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和書 507300 (37)



あなた (角川mini文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あなた
販売元: 新潮社

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分厚いハードカバーに、気持ちヘビーなホラー小説。純愛を描きたかったのか、それともホラーを書きたかったのか、不明瞭な部分も多くて、乃南アサにしては、珍しくボンヤリした印象の作品だったと思う。一方で、こういう作風を好きな人には、堪えられない仕上がりなのだろうな、という思いもあって、読み手の気分次第でどちらにでも取れる(当たり前か)のかもしれない。
どこか超常的な独白が、主人公である青年・川島を恋慕し、嫉妬し、愛想を尽かして行く様が不気味ではある。源氏物語で、生霊になった六条御息所の現代版、と言ったところだろうか。
記憶に間違いがなければ、いつだったか、斎藤由貴の主演でドラマ化されたと思うのだが、相手役も覚えていない。
結末の予測もつけやすく、決して悪くはないけれど…




あなた〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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乃南アサさんの作品嫌いではないんですが…あらすじを見て面白そうだなぁと思って買ったのですが、読み始めていくうちに段々気持ち悪くなっていって何か駄目でした。なので下巻を買うつもりはありません。続きもあまり気にならなかったので…。




あなた〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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「狐が憑く」「霊媒師」などなど一歩間違えるとキワモノ系にいってしまいそうな題材を見事に切なく迫力のある作品にしあげている。
確かにここまで想いがつのっていけばこのような現象も巻き起こしてしまうのかもしれない、とさえ思ってしまった。
「あなた」を見つめている主からの視点と主人公秀明からの視点の切り替えがとてもうまくさすがだと思いました。




あなたが怖い
販売元: メディアファクトリー

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あなたとワルツを踊りたい (ハヤカワ・ミステリワールド)
販売元: 早川書房

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あなたに捧げる犯罪―ラブ・クライム (講談社文庫)
販売元: 講談社

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あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
販売元: 早川書房

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SFが苦手な私でもすごく楽しめました。
1アイディアを、冗長に引き延ばさず短編でまとめるので、飽きずに読めます。
友人が「とにかくまずは表題作だけでも絶対読め。」と凄く薦めてきたのですが、
このアドバイスが良かったです。
ですので表題作の紹介を。
語り手は言語学者。軍から異星人の言語体系の調査チームに招かれます。
相手の言葉を知る、というのは単純に林檎→appleと、置き換えの言葉を覚える、
ということではありません。
考え方も違えば、文法のあり方も変わってくるのです。
語り手は、異星人の言語を調査する中で、逆に異星人の考え方も獲得していく。
そしてその見方で自分の人生を見ていくと…。
上記のようなSFとしてのアイディアが、
痛みと喜びの伴う「物語」として構築されていくところが見事。

また、この作品、「物語り方」がまた秀逸。
語り手が「あなた」へ語りかける段落と、通常の段落とが交互に進んでいきます。
この「あなた」は、語り手の娘を差すのですが、
ブライツライトビッグシティを持ち出すまでもなく、
「あなた」という呼びかけが連呼されると、(物語の枠外の)読み手の方にも、
呼びかけられているかのような奇妙な感覚がわき起こります。
そして呼びかけておいては、すっと別の段落に切り替わる。
だから読み手は語り手に引き込まれ、「何?」と、どんどん物語にのめり込む。
これだけでもうまいなあと最初は思っていたのです。
でも、この作品に関しては、単純にそれだけではなく、
読み進めていく中で、こういう語り口、構成それ自体が、
作者の上記アイディアの表現でもあるのだ、という事に気付かされます。
それに気付いたときはぞくぞくするほど興奮しました。


良質のSFというのは
「今自分が知っていると思っている世界の有り様は当たり前の物ではない」
ということに気付かさせてくれるのだなあと、
SFというジャンル自体への苦手意識も和らげてくれた作品です。




あなたの夜と引きかえに (角川文庫)
販売元: 角川書店

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あなたの待つ場所 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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 前作「そして、またひとり…」の展開は起承転結が無くて不満であったのだけど、ホラー文庫2冊目の本作は、ちゃんとオチがついていて安心。

 作中のコンピュータが生まれるまでの出来事を大まかにまとめた実話の記録がゆかい。コンピュータをよく知らぬ私にも、〈こんな『プロジェクトX』みたいな人間模様が開発の影にあったのか…!〉と興味深く読めた。この作者がコンピュータ開発秘話ノンフィクションを書くのであれば、ぜひとも読んでみたい。

 肝心の本編は人間がいとおしく描かれており、好感持てるキャラ作りである。読後も残る謎やありふれたヒューマニズムが匂い、ちょこっと読めてしまう展開など欠点が無いではないが、何気ない日常の描写が単調にならぬところなど秘めた力を感じさせるので、次回作(ホラーかな?)も期待してみたいところである。


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