねむりねずみ (黄金の13)
販売元: 東京創元社

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〓(のすり)の巣 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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逢坂 剛の数多い作品の中でも、特にファンが多いであろうと思われる『百舌シリーズ』の新装最新刊。これまで繰り広げられてきた殺し屋・百舌との闘いは前作で終焉を迎え、今回の最新作では、警察内部の汚職を暴くストーリーとなっている。
これまでのシリーズの中で、主要な登場人物の数名は死んでおり、百舌シリーズの初期に、強烈な存在感を放っていた主人公・監察官である倉木警視正(既に死亡)の妻であり現職警察官の倉木美希、倉木警視正の元部下で、現在は調査事務所経営の大杉良太、一貫して百舌の事件を追い続けた新聞記者・残間龍之輔らが中心人物となっている。長いシリーズの中でそれぞれの生活も変わり、今作では、前作の最後に地方支局へ左遷された残間記者の凱旋が冒頭に述べられているし、倉木美希と大杉良太が恋仲になってもいる。
ストーリーそのものは、かなり骨太な警察小説である。同じ警察が舞台でも、主人公そのものが悪徳警官である禿鷹シリーズとは異なり、正義感の強い警察官が、警察内の汚職を暴く、というのがこのシリーズの一貫した姿勢となっている。
今作の最後では、大杉が下半身付随の身の上になっている様が描かれているが、リハビリによる復活か、それとも下半身付随のまま次作に繋がるのか、いずれにせよこのシリーズはまだまだ暫く続いてくれそうなので、先の展開を楽しみにしたいと思う。


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