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和書 507300 (75)



もう一つの地球
販売元: 文芸社

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もう一人のチャーリイ・ゴードン―梶尾真治短篇傑作選 ノスタルジー篇 (ハヤカワ文庫JA)
販売元: 早川書房

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 「梶尾真治短編傑作選ノスタルジー編」。SFに胸を躍らせた少年の頃、ふと頭に浮かんだアイデア(物語の種子)をそのまま素直に文章にしたような、とても瑞々しくてどこか懐かしい短編小説が6篇、呑めばたちまち変形加工された記憶を自在に紡ぎだす夢のカプセルのように収められている。表題作「もう一人のチャーリイ・ゴードン」に出てくる「大和石」(ヤポニウム。海水から抽出された奇蹟の鉱物で、細胞賦活の効能をもつ)が「百光年ハネムーン」では文明を更新させるエネルギー源として登場し、同一の人物のその後が描かれる。ここにも少年のアイデア、いや森羅万象につながりを見出す神話的想像力の特質がよくあらわれている。なによりも一篇一篇に控えめな感動がしつらえられているのがいい。




もう一人の魔性―クィーラの花冠〈3〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)
販売元: 講談社

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もう一度、逢いたい (光文社文庫)
販売元: 光文社

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もう一度、逢いたい
販売元: 実業之日本社

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 本書は著者初の短編集で、8つの作品が収録されており、いずれも幽霊を題材としたホラー作品となっています。表題作「もう一度、逢いたい」は、作家である主人公が取材ついでに久しぶりに北海道の実家の町を訪れ、その町のテレクラに始めて通う場面から始まる。主人公は風俗産業には幾つか出向いたことがあるが、素人相手のテレクラにはそれまで食指は動かなかったものの、テレクラの看板を見て、誘われるようにテレクラへと訪ねた。そこで何度かの電話で会うことになった相手は、女子高生でかつての主人公の高校時代の恋人に似ている相手だった。その後ホテルへ行き、相手から母親の店を教えてもらった主人公は、その母親の店を訪ねてみるとそこにはかつての恋人だった相手が店をやっていたのだが、かつて主人公の子を身ごもるが中絶したことを知らされた。そして店を出た後で主人公は何者かに襲われることに……という物語。8つの作品ですが、著者の初期の作品もあり、航空小説を描いていた著者らしい作品もありますが、作品によってホラーとしてのゾクゾク感の差があったのが少々残念ではありましたが、鳴海章の新たな一面を読むことが出来た作品集でしたし、表題作は印象深い作品でした。




もう一度住みたい (ハルキ・ホラー文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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 「高橋」さんが前の住民だった「高橋」の表札をそのまま流用したことから思いも寄らない恐怖に巻き込まれる様を描いた作品です。本作の場合、ページ数が少ないことが災いしたのか、同じ作者の作品でもボリューム感のある『女友達』や『婚約者』ほどの<濃厚さ> はどこにも見当たらず、しかも偶然の一致ばかりに依存する事件の展開もいささか強引で、読後に不満の残る作品です。また、中盤から重要なテーマとして登場する(・・・)という今日流行中の社会問題に関して言えば、参考文献がたったの二冊、それも二冊とも専門書ではなく単なる入門書であるという事実は必然的に本書の中身を浅はかなものにしてしまっており、作者の勉強不足が悔やまれます。結局、本作はお手軽な<ランチ定食> 的作品止まりと言わざるを得ません。




もえない―Incombustibles
販売元: 角川書店

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 特に親しくもないクラスメイト、杉山が死んだ。杉山の私物から主人公の名前を彫り込んだ金属片が見つかる。そして以前杉山から受け取ったものの当時開封しなかった手紙。手紙に出てくる少女もまた死んでいるとのこと。それらがきっかけで主人公は死んだ杉山の死因や周辺について少し調べるようになる。そうしていくうちに、主人公は自身の記憶が曖昧な時期があることに気付く。変な夢を見るようになった主人公の前で事件が起こり――

 主人公、淵田悟の一人称視点で淡々と描かれる物語。事件は起きる。誰が犯人なのかも考える。だがこの物語を推理小説と考えて読むのは少し違う。最後まで読めば確かに謎は全部解かれているが、「あーなるほど」と爽快な気持ちになるかはまた別。少なくとも私はあまりそういった気分にならなかった。それをふまえて読んでほしい。
 帯に「森ミステリィの異領域――冷たさと静けさの少年小説」とある。主人公の性格がさめていたり、夜や夢のシーンが多かったりするせいか、確かにこの物語にはあまり温度や音が感じられない。だがその雰囲気は決して不快なものではない。




もえない棺桶
販売元: 文芸社

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もしも願いがかなうなら (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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日本の小説でも女性は多く描かれているが、ここにあるのは西洋の個を重視した女であると思う。ダイアナウィンジョーンズの作品でも顕著だが、やはりここにはハッとさせられるキャラクターがある。

日本の小説では、かえってわかりやすすぎるところがあるが、なじみの少ない欧米の女性を描読むことで、共通する女性的と言われるものを見つけ出す。それがこの種の作家を読むときの私の楽しみ方の一つなのです。

日本の小説に出てくる女を、遠すぎると思う人も、逆に近すぎると思う人も、別の視点から見たこのおんなというものを体験した後には、より輪郭のはっきりとした像を結ぶことが出来ると確信しています。




ものいふ髑髏 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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そしてそのどこか滑稽な葬送の情景に心うたれたりしている自分にも驚いたりする。
著者のあとがきと大倉孝之氏の解説にあるとおり、この短編集には全十篇のうち、特別な読み方をする作品が一篇、音読を想定して書かれた作品が二篇ある。著者の文章のリズムは声に出し耳で聞くことでさらに心地よさを増す。
十で十三楽しめる。貧乏臭い書き方になってしまったが、そういうわけでこの短編集はお得なのですよ。


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